藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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練習曲集

2010年05月18日 | ピアノレッスン
テクニックの上達を目的とした練習曲集、
有名なものでは、ツェルニーやショパンのエチュード
(エチュードとは「テクニックの練習曲」ということです)でしょうか。
ショパンは、音大の入試課題曲になるくらいの難易度ですが、
ツェルニーは小学低学年くらいから弾けるものが、本当にたくさんあります。

今日の大学生のNさんのレッスン。
ショパンのエチュードをさらってきたのですが、
今まで引き続けているツェルニーの練習曲も持ってきていて、
思いがけず話は「練習曲集とは…」ということに。

彼女いわく、「名曲というわけではないけど、
何かのためになるだろうから、コンスタンスに順番に制覇してしていく本!」。
笑い事でなく、一般的にそう思われているのではないかと思いました。
特にツェルニーは膨大な曲数ありますから、長年制覇し続けているうちに
まるで修行(!?)のようになってくる心境は、よくわかります。
けれどそれではあまりにも…。涙

本当ならば、まず一人ひとりの弱点を見極め、それを向上していくために、
易しい曲から難しい曲まである中から上手に選び&組み合わせて、
効果的な練習方法で効率よくテクニックを磨き、
短期間でピアノの腕を上げるべく活用するべきなのです。
それに練習曲集とはいえちゃんと演奏すると、
どれも音楽的にも十分に名曲です。

大上段に構えたことを書いてしまいましたが、
つまりこれは教える側の相当な研究が必要ということです。。。。
いやはや、がんばります。笑