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うつのサイン「見逃して重症化する人」の盲点

2021-04-10 15:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

昨年9月、インターネットを通じて1万人余りを対象に厚生労働省が行った「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」によれば、「半数程度の人が何らかの不安等を感じていた(4月~5月では6割)」ことが明らかになった。
世界的流行から約1年が経つが、いまだ出口は見えない。落ち着くかと思えば、またぶり返す。一体、いつまで続くのか――、そんなイライラが募る日々が続いている。
「不安に加え、いらだちを覚える方も少なくないです」
そう語るのは、うつ病のカウンセリングや依存症の認知行動療法を専門とする『ライフサポートクリニック』(豊島区)の山下悠毅院長。不安とイライラにはどのような関係性があるのか、対処法を含め話を伺った。
――抑制された生活が続くことで、小さなことでも「イライラ」してしまう人が増えているような気がします。
イライラとは、状況や物事が上手くいかない際に出てくるネガティブな感情で、イライラしやすい状態を精神医学では「易刺激性」や「易怒性」と呼びます。原因としては、不快な出来事が起きたとき(いわゆるストレス)や、体調を崩したとき、睡眠不足、あとはうつ病や躁うつ病、てんかんや認知症の症状として観察されることも少なくありません。
――コロナ禍が長引く中で、ライフサポートクリニックにもイライラが止まらない、なんて方が訪れることはありますか?
たくさんいらっしゃいます。最近では中間管理職のような役職の方が多い印象です。新入社員のミスが気になってしまう、取引先の対応が悪くイライラしてしまうなど。世間的にテレワークが推奨されているとはいえ、職場に行かないと仕事にならない方はいまだに多い。規則を順守させたい企業と、「それでは仕事が進まない」といった個人との間にズレがあるようです。そのギャップに戸惑い、物事がうまく進まないことに対して苛立ちを覚える方が少なくないようですね。
一方、これは女性に多いのですが、テレワークが可能な職種にもかかわらず、出社を強要する組織や上司にイライラしている方も見受けられます。
「お金がなくて自殺をする」わけではない
――不安を原因として、イライラしやすくなるというのは、よくあることなのでしょうか?
イライラとは、物事がうまくいかない際の不快感情のため、不安が募れば人は必ずイライラします。
――では、イライラが原因で、精神疾患につながるといったことは?
過度なストレスによって、うつ病が引き起こされることは周知の事実でしょう。そうした観点から、イライラがうつ病の発症リスクにはなりえる。
うつ病で最も恐ろしいのは、自殺リスクの増加です。人はうつ病を患うと、「死んだほうが楽」と考えてしまう症状が出現しうるのです。コロナに限らず、「金銭的に困り自殺をした」といった報道は、誰もが耳にしたことがあるでしょう。
しかし、精神科医が対応する自殺未遂者の多くが、「お金がなくて自殺をする」のではなく、うつ病を発症した結果、「自分はお金がないので死ぬしかない」という妄想(貧困妄想)から、自殺(未遂)に至った方が多いのです。
――うつ病の初期サインとして、何が挙げられるでしょう?
睡眠障害が多いです。特に、「明け方に目が覚めてしまう」(早朝覚醒)が続いていたならば、早めに専門家へ相談することが大切です。また、もし「死にたい」といった相談を受けた方は、ただやみくもに止めるのではなく、この人は死にたいと表現してしまうほどのレべルで人生に絶望している――とその人の発言をくみ取り、「あなたが今とても辛い状況にあることは理解できました」と気持ちを受容したうえで、専門機関へつなげることが大切です。
どうすれば「不安」から解放されるのか?
――気持ちを理解することが大事なわけですね。イライラしている背景に不安がある……そういったケースでは、まず何から始めることがいいのでしょうか?
不安と恐怖を分けて考えることが有効です。なぜなら不安には「対象」がなく、恐怖には「対象」があるからです。高所恐怖、先端恐怖、閉所恐怖といった言葉があるように、恐怖には必ず対象が存在します。それゆえ、人は、恐怖に対しては何かしらの対処や対策が可能です。
一方、不安とは「対象なき恐怖」であり、自分自身がいったい何に恐れているのかを自覚することができていない状態です。現在も、世界中の方が新型コロナウイルス(以下、コロナ)に恐怖を感じています。
しかし、コロナはあまりにも未知なウイルスであるため、「コロナの何が怖いのか」については曖昧なんですね。日本人は欧米人より本当に感染しにくいのか、収束するのはいつなのか、効果的なワクチンや治療薬はできるのか、仕事や学校はどうなるのか、コロナ以前の日常に戻れるのか……など、誰もがこうした悩みを複合的に抱えている状態は、まさに「不安」と表現できるのです。
