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《追悼》橋田壽賀子さん「安楽死で死なせて下さい」と語った理由 「そろそろ、おさらばさせて下さい」という権利があってもいい

2021-04-06 16:41:54 | 日記

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橋田壽賀子さんインタビュー#1
「私は安楽死で逝きたい」。2016年12月号『文藝春秋』に掲載された1本の記事が大きな反響を呼んだ。原稿を寄せたのは、92歳の人気脚本家の橋田壽賀子さん。「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」はじめ名作ドラマを生み出した脚本家がごく私的な思いから綴った記事は、本人の予想を超えて共感を呼び、その年の読者賞を獲得する。関心が高いが、口にするにはためらいのある「安楽死」について、ご本人が明言するに至った背景を伺った。
◆◆◆
私が安楽死を望むわけ

 人さまに迷惑をかける前に死にたい。それが私の望みです。
 家族がいれば、子どもや孫の成長を見届けたかったり、できるだけ生きていて欲しいと望まれることでしょう。けれども私は、夫に先立たれ、子どもはなく、親しい友人もいない。天涯孤独の身の上です。
 仕事は嫌というほどやったし、世界中の行きたい場所へ行きました。もうじゅうぶん生きて、やり残したこともなく、思いを残す相手もいません。
 いまはまだ自分で生活できていますが、足腰が立たなくなったらどうしましょう。行きたいところへ行けず、食べたいものを食べられなくなったら。いつの間にか認知症になって、何もわからなくなってしまったら。
 食事から下の世話まで人さまの手を借りるなら、そうなる前に死なせてもらいたい。これは、尊厳とプライドの問題です。死ぬときに、痛いのや苦しいのも嫌です。だからいつどうやって死ぬか、自分の意思で決めさせてもらいたい。それには安楽死しかありません。
 ヨーロッパのいくつかの国やアメリカのいくつかの州では、安楽死が合法です。だから日本でも認めてもらって、わざわざ外国へ行かなくてすむようになれば助かります。
 こんな願いは私だけだろうと思いながら『文藝春秋』(2016年12月号)に「私は安楽死で逝きたい」を寄稿したところ、読者の方々から賛同の声がたくさん寄せられました。「私も安楽死に賛成です」「頑張って、法制化の旗振り役になってください」と、声をかけられる機会も増えました。
 そんな大それたことはできませんけど、私と同じように考える人は思いのほか多いようです。そんな人たちが、安楽死という死に方をごく当たり前に選べるようになればいいな、と思います。ある程度の年齢になったら、「そろそろ、おさらばさせて下さい」と申し出る権利があっていいのではないですか?
誕生日ごとに「死に方」を考えよう
 当たり前の話ですが、人は誰でも死にます。しかも、いつ死ぬかわかりません。なのに死は忌むべきものとされ、死について語ろうとすれば「縁起でもない」と言われます。日本人は、死というものや自分の死に方に、無関心すぎるのではないでしょうか。『安楽死で死なせて下さい』(橋田壽賀子 著)
 私たち戦争を経験した世代の死生観は、その後の人たちとはまるで違います。人の死を身近に見すぎたせいで、死ぬことが怖くないんです。終戦のとき私は20歳で、勤労動員された学生でした。戦争中は「今日死ぬか、明日死ぬか」ばかり考えていました。ようやく戦争が終わったあとも「今日の食べ物をどうするか」で精一杯。青春などありませんでした。
 若い頃は直面していた死について、再び考えるようになったのは、90歳を目前にした頃でした。そして「死んでも公表しない。葬式も、故人を偲ぶ会もやらない」と決めて、周りの人に頼んであります。けれども、もっと早く準備しておけばよかったと思うんです。
 たとえば、自分が死んだときに臓器を提供するかどうか、15歳から意思表示ができるようになっています。同じように、20歳になったら毎年の誕生日ごとに、自分がどんな死に方をしたいか考えたらどうでしょうか。お誕生日は、ひとつ年を重ねたお祝いであると同時に、いつやってくるかわからない死に一年近づいたことを意味する日です。そこで、この一年生きてこられたありがたさを噛み締めつつ、死に方について考えるのもいいのでは? 去年「延命治療は一切拒否」と決めたとしても、そのあとで恋人ができたり家族が増えたから、今年は「少しでも延命の可能性があるなら、生かして欲しい」と変わったってかまわないのです。
 いますぐ安楽死したいと考えている私だって、今日はお医者さんに行ってきました。血液検査をして、お薬をもらってきました。いつ死んでもいいけど、生きているうちは元気でいたいからです。大型客船「飛鳥Ⅱ」の来年の世界一周クルーズに申し込んで、お金も払いました。身の回りのことを自分でできて、楽しみがあるうちは、もうちょっと生きていてもいいかな、と思っているんです。
 若いときから死に方について考えることは、生き方を見つめ直すことになるし、人生を豊かにしてくれるはずです。

