藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

藤井祥子ピアノスタジオには、確実に上達できる喜びがあります 

『楽しい!』『練習したくなる!』そう思っていただけるわかりやすい指導を心がけています。一人ひとりペースに合わせ、生徒さんと一緒に音楽を楽しんでいます。 【ピアノレッスン】ピアノの楽しさをとことんお伝えいたします!年齢問わずスムーズで音楽的な演奏ができるよう、レッスンしています。お子様のレッスンは、親御様と一緒に心の成長を大切に見守りながら、自信と自己肯定感を育てていきます。合唱伴奏・ピアノコンクール・進学など、ご相談ください。大人のレッスンは、初心者・経験者ともじっくり取り組みたい方が多数通われています。 【バイオリンレッスン】憧れのバイオリン、自然に身につくまで丁寧にお教えしています。東京芸大卒業後ドイツにて学んだ先生による、分かりやすく楽しいレッスンです。初心者・経験者とも歓迎いたします! お問合せTel.090-2301-4587まで。レッスン詳細は藤井祥子ピアノスタジオHPをご覧ください。

作戦勝ち!

2019年10月11日 | ピアノレッスン
夕方遅くまで保育園に行っていて、
その帰りにお母様とレッスンにやってくる年中のMちゃん。
疲れている+レッスンが楽しみで気持ちがハイ、
+そして私に話したいことも見せたいこともいっぱい。
(手作りの工作を持ってきてくれた日もあり、今日も自分で描いた絵本をもってきてくれて・・・笑)
だから30分のレッスンに集中するのが果てしなく難しいタイプの女の子。
Mちゃんに限らず、年中さんはどの子も大変ですが。

毎回色々作戦を考えてレッスンに臨むのですが、
Mちゃんの前に無残に敗退することが何度も。
そこで今日はレッスンの初めに「本日のメニュー」を考えることにしました。
Mちゃんと一緒に今日レッスンでしたいことをホワイトボードに箇条書き。

「♪ころ ころ ころ りん
 ♪おはなが いっぱい
 ・まねっこあそび
 ・ドレミさがし
 ・かめー(人形)とリズムで遊ぼう」
(♪の2つは宿題になっていたピアノで弾く曲です)

どれから始めようか?とMちゃんに相談すると、
はじめはこれで、つぎは・・・とやる気満々に!
そして終わったものは消していくと、
全部頑張って取り組んだから今日のレッスンはおしまいと、終わりも明確です。
(気分がノってくると、もっともっとといってMちゃんのおふざけが止まらず、
なかなかお家に帰れなくなることもさりげなく防止。)

今日の作戦、バッチリ大成功でした!!!!
30分しっかり集中して、学びたい課題も楽しく学べ、頑張ったね~とおしまいにたくさん褒めてあげて、
レッスンの終わりに大満足ですっきりさようなら!が言えました。


災害が起こる前に

2019年10月10日 | 日々のくらし
今までにない勢力の台風が近づきつつあると聞き、何となく落ち着きません。
2011年の震災の時には、車のガソリンを満タンにしておかなかったことが悔やまれました。
ですから今日はガソリンスタンドへ。
それから食品の買い出し。
もしも水が止まったら・・・、停電したら・・・、
あまりうれしくない想像をして、何となく心づもりを。

そうそう、ネコのルイのことも考えてあげないと。

週末予定されていた地域のお祭りは取りやめになってしまいました。
台風の勢力が弱まることを切に願います。

公民館で

2019年10月09日 | ピアノ演奏や審査や・・・
公民館で行う半年の連続講座の皮切りに、
「歌って元気に」と題した童謡唱歌の講座をさせていただきました。

村祭り/七つの子/桃太郎/もみじ/里の秋・・・

曲が作られたいきさつや背景、
子供のころの思い出などなど、話を交えて歌うこと1時間。
初めは少し緊張気味だった参加者のみなさんの空気が、
みるみる暖かく和んで笑顔と大きな笑い声に包まれました。

