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収集品をネット展示してみる~寺内寿一中将の名刺(内田重成海軍司法局長宛)~

2015年04月07日 19時37分41秒 | 収集品
こんばんは、まごーんよ。
今日は陸軍で名門中の名門。皇族以外の親子元帥。
寺内寿一(最終階級・元帥陸軍大将)その人です。(新人物往来社『日本陸海軍名将名参謀総覧』1995年166頁より)
で、紹介するのは、寺内寿一の中将時代の名刺です。
内田重成宛の封筒に入っております。
内田重成は民間出身で海軍司法局長(のち改称により初代海軍法務局長)を務めた人物です。wikiには軍人として海軍中将と紹介されておりますが、全くの誤記ですので注意して下さい。(閲覧日2015年4月7日)
ただ、海軍司法局長(大正5年に海軍法務局長に改称)はのちに、海軍法務中将が就くポストになります。
内田重成な司法局長を務めたのは大正2年からで当時の地位は海軍主理。海軍司法局から海軍法務局に改称されたのと同時に海軍法務官となり転官しました。

さて、内田氏のことはこれくらいにして、寺内寿一のことについて。
寺内寿一と内田重成はともに山口の生まれであり、紹介してる名刺には内田宛に「遠路はるばる来訪ありがとう。」という旨のことが書かれており、寺内の交流関係の一端を知れる貴重な資料です。

消印は寺内が台湾軍司令官の辞令を貰ってから数日後で、恐らくは内地から離れる前に送った挨拶の中の一つでしょう。
その前に内田が来訪してるようですから、内田氏には何かしら伝えていたのかもしれません。
寺内寿一と海軍のなさそうな関係も、意外と探せばあるのかもしれませんね。

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