――なるほど。恐怖は理解できるのですが、不安は漠然としているだけに認識することが厄介です。自分が不安な状態にいる……、感覚的には理解している人は多いと思うですが、例えば生活に変化が生じるなどサイン的なものは表れるのでしょうか?
留意してほしいのは、「いつもと違う」という点です。生活の中で、いつもと違う傾向が出始めると、軽度のうつ症状のサインと言えます。症状は人それぞれですが、睡眠に関してなら、「明け方に目が覚める・お酒がないと眠れない・やたらと眠い」、食事に関してなら「食に興味がなくなる・食べたくないのに食べてしまう」などといった具合です。こういった傾向が、ほぼ毎日、連続して2週間続いた際は黄色信号です。
――そういった予兆を自覚した場合、どうすれば?
自分の中で抱えている悩みを片っ端からノートに書き出して、それが不安なのか恐怖なのか、仕分けすることが大切です。また、書き出す行為そのものが、マインドフルネス状態となるため不安が広がらなくなります。そして、書き出したうえで、「解決できること」と「解決できないこと」に、さらに分けることも重要です。
――「解決できないこと」は考えないようにする?
それは「落とし穴」になる対処方です。なぜなら人は、「能動的に忘れようとしたり、考えないようにしたりすることはできない」からです。「不可能なことにチャレンジした結果、さらに負荷がかかり、不安が悪化してしまっている方」も少なくありません。
そうではなく、繰り返しになりますが、まずは悩みを整理し、「考えない」ではなく「置いておく」のです。「解決できないこと」は文字どおり書いた紙を机の片隅に置いておく。信じれないかもしれませんが、それをするだけで多くの方が感覚として2~4割ほど楽になるのです。
「なぜ」「いったい」といった言葉はNG
――たしかに、考えないようにするなんてできない(苦笑)。自分に異変を感じるようになったら不安と恐怖を紙に書き出し仕分けする、さらに「解決できること」と「解決できないこと」を書き出して分ける、「解決できないこと」は置いておく……、視認できることもあって気持ちがぜんぜん違いますね。
コロナのような閉塞感がある状況で、イライラしないためには、「なぜ」、そして「いったい」といった言葉は避けることも肝心でしょう。「なぜ」は、過去への後悔。「なぜ、こんなコロナに不向きな事業を始めてしまったのか」などは代表例です。
しかし、その事業を始めようとした時点では、コロナについて知りえなかったわけですよね。これでは、じゃんけんで「チョキ」を出して負けた際に、「なぜチョキを出してしまったのか」と悩むのと一緒です。あまりにも不毛であり、イライラは増すばかりです。
――「いったい」も良くないことですか?
「いったい」は、絶対に知りえない未来へ焦点が向いた質問です。「いったい自分の仕事はどうなるのか」、「いったい、いつ治療薬ができるのか」……こうした問いの答えは、そのときにならなければ知りようがないため、やはりイライラが増幅してしまうんですね。
大切なことは、「今を楽しむ」、「できることしかできないのだから、できることだけに取り組む」というマインドです。人は不安が高まると、すぐにでもその気持ちをゼロに近づけようとしてしまいがちです。しかし、それは極めて困難なことであり、さらなる不安を生んでしまうのです。
「何かに没頭する」だけで不安は減少する
――未来への不安は未来にならなければ解消できない、と。やっぱり横に置いておくしかない。
そのとおりです。それどころか、未来ではそのまた未来への不安が、必ず出現します。そこで有効なのがマインドフルネス思考と呼ばれる「今を楽しむ」という考え方ですが、難しく考える必要はありません。好きな映画を観る、作りたかった料理にチャレンジする、好きな運動をする――、いま自分ができること、したいことに没頭するだけで、人の不安やイライラは少なからず減少します。
一方で、「今を楽しむものが見当たらない」なんて方も患者さんの中にはいらっしゃいます。そうした方に対して私は、無理をして新たな趣味を見つけようとするのではなく、「新型コロナウイルスが収束した際のやりたいことリスト」を作って貰っています。
すると、実はその中に、コロナ禍の今でもできることが存在していたり、リストの中身について診察の中で話し合うことで気持ちが落ち着いたり、そもそもリストを作成すること自体が「できること」であるため、「やってみて良かったです」、「新型コロナが収束した後も、定期的にリストを作ってみたい」などと話される患者さんもいらっしゃるのです。「今を楽しむ」ようにする一方で、「解決できないこと」にはしない。それが気持ちを落ち着かせるうえで、大切なことなんですね。
山下 悠毅(やました・ゆうき)
1977年生まれ。精神科医。