《追悼》橋田壽賀子さんが語っていた“最期の迎え方”「私は家族がいなかったから、ホームドラマがたくさん書けた」
橋田壽賀子さんインタビュー#2

「若いときから死に方について考えることは、生き方を見つめ直すことになるし、人生を豊かにしてくれるはずです」。安楽死で死にたいという92歳の橋田壽賀子さんは、若い世代に向けてこんな提案をしている。少子化と超高齢化が加速度的に進む社会で、死をまっすぐ見つめることで見えてくるものとは何か。橋田さんの具体的な提案をさらに伺う。
◆◆◆
子供は親に頼るな、親は子供に期待するな
 私は家族がいなかったから、ホームドラマがたくさん書けたと思っています。かりに息子などいて「お母さんはこんなこと考えてたのか」なんて思われたら、好きなように書けないじゃありませんか。手加減したりカッコつけたドラマが、面白いはずありません。親も夫も子供もいないから、誰にも遠慮せず本音が書けるのです。
 かりに親が健在だったら、私はこう言います。
「老後の世話をするのは嫌だから、自分のお金でちゃんと自分の始末をしてほしい。その代わり、遺産は一銭も要らないわ」
 冷たいですか? でも、もしも子どもがいたならば、
「自分の最期は自分で準備するから、あなたに面倒を見てもらうつもりはない。自分で稼いだお金は全部使って死ぬから、遺すつもりもない」
 と告げたでしょう。
 世の中の親は我が子のために節約を重ね、少しでも財産を遺そうとします。しかし私は反対です。私の知人の女性は、旦那さんを亡くしたあと、お姑さんの面倒を見ながら息子と娘を育てました。息子のお嫁さんも娘も働いていたので、幼い孫たちをよく預かっていました。そうやって家族の世話をすることが、彼女の生き甲斐でした。いつも私に、
「壽賀子さんは可哀そうだ。子どもがいないから」
 と言いました。子どもがいなくてよかったと思っている私には、彼女こそこき使われて可哀そうに見えたのですが、何も言わずにいました。やがて彼女は、長男一家と一緒に暮らすつもりで3階建ての二世帯住宅を建てました。ところがそのあとになって、お嫁さんが「一緒に住むのは嫌だ」と言い出したのです。
広い二世帯住宅で迎えた結末とは…『安楽死で死なせて下さい』(著:橋田壽賀子)
「息子も娘も会いに来てくれない。孫だって、あんなに面倒見てやったのに、ちっとも寄り付かない」
 とこぼすようになった彼女を、
「子どもや孫が可愛くてやってあげたんだから、いいじゃない。あとの人生は自分の好きなことをしなさいよ」
 と慰めたものです。しかし家族に尽くすだけの人生を送ってきた彼女には、別の生き甲斐が見つかりませんでした。そのうち、
「壽賀子さんは、独りを覚悟しているからいいね」
 と言うようになり、80歳をすぎたばかりなのに、広い二世帯住宅で孤独死しました。成人した我が子は、新しい家族と新しい生活を築くのが当たり前です。彼女は、期待をかけすぎてしまったのでしょう。
 口では「子どもの世話になんか、なりたくないですよ」と言う人が多いですが、みなさん心の中では期待しているんじゃないですか。けれども、裏切られた期待は、恨みに変わることがあります。期待さえしなければ、思いがけず感謝が生まれる場合もあるのです。「お金を遺してあげるから、老後は面倒見てね」と見返りを求めるくらいなら、最初からそのお金で介護の人を雇うべきです。
 子供もまた、親に頼らず、親のお金を当てにしないこと。最近の男はマザコンが多いくせに、親の老後の面倒を見ようとしません。「お金は遺して欲しいけど、世話はしたくない」なんて、もってのほかです。
 大切なのは、親が元気なうちによく相談をして、老後や最期の迎え方についてどう考え、葬式や墓をどうしたいと思っているのか、知っておくことです。よく話し合っておかないとお互いに誤解が生まれ、それが恨み節へと変わるのです。


