アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

Sea Chanty "Shenandoah"続き

2010年06月24日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
さて,この曲,元来は男性(船乗り)が歌っていたので,男性の歌うものが多い。
合唱でも混声版でロジェー・ワグナー編曲のものなどもあるようだが,やはり男声版が圧倒的。
まずは男声合唱の,ややオーソドックスなものから。

Shenandoah

グループ名が"Chanticleer"とは,おんどりのことだが,スペルを繰り返し読むと,"cleer"な"Chant"(さえずり(or歌))にでも引っかけているのだろうか?などと思える。
落ち着いた,静かな中に,なかなかな響き。
ベースの音が聞こえていますか?
それにしてもベース右端のネズミ男..気になる(笑)

次に,よく言えば情感あるれる,とでも言おうか。
悪く言えばネバネバしていて気持ち悪い?(笑)

Westminster Chorus - Folk Set - Choir of the World 2009

好き好きは分かれるでしょうね。
この人たちのウェストミンスターって,合唱大学があるんですね,うらやましいです。
生まれつきの環境の違い,ってやつでしょうか。
シェナンドーに続いて歌う「メンチカツ」なメドレーは秀逸です。

次は,いわゆる合唱とは違いますが,バンドで男声カルテットです。

The Statler Brothers - Shenandoah

ステイトラー・ブラザースって,カントリーっぽいのに,すごいハモリ感だな!?などと思いつつWiki先生(USA)で検索したところ,前身はゴスペルもやっていたらしい。
なるほど,ってくらい上手だし,手前のリードの人以外に二番目の人もかなり上手です。
白人のアメリカン・フォークとスピリチュアルズ(黒人霊歌)をスタート地点として,その流れがカントリー,ブルース,ジャズなどに発展していくんですね(話がズレてるし)

このほかにも"Shenandoah",良い音源が山ほどあります。
背景とか歌詞とか難しく考えすぎなければ,女性の歌うのもなかなか秀逸です。

Shenandoah ~ Sissel

この歌手,Wiki先生の引用ですが...シセル(Sissel、1969年6月24日-)は、ノルウェー出身の女性歌手。もともと母国・ノルウェーで国民的歌手として人気があったが、近年は「クリスタル・ボイス」とも評せられる透明感溢れる歌声と安定した歌唱力が世界的に高い評価を受け、云々...
ほぼ考えていた印象と同じでした(おいおい)
独特の臭みのない「こぶし」の回しと,全体的に透き通った声にはかなり引き込まれます。

あと一人だけ紹介します。

Hayley Westenra, Shenandoah

日本では「ヘイリー」として売り出したようですが,ニュージーランド出身の彼女は,本来の発音はほぼ「ハイリー」だそうで(By Wiki先生)
んなことは良いですが,発音にアタックをつけない優しさと,やはり素晴らしい透明性に,つい聴きほれてしまいました。

似た味のある二人なのですが,"Shenandoah"を歌うのにヤンキーの女性じゃない,って所がミソでしょうか。
たぶんアメ系の女性シンガーは,もっとはっきり堂々と,というか目いっぱい歌うのだろう。
そしてその意図に反して,アメ系だけでなく,あちこちの男性の目,いや耳は,しっとりして,透明で美しい,たおやかな女性らしさを求めている気がする(じゃないと男女の存在価値が失われるもんね)

半端っぽいですが以上です(笑)