誰の心にもある日本の原風景。
一緒に歌えば、あっという間に打ち解けあいます。
秋晴れの下、みんなで童心に帰ったひと時でした。

右手と左手とが

2019年10月08日 | ピアノレッスン
大人の発表会後のお食事タイムで、
沢山のおしゃべりの中で話題に上ったひとつが、
「大人になってピアノを始めた人が、
右手と左手を別々に動かすことがいかに難しいか」ということ。

右脳と左脳をつなぐ脳梁という部分が、
子供のころからピアノを弾いている人はそうでない人に比べて太い、
という話を耳にしたことがあります。
だから左右別々の動きが苦も無くできるのだそう。

私自身の脳梁はきっと太いのだと思います。
そして小さなころからピアノを習っている生徒たちも、
日々脳梁の太さは発育中のはず。
なので、左右別々に動かなくて・・・という苦労はさほどでもありません。
けれど、大人になって始めた方は、ほとんどみなさんその苦労を口になさいます。

では、どうすれば少しでも良くなるかというと。。。
まず、両手を動かさなくてはという気負いを捨てること。
出来る限りリラックスした気持ちで、首肩腕も緊張させないように脱力します。
その上で片手ずつゆっくりと動きを確認してから、
これまたゆっくりそろりそろりと両手を動かしてみます。
けれどあくまで、右手・左手をたまたま同時に動かしただけと自分の脳によ~く言い聞かせながら。

この練習は一生懸命頑張るといった類のものではありません。
今はまだ発達してない脳の運動神経を、適切な刺激によって毎日少しずつ育てる・・・
言ってみればリハビリに近い類です。
頑張ってしまうと、どうしたって今ある能力の中でがむしゃらに何とかしようと体が反応してしまいます。

何を隠そう、私自身新しいテクニックを身に着けたいときはこの方法を利用しています。
植物を育てるように、毎日水をやりお日様にあてといった心境です。
早く伸びてほしいからと言って、決してやっと生えた小さな芽を力づくでひっぱたりしませんように!

大人のピアノ発表会、Variations Vol.11 開催しました

2019年10月06日 | ピアノレッスン
第1回目のVariationsは小さなイタリアンレストランで。
もう18年ほど前のお話です。
1年半~2年に1回ずつ開催して、あっという間に11回目になりました。
今回は前回と趣向を変えて、自宅のピアノスタジオで日頃の成果を披露。
その後、会場をレストランへ変えてお食事を楽しみました。

発表会会場になったスタジオは20名ほどでいっぱいになる広さ。
そこへヤマハとスタインウェイのグランドピアノが入っているので、
決してホールのように広々としているわけではありません。
けれど、心の動きが指先に伝わった味わいのある響きが間近で聴けたのは、
この空間ならではの醍醐味だったように思います。
十人十色と言いますが、演奏してくださった生徒さん15名の演奏は色彩豊かで、
聴いていて全く飽きません!



発表会の計画を聞いてウキウキしていたはずなのに、いざ近づいてくると、
人前で弾く自信がなくなってきたり、ドキドキ緊張してきたり、
体調やお仕事の心配も出てきたり・・・。
色々な思いを抱えて臨んだ演奏だったことと思いますが、
演奏の後は皆さん晴れやかな笑顔で、
「やってよかった」とおっしゃってくださいました。

演奏後の打ち上げ?交流会?のお食事会は、
ゆったりと広くて明るいレストランでランチコースを食べながら。
個人レッスンで日頃交流のない生徒さん同士もすぐに打ち解けて、
あちらこちらでおしゃべりの花が咲きました。
年齢も性別もピアノ歴も職業も様々だからこそ、一層おしゃべりが楽しい!
2時間半もの時間が瞬く間に過ぎ、おなか一杯、胸一杯。

素晴らしい一日に心から感謝です。
ありがとうございました。

『おとあそび』のご案内

2019年10月05日 | ピアノ演奏や審査や・・・
この秋も『おとあそび』に向けてじゅびを進めています。
今回は新美南吉作「ごんぎつね」での世界を、
ピアノ演奏の合間に語りをはさみつつ演奏したいと思っています。
そして後半はいつものように、お馴染みのピアノの名曲を。