最悪のコロナ禍の最前線で奮闘 米在住の日本人医師に聞く

2021-04-10 13:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です


 世界最悪のコロナ禍に襲われる米国、それも最前線で患者と向き合うボストン在住医師の著書「医療現場は地獄の戦場だった!」(ビジネス社)が話題を集めている。ワクチン接種開始から3カ月が過ぎ、事態は改善に向かっているのか。聞き手を務めたノンフィクションライターの叔母が最新情報を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 ――日本では医療従事者へのワクチン接種がまだまだ終わらず、先が見えないが、米国では?

 昨年12月11日に使用許可が出されると、すぐに始まりました。全米の最新データ(3月18日付)では医療従事者、教員、70歳以上の高齢者の65%が必要量のワクチンを接種済み。一般の人を含むと全国民の21%が済ませ、2月中旬から多くの州で69歳以下の一般の人への接種も始まっています。

 ――スムーズに進んだか。

 とんでもない。接種に関する情報は、国から州へと伝わるわけですが、ルールがコロコロ変わっています。私の住むマサチューセッツ州では、当初は接種場所が病院に限られていたのに、ある日突然、町のクリニックやドラッグストアチェーンなどに変更され、病院は指定病院だけになった。前例のないことだから仕方ないとは思いますが、混乱を免れませんでした。

 ――日本と同様、接種券が配られたのか。

 いいえ。マサチューセッツ州では、州政府が提供する「コロナウイルス最新情報」のウェブサイトへ自分でアクセスしなければ、具体的な情報を得ることができません。3月下旬現在、接種資格があるのは医療従事者のほか、60歳以上、特定の病状を持つ人々、低所得シニア住宅・介護施設の居住者とスタッフ、ファーストレスポンダー(救急医療、警察、消防などの最初の対応者)、教育者・学校スタッフ、特定のカテゴリーの労働者などと細かく決められています。自分が該当すると確認し、接種場所を選び、ウェブ予約をしないといけないのです。

■「なぜ救急医の私より先なんだ」嘆いたことも

 ――自身がワクチンを打ったのは?

 昨年12月下旬と1月末の2回。接種場所は職場でもあるハーバード・メディカル・スクール系列のブリガム・アンド・ウィメンズ病院ですが、ここでもスムーズに順番が回ってきませんでした。系列病院は15あり、計7万8000人が働いている。スマホのアプリで予約するシステムが採用されましたが、初日に予約殺到でパンク。結果、1週間ほどシステムが止まってしまった。「どうなってるんだ」「もう待てない」などと病院内メールが飛び交い、騒然としました。コロナ患者が毎日運ばれてくる私たち救急部と、コロナ患者とほとんど接することのない他部や事務スタッフなど、感染リスクの度合いはさまざまです。ところが、予約アプリにそうした配慮がなく、運良く早く予約が取れた人が事務職のスタッフだったり。「何でこの人の方が救急医の私より先なんだ」と嘆いたこともありました。

 ――筋肉注射ですか?

