実況中継

それにしても昨日のYちゃんの集中力は、凄かったです。

ここ何週間も注意され、まだ直っていない部分、
Yちゃんは、そ知らぬ顔をして弾いていました。
注意の仕方が悪くて伝わってないのか？
家に帰ってしまうと注意の内容を忘れてしまっているのか？
はじめその理由が分からなかったのです。
弾いて聴かせてあげても、分かっているような分かっていないような・・・。

「こういう風にすると素敵でしょ！」と声をかけると、
「そうだけど、だってできないんだもん!!」とちょっぴり怒ったような返事。
なるほど！練習してみても出来そうもなかったので、
分かっちゃいるけどやるのをやめたんだとピンときました。
とすると、私の方も「できるようにしてきてね」という言い方ではなくて、
「一緒にできるようになるまで練習しよう！」に変えなくては。

片手ずつ腕や指の使い方を練習したり、
響きをよく聴いて弾いてみたり、
失敗しつつも両手で弾く挑戦をしてみたり。
まだ出来てないことも、思うように弾けていないジレンマも、
Yちゃんは充分に感じているのです。
それを「なんでできないの！」なんて言ってしまっては、絶対にダメ。
(私も含め、大人は安易にこう言ってしまうのです・・・反省)

この大変さに、一緒にとことんつき合う!!と覚悟を決めてからの、
Yちゃんの集中力の高まり方が凄かった・・・。
私がこの集中力を破ってはいけないと、
Yちゃんのしたい練習を助けてあげることに徹して、
一段落したのは1時間ほど経ってから。。。
小学1年生になったばかりの小さな子供なのに。
普段は年相応に、甘えたりわがままをいったりもしているのに。
いやはや、侮ることなかれ、
真剣になった時のパワーに大人も子供もありませんね！！