11月2日(土)と10日(日)の二日開催。
会場はいつものように自宅スタジオにて。
どちらも午後2時からティータイムを挟んで1時間半ほどのコンサートです。
ご来場いただける方は、ご希望の日にちをお知らせください。
会場は自宅スタジオにて、参加料1000円、各回定員15名になります。

★追加日程で開催することになりました。⇒追加の日時詳細(10/20追記)





『おとあそび』も今回で4回目。
今までの記録はこちらです⇒『おとあそび』


争奪戦

2019年10月04日 | ピアノレッスン
小学6年生の生徒たち3名、
魅力も個性もそれぞれに違えど、実力はほぼ横並びです。
2月の発表会で演奏するピアノコンチェルトですが、
5曲ほどの候補曲あげて3人それぞれに聴いてもらいました。

夜のソルフェージュの後、
3人に集まってもらって演奏曲の選曲をしました。
なんと候補曲の中から第一希望に選んだ曲は3人とも全く同じ!
(私としては、思ってもみなかった一番困ったパターンです。笑)

冗談で「3人とも同じ曲を弾くという手もあるよ。」というと、
3にそろって「それはありえな~い!」と即却下。

それからが大変です。
代わりに気に入ってくれそうな曲をあれこれと探しなおして、
3人に聴いてもらうこと数十分。
やっと「この曲もいいかも!」と3人がそれぞれに第2希望を見つけてくれました。

それから第1希望の曲をかけて勝ち抜きじゃんけん大会のはじまりはじまり!
大興奮の叫び声とともになんと3回勝ち抜いて勝利の女神がほほ笑んだのはYくん。
嬉しそうに第1希望の曲をGet!
そしてYちゃんとTちゃんも結構気に入っていた第2希望の曲に決まりました。
決着がついたのはなんと夜の10時前・・・。
みんなに楽譜とCDを手渡し、めでたしめでたし♪

けれどここだけの話、
最終的に落ち着いた曲は、事前に私が思い描いていたものにほぼ近い形です・・・!?
まあ、民主的に決まったわけだし、
その分みんなで色々な曲を聴いて検討できたのだから、よかったよかった。


読むこと、聴くこと、弾くこと

2019年10月03日 | ピアノレッスン
指が動けばピアノは弾けます。
音が聴ければ何の音か探すことが出来ます。
たとえ楽譜がちゃんと読めていなくても。

日本ではみんな当たり前に小学校へ行くので、
文字の読み書きができるのは当たり前。
けれど、小学校へ皆が行けるわけではなかった時代、
話すこと聞くことが出来ても、読めなかった人がたくさんいました。
文字や楽譜を読むことは、訓練が不可欠なのです。

色々な曲が弾けるようになった面白さを満喫している年長さん&小1の生徒たち。
実はその裏で譜読みはまだまだ時間がかかるのです。
だからきちんと楽譜を読むのがついつい面倒くさくなる。
でも、それはこの子たちがいい加減なのではなく、
今はそういう時期なのです。
ある程度のスピードで楽譜が読めるようになれば、
もっとスイスイといろいろな曲が弾けるようになります。

え~~~っと、と言いながら額に汗して楽譜を見ています。
「はやく!」なんて急かしたりしないで、
「しっかり読もうとしていて偉いね!」と温かく見守ってあげたいです。

本物への近道

2019年10月02日 | ピアノレッスン
音楽は掛け値なしに面白い!
そんな当たり前のことを、ちゃんと伝えることが案外難しい。

そこに曲があって、
その曲が生まれた国や時代、作った作曲家のこと、
そんな当たり前のことをピアノで音に紡ぐと、
曲は生き生きと呼吸をはじめ色彩豊かに動き始めます。

ピアニスト赤松林太郎先生のレッスンを受けたYちゃん、
そして今日一緒にレッスンを受けた女の子たちみんなの音楽が、
たった30分で生き生きと大変身しました。
その変化に一番感動したのはきっとレッスンを受けた子供たち自身でしょう。

まだみんな小学生。
バッハやベートーヴェンに出会う初めのころから、
本物を目の当たりにできるって、本当に幸せです。