団塊の毒親に今も苦悩する40代 感謝しながら縁を切る

2021-04-06 15:30:00 | 日記

下記の記事は日経ARIAからの借用(コピー)です

親の影響から逃れるのは並大抵ではない
―― 「毒親」という言葉をよく耳にするようになりました。親との関係に息苦しさや生きづらさを感じている人が少なくありませんが、なぜ母親との関係はこじれてしまうのでしょう。
中野信子さん(以下、敬称略) 哺乳類は卵生の動物に比べると、子どもが自立するまでに時間がかかりますが、中でも人間は大人になるまでの時間がとても長い種です。
 親の庇護のもとで十数年を過ごさなければ独り立ちすることが困難ですから、家庭内の権力者は親になります。家庭内の権力者に刃向かうとどうなるか身をもって学びながら、十数年の子ども時代を過ごすわけですから、影響から逃れるというのは並大抵のことではないですよね。親孝行したい気持ちがあったとしても、まともじゃない人が親の場合もしばしばありますから。
団塊ジュニアに多くみられる毒親体験
 そして、毒親の体験はもしかしたら40代が一番多いのかもしれないと思っています。なぜなら私たちは団塊ジュニア世代です。
(中野信子 脳科学者、評論家
1975年生まれ。東日本国際大学特任教授。東京大学工学部応用化学科卒業、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008年から10年までフランス国立研究所ニューロスピンにて博士研究員として勤務。MENSA元会員。)
 親である団塊の世代はすごく人数が多かったので自分の主張をすることに一生懸命で、他人の気持ちをおもんばかるところまで気が回らなかった。そんなことをしていたら欲しいものが取られてしまうという環境に、ずっと身を置いていた世代の人たちの子どもたちが今の40代なのです。
―― 中野さんご自身も40代、団塊世代のお母様との関係で複雑に思うところがありますか?
子どもを産むのが怖かった
中野 残念ながら母との相性は悪く、例えば、私は絵が好きで中学・高校時代油絵を描いていたのですが、「自分の絵はつまらない」といつも感じていました。創作的な絵を描くと、母に毎回けなされ、精神的におかしいんじゃないかとまで言われて描かなくなった。褒められた記憶はないです。
 まだ健在なので、どこまで話していいのか迷いますが、なかなかすごい人です。自分はその影響が怖くて子どもを産めませんでした。
―― それは、親になるのが怖いということですか?
中野 子どもを母に奪われるのではという恐怖があったからです。母は自分が誰かに依存されることを必要とする人なので、私が健康で元気で活躍するより、病気で自分に頼っていてほしい。ましてや小さい子どもは、誰かの庇護(ひご)がないと生きられませんので、そういう人を必要とします。母の影響から逃れられないと思ったのです。
謝られることでつらい経験をぶり返す危険
―― 毒親との関係に苦しんだ方の中には、親のかつての行為に対して謝罪を求めて追及する人もいます。
中野 謝罪によって当時の気持ちを思い出すことになるので、謝られるとかえってつらくなります。お母さんからこんなことを言われ続けた、お父さんからこんなことをされたと苦しむ方は、謝罪されても多分その気持ちが収まることはないだろうと思います。そういうことがあったという事実は変えられないので、意味づけを自分の中で変えていく以外にありません。自分との戦いになると思います。
謝罪を求めて毒親と向き合っても、余計つらい思いをすることも(写真はイメージ)
中野 「あの人のせいで今の自分の不幸がある」と、死ぬまで恨みつらみを背負うのも生き方の一つですが、この試練は自分にとってどんな意味があったのか、という視点は感情の解決をつけるための手掛かりになると思います。
―― 中野さんは感情の解決に、お互いの生き方を認め合えるご主人との出会いが及ぼした影響は大きかったですか?
衝撃的な夫との出会い
