アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

BARDOS, Lajos "Benedicta es" について

2010年06月12日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
「音源は無い」などと書いたばかりだが,実際にYoutubeどころか,あちこち探ってもなかなか出てこない(買えば別だが(^^;;)
てことで,実は自分用にMIDI(言わばカラオケ)で作っていた簡単なのはあったので,少し「味」を加え,改変してupしてみた。

他人のせいにしつつ,自分の覚え書きも兼ねて,以下のように加えておいた(参考まで)

[The lyrics] [歌詞]
(Unison)
Benadicta es tu, Virgo Maria,
a Domino Deo excelso
(Chorus)
prae omnibus mulieribus super terram,
(Unison)
Tu gloria Jerusalem,
tu laetitia Israel,
(Chorus)
Tu honorificentia populi nostri,
(Unison)
alleluja, Tota pulchra es Maria,
(Chorus)
et macula originalis non est in te,
alleluja,

[日本人の方へ]
作曲家の"BARDOS, Lajos"は,二十世紀を生きた現代の人です。
しかしながら,"unison"の部分では,中世の聖歌のように(言葉に音を乗せて一体にして歌うようにあるいは,自然に語るように)書いています。

歌詞のうち,大文字で書かれた単語の前の音では,言い直すような発音をすると,より自然に音が奏でられると思います。

あたかも変拍子のように書かれている小節は,あくまで音楽優先ではなく,言葉のアクセントが優先されていますので,語感を大切に注意して演奏しましょう。

全体として,主に男声による"unison"と混声の"chorus"の繰り返しで,独特の曲に仕上がっています。

演奏上は,"unison"では言葉に音を乗せて,"chorus"ではその延長線上で(テンポを重くせず,歌い込み過ぎず)淡々と歌い上げることで曲の持つ美しさを表現できるでしょう。

Benedicta es / BARDOS, Lajos (instrumental) for SATB