 はい、もちろん。私は利き手でない方の左腕に打ってもらいました。ファイザー製。接種後は別室でソーシャルディスタンスに配慮したイスに座り、15分のタイマーが作動。副反応はなく、そのまま帰宅しましたが、注射した箇所に2日ほど痛みが続きました。

 ――副反応については?

 アレルギー症状のアナフィラキシーはCDC(米疾病対策センター)の報告では20万回に1回の割合。私の目の届く範囲では全く聞きません。手元にあるデータでは、2回接種して痛み、倦怠感、筋肉痛、寒け、熱などの症状が出た人が3%、死亡例はありません。

 ――それでも、拒否する人はいるのでは?

 います。黒人、ヒスパニックから「コロナに効果があるというのは嘘で、人体実験されるんだ」という声も聞きます。彼らが人体実験に利用された過去があるからなんです。有名なのはアラバマ州の公衆衛生局が1930年代から40年間にわたって行ったタスキギー梅毒実験です。約400人の黒人を梅毒に感染させ、治療せずにそのまま放置して経緯観察した。梅毒の自然的経過を観察する目的だったとされるこの非倫理的な人体実験で少なくない黒人が亡くなっています。終わったのが72年。当時の記憶がある人が今も少なからずいるわけです。
救急部はまさに地獄の戦場(提供写真)
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ピーク時は救急車5台同時到着、ICUに110人
 ――接種しない人が多ければ、コロナは収束しないのではないか。

 雑駁に言うと、打たない人が死に、打った人が生き残ります。そのような中で人口の60~70%の人が打つと、コロナに罹患して免疫を得て生き延びた人も含め、ハードイミュニティー(集団免疫)の状態となり、感染が収まるという意見に共感しています。繰り返しますが、米国では昨年末に接種が始まり、3カ月余りで接種率21%ですから、今年中にはある程度の結果が出るようにと、祈るような気持ちです。

 ――ボストンの街にもワクチン効果は出ているか。

 効果と言うには早いでしょうが、ボストンのあるマサチューセッツ州の近頃の新規感染者は1900人前後。多かった頃は9000人前後だったので、大幅に減ってきてはいます。全米だと、一時期に比べて減ったとはいえ、1日の感染者は約6万人、死者約1600人という状況。トータルの死者数約55万人は、第1次世界大戦と第2次世界大戦とベトナム戦争で亡くなった米軍死者数の総数を超えました。場所によっては爆発の時期がずれており、つい先日も友人が勤務する西海岸の病院は地獄だと言っていた。

 ――この1年、救急医としてすさまじい仕事ぶりだった。

 昨年3月に「研究は一切ストップし、100%臨床に入れ。これまでの倍、働け」と大学から指令が届いたのが始まりで、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の救急部に入るシフトが2倍近くに。救急車5台が同時に到着することも珍しくない中、次々と運ばれてくるコロナ患者を診たんですが、死に物狂いだったと言って過言ではありません。処置をしても、なぜ酸素飽和度が上がらないのか。なぜ急激に悪化するのか。前例のない事態に頭を抱え、感染リスクにも怯えた。家族と遮断された中でコロナ死する何人もの患者さんに立ち会いました。ピーク時は、ICUに人工呼吸器がつながれた患者110人、一般病棟に350人が入院していた。こんなに理不尽で切なくて、やり切れない病はもうたくさんです。

■ホスピスに充てる時間も残されない

 ――救急医であると同時に終末期医療の研究者。コロナによって終末期医療に変化はあったか。

 私が専門にしている患者さんとのコミュニケーションにもオンライン診療が導入されました。非常にナーバスなやりとりなので、オンラインは無理だろうと思っていましたが、意外とそうではなかった。画面で患者さんと向き合うと、2人だけで一室にいるような感じすらします。米国のホスピスの約90%は自宅で行われます。日本では、がん患者が最期を過ごす場と捉えられているようですが、米国ではケアのことを指し、ホームホスピスという言い方をします。