中野 衝撃的でしたね。私の周囲の人たちも含め、長いこと大学院まで受験戦争をやってきたので、無駄なことは全部切り捨ててゴールにたどり着いてこそ人生、みたいな考え方がどこかにあったのです。
 でも夫は違うんです。どうしてあなたはそうしないの? 身の回りのことも片付けないし、人生の計画を立てないの? みたいな話を私がちょっとキレ気味に言ったことがあるのですが、彼は「別にここがお花畑だったらお花畑を楽しめばいいじゃない」と。
 普通は、お花畑はいつか枯れるかもしれない、誰かが来て摘み取ってしまうかもしれないと言うと思いますが、そんなことを全然考えないんですね。あるうちにお花畑を楽しめばいい、無くなったらまた移動すればいいと。
 なるほどそうか、と思ったのです。私が間違っていたかもしれない、と。それまでは、「永遠のお花畑を見つけるために今、我慢をしよう」という考え方でした。でも、今、我慢しても永遠のお花畑なんて見つかるかどうかわからないし、見つけたときはもう80歳かもしれない。
 確かに私の方がちょっと見合わないことをしているわと思って反省しまして、 carpe diem (※)でいこうと思ったのです。ちょうど36歳ぐらい、結婚してすぐのころだったと思います。夫と出会い、とてもリラックスした気持ちになれました。
※carpe diem:古代ローマの詩人ホラティウスの詩に登場する語句。もともとは「一日の花を摘め」の意。「今を楽しめ」「この瞬間を大切にしろ」と訳される
―― 中野さんがご活躍されていると、周りの年配の男性から、「そんなに奥さんが活躍していると旦那さんが嫌がりませんか」と聞かれることがあるそうですね。
中野 そう言われると、皆さんは妻の活躍を不幸せに感じるタイプの人なんですねと思っちゃいますね(笑)。夫は少なくとも私のことをあれこれ操作しようとする人ではないですし、ああしろこうしろと、親のように脅してくる人でもないのです。
親に感謝することと縁を切ることは別
―― 親を取り換えることはできない中で、毒親に苦しむ方は、どう対処していったらいいのでしょう。
中野 少なくとも、親に感謝することと自分にひどいことをしてきた相手と縁を切ることとは、別のことだと考えたらいいんじゃないでしょうか。産んで育ててくれたことに恩を感じるのと、嫌な相手にやさしくしなければいけないということは別物です。
 おいしいものをごちそうしたり、理不尽な要求を聞いてあげたりすることが親孝行だと思っている人があまりにも多い。そうした社会通念もありますが、相手も成人した大人ですから、普通の動物ならとっくに縁が切れています。人間だけが社会性をもっていて恩とかを気にするのですね。
「逃げる」ことが相手のためにもなる
 毒親問題は、精神的には独立したいと思っているのに経済的な事情などで親と離れることはできない場合が一番苦しいのだと思います。もし経済的な事情であれば、なるべく自立できるように準備していくことが一番の解決なんじゃないでしょうか。
―― 思い切って線を引く。親孝行や恩に報いなきゃという思いに縛られなくてもいいということですね。
中野 仏教説話を出して恐縮ですが、法華経に常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)の話があります。ある男が会う人すべてを尊敬して「あなたは仏になれる」と言って、人々から気持ち悪がられて石を投げられたり杖(つえ)で打たれたりするのですね。すると、この人はそれを甘んじて受けようとはしないで、石が届かないところまで逃げて、また、あなたを尊敬していますと言うのです。
 この“逃げる”というのがみそで、なぜ逃げるのかというと、普通は痛いからとか、攻撃されたくないからだろうと思うのですが、この人は、相手にこれ以上罪を犯させないという強い決意が、逃げる動機なんです。
 親との距離を取ることは、もうこれ以上親に罪を犯させないというやさしさなので、毒親と離れられずに困っている方は、勇気をもって離れることで自分だけでなくお父様、お母様も守ってさしあげてください。


