トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「シリアが攻撃をつづけるなら、さらに強力に反撃する」参謀長

2012年10月10日 | 国内
10月11日 シリアの迫撃砲がトルコ領内に撃ち込まれつづけるなら、トルコはシリアに対してさらに強力に応酬する用意があると、昨日、ネジュデット・オゼル参謀長が記者団に語りました。

 Hurriyet
国境の町アクチャカレを訪れたオゼル参謀長(左端)


アクチャカレを訪れたオゼル参謀長は「トルコはすでに反撃したが、シリアの攻撃がつづくなら、さらに強力に反撃する」と語り、「わが軍はここにいる。ここで身構えている」と結びました。
その後、参謀長は、今月3日、シリアの砲撃で殺された5人の市民の家を弔問に訪れました。

・・・必要なら戦争も辞さない、と言ってはいますが、トルコだってシリアのぐちゃぐちゃ泥沼に巻き込まれたくないはず。強力発言でシリアに脅威を与えるのがねらいだと、ババジャン副首相が言っているのをなにかで読みました。


   古代の商業都市カイセリで商業記録が発見された

中央アナトリア・カイセリのメフメット・オズハセキ市長によると、古代貿易の記録がカイセリの発掘で発見されたそうです。

 Hurriyet

昨日、第15回「アンタリヤ企業家ビジネスメン」の会合で、オズハセキ市長が、6000年昔の領収書や請求書がカイセリの発掘で見つかったと報告しました。

「商業は昔からカイセリの人々にとって重要なことでした。6000年昔、この都市に住んでいた一族が交易コロニーを築き、メソポタミアからやってくる人々と品物を交換していたのです。
アナトリアでは、壷や美術品や彫刻は他の場所でも発見されていますが、カイセリから出てきたものはすべて、請求書や送り状や領収書なのです」

・・・6000年前も請求書だの領収書をやりとりしていたの~?


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PKKのテロが学校の教師や学生をターゲットに

2012年10月10日 | 国内
10月10日 まったくPKK(クルド労働者党)はなにを考えているのでしょう。テロリスト集団はテロを働くのがショーバイでしょうが、小学校や高校を襲って、先生や生徒に火炎瓶を投げることにどういう意義があるのでしょうか。

 Hurriyet
事件後、帰宅する高校生たち


10月9日、PKKが東南部ディヤルバクル県の学校と、同じく東南部シュルナク県イディル地区の8つの学校を火炎瓶や手づくり爆弾で攻撃し、教師や学生たちを負傷させました。教師も学生も恐怖でパニックに陥ったそうです。

ディヤルバクルでは、マスクで顔を隠した約10人が午前8時半、シェヒットリク高校に乱入、理事室と教師の会議室に爆弾を投げました。火はひろがる前に、消し止められました。
この攻撃で教師2人、学生1人が負傷しました。攻撃後、学生たちは帰宅、警察が監視カメラで攻撃者を調べています。

シュルナク県のイディル地区では小学校5校、高校3校がPKKの支持者たちに襲われ、小学生2人が火炎瓶で負傷、イディル国立病院に運ばれました。


   学校テロ ー 続報

昨日、テロリストに襲われたディヤルバクルの学校の監視カメラを調べたら、からだを張って生徒を守ろうとする健気な教師の姿が映っていました。

 Hurriyet 

シュクリュ・キキザーデ副校長先生(右)がマスクをしたテロリストと争っています。
「なにをするんだ? おまえら、子供たちを殺す気か!」と、キキザーデ先生は叫んでいたそうです。


アテネのモスク建築計画は財政危機で棚上げに

「ギリシア・ムスリム協会」の要求で、ギリシア当局はアテネにモスクを建てることを約束していたのですが、「悪化する財政危機のため、無期延期」と、このほど、ムスリム協会に通告があったそうです。

 Hurriyet
こんなモスクができる予定だったんですけど・・・


「ギリシア政府は遅かれ早かれ、アテネにモスクを建てます。しかし、いまはそんな経済的余裕はありません」というギリシア教育・宗教省のカランツィス宗教事務局長の話です。
まあ、仕方ないでしょうね。ない袖は振れません。いっそ、ムスリムの浄財を集めて造れば? ギリシアに住むムスリムに、そんなお金あるわけない? そうですか、すみません。
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