老後資産を守るため、預金以外に外貨や株式にも投資すべき理由

2021-04-06 13:30:00 | 日記
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日本人の金融資産は銀行預金が圧倒的
過去の株式投資へのイメージも影響か
 日本銀行が、日本、アメリカ、ユーロ圏の家計金融資産の内訳を定期的に公表している。それによると、日本の家計金融資産に占める銀行預金の比率が圧倒的に高いことがわかる。
「日本で金融資産を持っているのは、主に高齢者であり、高齢者は一般に保守的である」
「バブル景気の頃まで、株式投資に対する世の中のイメージが悪く、『株に手を出す』といった表現が普通に使われていたため、高齢者は株に対するイメージが悪い」
「日本では過去数十年にわたりインフレを経験していないので、銀行預金が目減りするという認識が薄い人が多い」
 といった理由であろうか。
預金はむしろリスク資産と考えるべきだ
ゼロ金利、1%の物価上昇が30年続くと…
 日本人はリスクを嫌う遺伝子を持つ人が多いといった見方もしばしば目にする。災害が多い日本列島で生き残ったのは、リスクを避ける人だった、ということだろうか。
 日本人がリスクを嫌う傾向が強いということそれ自体に、何かを言うつもりはない。本稿は、預金もリスク資産であると指摘するものだ。
 ちなみに、筆者が預金をリスク資産と呼ぶのは、銀行が破綻する可能性を論じているのではない。厳密な説明は避けるが、概要としては1000万円までの預金は預金保険制度によって守られるので、庶民は、銀行が破綻しても損はしない。
 一方で日銀は、インフレ率2%を目指している。成功するか否かはわからないが、仮にもし成功しなくても、インフレ率1%が30年続くとすれば、その間はゼロ金利政策で銀行預金の金利は限りなくゼロに近いままであり、預金は約30%目減りすることになる。
 インフレ率と銀行預金の金利が等しければ問題ないが、2%以下のインフレ率であれば金利はゼロのままなので、銀行預金は目減りし続けることになる。
「これまで何十年もデフレが続いていたのだから、これからも物価は上がらない」と考える読者も多いかもしれないが、その考え方は危険だ。氷に熱を加えていくと、ある時から急に温度が上がり始める。氷が融け終わった時点である。同様のことが物価でも起きかねない。
景気回復すれば賃金上昇は速まる
少子化で労働力不足は顕著に
 失業者が大勢いる間は、景気が回復しても賃金は上がらない。失業者がいなくなり、さらに景気が回復すると賃金が上がり始めるが、企業は景気回復で利益が増えているので、値上げの必要は感じない。
 景気回復の初期には、それまで社内でヒマにしていた社員が忙しく働くようになるので、労働生産性が向上する。労働者が生み出す付加価値が増えるので、賃上げの原資が容易に確保できるのだ。難しく言えば「単位労働コストが下がるので値上げの必要はない」ということになる。
 しかし、労働者たちが忙しく働くようになると、それ以上の労働生産性の向上は容易ではない。一方で賃金が上昇速度を速めると、企業は値上げを余儀なくされる。しばらくは、企業間の過当競争から「我慢比べ」が行われるかもしれないが、それも時間の問題だろう。
 新型コロナ以前を思い出せば、すでに、少しずつではあるが値上げは始まっており、消費者物価上昇率は(原油価格動向等々の攪乱=かくらん=要因は多いものの、平均すれば)小幅なプラスを続けていた。
 今後は、少子高齢化による労働力不足が一層深刻化し、賃金の上昇圧力も続くであろうから、長期的にマイルドなインフレが続く可能性は十分に高いと考えておくべきである。
資産運用にはリスクシナリオも考える
巨大災害はインフレとドル高を引き起こす
 老後資産について考えるならば、大災害が起きた場合の対策も必要だ。筆者が重視しているのは、南海トラフ大地震である。もちろん、住宅の耐震化で家という資産を守ることも重要だが、大地震が超インフレをもたらす可能性も考えるべきだ。
 大地震と大津波で東京、名古屋、大阪が壊滅的な被害を受けたとすると、復興資材が決定的に不足するだろう。需要が爆発的に発生する一方で、生産能力が激減することになるからだ。
 復興資材を輸入するとしても、港湾設備が使えるか否かわからない。仮に輸入が可能だとしても、輸入のための外貨買いが殺到して猛烈なドル高になる。ドル高は、そのまま輸入物価を高騰させるので、国内物価が更に上昇することにもなりかねない。
 日本政府は巨額の財政赤字を抱えているので、政府が破産するかもしれないと心配している読者もいるだろう。そうした読者は、ハイパーインフレを心配すべきである。
 日本政府が破産すると誰もが信じた瞬間に何が起きるかを考えてみればよい。日本銀行券は、「政府の子会社である日銀が印刷した紙切れ」にすぎないので、「日銀券が紙くずになる前に実物資産に換えておこう」と人々が考えると、誰もが一斉に預金を引き出して物を買うはずだ。そうなれば、超インフレになるだろう。
 このように、預金はインフレに弱いリスク資産だ。株式や外貨には、値下がりのリスクがあるから持ちたくない、という人は多いが、預金もリスク資産なのであれば、預金とドルや株式を少しずつ持っておくことでリスクを分散すべきだ。
 筆者が資産運用を勧めているのは、もうけるためというよりは、リスク分散のためだ。全財産に占めるドルや株の比率をどうするかは、各人が考えればよいが、全額預金だけはお勧めできないことを明記しておこう。
 本稿は、以上である。なお、本稿は筆者の個人的な見解であり、筆者の属する組織等々とは関係がない。
塚崎公義:経済評論家
ライフ・社会 初心者のための「老後資金」対策講座
 
追記:これからの資産は減らしたくない。絶対に銀行とか郵便局に勧めらたのは買ってはいけません。買うのは証券会社のみです。ネット証券の方が手数料が安い。ここでも頭から勧めらたのは買ってはいけません。株式はいつまでも上がり続けません。いつかは大きく下がります。値下がりリスくの少ないもの。人類がいつでも必要とするものを扱っている会社。株式なら配当利回りの良いもの、長期に保有しますので売上高が海外比率が60%以上ある大型株でしょう。国内は少子化で縮小します。目先の動きに惑わされてはダメです。投資信託を買うのは気をつけましょう。投資は自己責任です。

小室圭さんが国民を見返す日 年収5000万円の米弁護士に

2021-04-06 11:00:00 | 日記

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 2017年の婚約内定記者会見から、9月で丸4年が経過する。秋篠宮家・長女、眞子さまと小室圭さんの結婚問題は、小室さんが7月に受験予定のニューヨーク州の司法試験後、もしくは2人の誕生月であり合否が判明する10月以降に事態が動き出すという。結果次第では、結婚問題が一歩前進する可能性が高い。

 無事試験に合格すれば、来年1月には弁護士資格が得られる小室さん。そこで気になるのが資格取得後の進路だ。

 そもそも小室さんの母・佳代さんが元婚約者にしていた400万円の借金問題に端を発しているが、その一方で懸念されているのが、現在、学生である小室さんが、眞子さまとの結婚生活を維持できるのかということだろう。

 小室さんが日本で勤務していた法律事務所は歴史があることで知られている。しかし、日本の弁護士資格を持たない小室さんは、弁護士の補助をするパラリーガル。

 一般的に、パラリーガルが総額3000万円かけて3年もの間海外留学をするものなのか。なぜ、日本ではなく、ニューヨーク州の弁護士資格を取得しようとしているのか。

 都内の法律事務所で代表弁護士を務めるA氏は、意外なことに小室さんの将来は有望だと話す。

帰国後の就職先には困らない

「海外志向が強く、日本の法学部を卒業していない小室さんが日本ではなくアメリカの司法試験への道を選択したことは、多少遠回りになりますが、理にかなっています。パラリーガルの方がアメリカの州弁護士資格取得のために留学するケースは割とあります。帰国後は、国内の法廷には立てませんが、外国法事務弁護士に登録し、主に外資系企業や海外子会社がある国内の大企業などの渉外案件を担当することになります。法律事務所であれば、年収500〜1000万円ということにはならないでしょう。本人の頑張り次第ですが、年収2000〜5000万円はもらえると思います」

 英語が堪能といわれる小室さんが資格を取得すれば、今のグローバル時代、就職先は引く手数多のはずとA氏は話す。法律事務所に勤めるパラリーガルだけでなく、日本の弁護士資格を持たない商社や石油会社など大手企業の法務部勤務の会社員が、同様に留学するケースも多いとのこと。

皇室ブランドを生かしてアメリカで独立も
 小室さんの留学中の生活費は、留学前に日本で勤務していた法律事務所が工面しているといわれている。さらに、2000万円といわれる学費は、留学先のフォーダム大学が全額免除の奨学金を給付。留学費用の自己負担はほとんどないという。

 奨学金について「日本のプリンセスマコのフィアンセであるコムロケイが我が校のロースクールに入学」とフォーダム大学が発表したように、それもこれも眞子さまとの結婚が前提の特別待遇であることは間違いないだろう。

 A氏によると、ニューヨーク州の司法試験の難易度は「英語が使いこなせない人にとっては、日本の司法試験並かそれ以上に難しいと思いますが、英語が堪能であれば、それほど難しいものではありません」

 資格取得後は眞子さまとの結婚を見据えて帰国し、恩義のある日本の法律事務所、それとも法務部のあるグローバル大企業で働くのか。

「小室さんへの風当たりが強い日本国内で仕事をするのは、今のところ現実的ではないでしょう。法律事務所はおろか、海外業務の多い資生堂や伊藤忠、ソフトバンクといった会社が小室さんを雇うことはイメージしづらいですね」(皇室担当記者)

 A氏も、小室さんが海外で働く可能性は高いのではと話す。

「弁護士は開業してうまく行けば億単位の年収が得られます。しかし、ずっと雇われでいれば、上限は5000万円止まりでしょう。小室さんの場合、日本では開業できませんが、資格を取得した州であれば独立が可能です。しかも、日本よりも稼げる可能性が高い。現地であれば、東大卒の日本の弁護士よりもステータスが高く、さらに皇室ブランドがあれば、仕事に有利に働くので安泰だと思います」

小室さんへの評価は変わるのか
 目下、国民感情が悪化する中、沈黙を守っている小室さん。イギリス王室を離れ、夫のヘンリー王子とともにアメリカに移住したメーガン妃になぞられ、眞子さまが皇籍を離脱後に結婚するのではと、一部でささやかれている。A氏が話すように小室さんの将来が有望であれば、税金から拠出される1億4000万円といわれる一時金を当てにしなくても済むだろう。

 しかし、天皇陛下や秋篠宮さまが望まれるように、小室さんも国民に祝福される中、納采の儀を経て眞子さまと結婚することを目指しているはず。

 A氏は最後に小室さんをこう擁護する。

「ロースクールの制度ができるまで、30歳になっても40歳になっても弁護士を目指す人はゴロゴロいました。その間、奥さんや彼女に食べさせてもらうのは至って普通で、彼女の親や親戚からはあんなうだつの上がらない人なんてやめなさいと言われたものです。それが、試験に受かればガラッと評価が変わります」

 借金騒動によって、小室さんは国民の信頼を失い反感を買ってしまったが、

「結婚問題は、借金問題に起因する小室さん母子の振る舞いによって、現在までこじれてしまっています。ロクでもない親子のもとに、一時金が支払われる。その上、女性皇族が結婚後も公務を継続できる皇女制度の検討、そして、将来の天皇になられる可能性が高い悠仁さまの義兄に収まるなど、小室さんが皇室に深く関わることを懸念するものです。一度、悪いニュースが出ると次から次へと同様の情報が出てきますが、マスコミを含め、小室さんの本当のところは誰もよくわかっていないはずです」(前出・皇室担当記者)

 あとはこれまでの経緯をしっかり説明し、理解してもらえるかにかかっているだろう。小室さんの動向を見守りたい。


コロナで男性にも便秘が増加中!放置すれば免疫力低下や意識障害も

2021-04-06 08:30:00 | 日記
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外出自粛が続く生活では
誰もが便秘になりやすい
 うんち記録アプリ「ウンログ」を運営するウンログ株式会社は、2020年4月に「新型コロナウイルス対策とうんちに関する実態調査」の結果を発表した。
 この調査結果によると、回答者の半数以上が「外出自粛や緊急事態宣言を受けて排便状況に変化があった」と回答。なかでも、「うんちの回数が減った」と回答した人が56.0%、「便秘になった」と回答した人が43.3%にのぼり、生活が大きく変化したことに伴って便秘になる人が増えたことがうかがえる。
多くの人々を悩ませている「便秘」だが、そもそもどの程度排便がなければ「便秘」と呼ばれるのだろうか。
「日本内科学会では、3日以上排便がない、もしくは毎日排便があっても残便感がある場合を『便秘』と定義づけています」
 そう説明するのは、済生会横浜市東部病院の患者支援センター長を務める谷口英喜氏だ。谷口氏は便秘の原因について「大腸が動かなくなることで便秘になる」と話す。
「不規則な食生活や自律神経の不調が大腸の動きを抑制し、便秘になってしまうのです。もちろん他にも原因はありますが、コロナ禍の今は、食生活も自律神経も乱れやすい。ここ最近、便秘に悩まされ始めた人は、コロナの流行により生活様式が変化したことが原因と考えられます」
 たとえば、在宅勤務になって朝昼晩の食事の時間が不規則になったり、マスク生活で喉の渇きを感じにくくなったために水分の摂取量が減ったりという食生活は、便秘の原因になるわけだ。
「自律神経の不調の面でいえば、先行きの見えないコロナ禍での心理的なストレス、不規則な睡眠サイクル、そして外出自粛による運動不足なども関係します。今挙げた要因は自律神経のひとつである交感神経を刺激し続けますから、自律神経が整わず、体がなかなか排便できなくなってしまうのです。人間の体は自律神経のひとつである副交感神経が優位になっているリラックス状態のときに、おなかが動いて排便するようになっていますからね」
放置すれば免疫力が低下
重症化すれば意識障害も
 そうは言っても、「たかが便秘」と深刻に捉えない人もいるだろう。だが、便秘は放置すると、免疫機能まで低下させてしまうという。
「人間の体のなかで全身に供給される免疫細胞が一番多い場所は小腸です。また大腸にもビフィズス菌をはじめとする善玉菌が存在して、免疫グロブリンの産生を促進し、細菌やウイルスの侵入を防いでいます。便によって大腸内の流れが滞ると、連鎖して小腸の流れも滞ってしまうのです。小腸が動かないと免疫細胞が作られません。つまり、便秘になって大腸の動きが抑制されると大腸における防御機能が低下して、その延長で小腸の動きも鈍ってしまい、免疫細胞を作り出すことができなくなる。結果、免疫機能の低下を招いてしまうわけです」
 免疫力の重要性が叫ばれる今、その機能が損なわれてしまうことは見過ごせない問題だ。さらに便秘は免疫機能以外にも、体のあらゆる部位に悪影響を及ぼすという。
「便秘が長続きする状態というのは、自律神経が不調な状態が続いているということ。放っておけば、頭痛や肩こり、吐き気などの症状が出ることもあります。また、腹部と胸の境にある『横隔膜』という筋肉が、増えすぎた便によって刺激されると、肩の痛みや頭痛につながることもあるのです。これは横隔膜の神経と、肩や頭の神経がつながっているために起こるのですが、大腸内に便がたまっているだけで、体のあちこちに不調が見られるようになります」
 便秘の危険性はこれだけではなく、悪化すれば、より重大な病気につながりかねない。
「便が大腸にたまっていると、アンモニアを大量に作ります。このアンモニアが増えすぎると、肝臓が悪い人では代謝が追いつかなくなり、『肝性脳症』という意識障害を起こしかねません。ほかにも、とくに50歳以降の高齢者に注意してほしいのが、『糞便イレウス』です。便が詰まることで腸閉塞が起き、重症化すると腸管が破裂してしまう病気で、緊急手術になる人も多くいます」
 また、ただの便秘と思いきや、がんや腫瘍が隠れている場合もあるという。
「腸管にがんがあるせいで便が詰まっている、という人もいます。また、30~40代の女性に多いのが、婦人科系の病気で腸管の動きが周りから圧迫されているケースです。卵巣の嚢腫などが腸の動きを鈍らせている原因ということもあります。『たかが便秘』と侮らず、長期的に続くようなら病院にかかってください」
大切なのは規則正しく食べ
毎日1.5Lの水を飲むこと
 病院の世話になる前に、自分でできる対処法はあるのだろうか。
「もっとも重要なのは、毎日、三食きっちりと食べること。それも決まった時間に食べるといいでしょう。そして、就寝時間と起床時間もできる限り一定にすることが肝心。こうした規則正しい生活を心がけると、自然と排便のリズムも身についてきます。すると、便意を催していなくても、時間になると体や腸が『排便の時間だ』と認識し、動いてくれるようになるのです」
 食事と睡眠のタイミングをある程度決めておくことで、毎日の排便のタイミングも定まるわけだ。テレワークはどうしても、毎日の食事の回数や時間も適当になり、寝る時間や起きる時間もバラバラという、ルーズな生活になりやすい。
「不規則な生活リズムは自律神経も乱します。出社しなくなって体を動かす頻度が減っている今は、これまで以上に乱しやすい状況です。誰もが便秘になりやすい環境だからこそ、根本的に便秘になりづらい生活を心がけましょう」
 便秘の解決策として谷口氏が強く注意を促すのが、食生活だ。
「便秘になると食欲も減退しますが、食べ物や飲み物を摂取しないと腸は動きません。食物で内側から腸を刺激することが便秘の予防、そして解消に一番効果的。マッサージなどの外的な刺激は一時的には効きますが、根本の解決にはなりませんし、仮にがんなどがある場合は安易にマッサージをするとかえって危険です」
 そしてコロナ禍の今、思っているよりも体は水分不足になっており、これが便秘の原因になっていると谷口氏は言う。
「今は、マスクをしている、外に出ないという理由から喉が渇きにくく、慢性的な水分不足が続いています。知らぬ間に脱水状態に陥っているわけです。水分が足りないと便も硬くなる一方で、ますます排泄されづらくなります。体形にもよりますが、一般的に成人男性が1日に取るべき水分量は2.5~3Lほどといわれています。食事から1Lほどの水分を取るといわれているので、飲み物から1.5~2Lほどの水分を取ったほうがいいのです」
 水分は、水やお茶、コーヒーなど、種類はなんでもOKだそうだ。とくに腸ですばやく吸収される経口補水液は、即時的な改善効果が期待できる。但しアルコールは、過剰に摂取すると脱水状態に陥るので、ほどほどにとどめよう。
 4月になり、環境が変化したり、新生活が始まって気疲れしたりすると、ストレスにより便秘になる人が増えるという。今のうちに規則正しい生活を心がけ、心身ともにスッキリとした日々を送ってほしい。
(監修/済生会横浜市東部病院患者支援センター長 谷口英喜)
 
追記:私も便秘でしたがエクストラバージンオリーブオイルを朝夕の食事時におかずにそのオリーブオイルをかけて食べます。最近は朝食後に便意をもよおします。薬より安全だと思います。