 ――そのホームホスピスの患者さんとの向き合い方の一例を。

 呼吸困難に陥り、救急に複数回運ばれたが、小康を得て家にいる肺がんの末期患者さんの場合。

「今後、あなたの体が悪くなるんじゃないかと心配しています。どういうケアがあなたにとってベストになるのか考えましょう。肺がんになって人生がどう変わりましたか」

「歩けなくなった。ベッドから起き上がれなくなった」

「それはがんが進行しているからで、大変ですね。どんなふうなら生きる価値があると思いますか」

 などとやりとりし、「もし生きる時間が延びるなら、どこまでのつらい治療を我慢できますか」と聞きます。つらいばかりの治療をしたくない人、それでもしたい人がいます。患者さんは患者さんの価値観のエキスパート、医師は医療のエキスパート。治療を両者が一緒に決めていくためのコミュニケーションなのです。

 ――そのメソッドはコロナにも応用された?

 いいえ。コロナの患者は急激に悪化する。救急で運ばれた高齢の患者さんのほとんどが亡くなりました。その教訓からも、コロナ収束のためにワクチンを接種しましょう、と申し上げたいです。心配する気持ちも分かります。私は本来、新薬を勧めませんし、認証後10年ほど経ってから使いたいものですが、このコロナ禍では急がないとまずい。もうギリギリのところに来ていると思います。

(聞き手=井上理津子/ノンフィクションライター)

▽大内啓(おおうち・けい)1978年、大阪市生まれ。12歳で渡米し、ジョージタウン大学医学部卒業。ハーバード大学公衆衛生大学院修了。ポールB・ビーソン老化研究キャリア開発新興リーダー賞(米国立緩和研究所)受賞。ハーバード・メディカル・スクール助教授(終末期医療)


小室佳代さん「セレブ要求」していなかった?元婚約者と食い違う証言

2021-04-10 11:00:00 | 日記

下記の記事は女性自身オンラインからの借用(コピー)です


秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さまとの結婚が延期になっている小室圭さんが、母親の佳代さんと元婚約者X氏の「金銭トラブル」を説明する文書を公表して注目を集めている。

その中には小室さんの認識として、佳代さんがX氏からどのような支援を受けてきたかが詳述されている。そして、「婚約するにあたって2人が交わしたやり取り」として、佳代さんとX氏が’10年の春に交際が始まり同年9月に婚約に至るまでのエピソードが記されている部分もある。

《元婚約者の方がお食事に連れて行ってくださるお店が応分の負担を求められる母にとっては金額の高いお店であることが続いたため、ある時期から母は困難を感じ始め、今後もそのような状態が続くのであれば家計に支障をきたす心配があると思い悩むようになりました》

《結婚に向けて話し合うなかで、元婚約者の方は、家族になるのだからこれからは金銭面も含めて全面的にバックアップします、保険に入っているので自分に何かあっても当面は路頭に迷うようなことはありません、安心してください等とおっしゃってくださいました。母は、元婚約者の方のこれらの言葉に思いやりを感じて信頼し、結婚のお申し出を受け入れました》

《婚約にあたり、元婚約者の方は母に、お互いの友人を呼んでクルージング婚約パーティーを開きましょうかという提案や婚約指輪を贈りたいという提案をしてくださいました。母は有り難く思いつつも、次第に、元婚約者の方も母も決して若くはなくお互いに初めての結婚ではないので、豪華なパーティーを開いたり高価な指輪をいただくよりも他の使い道を考えた方がよいのではないかと思うようになり、元婚約者の方にそう提案しました。元婚約者の方は母の提案を快く受け入れてくださり、家族になる 3 人にとってよりよい使い方をしましょうという結論に落ち着きました》

X氏が自ら進んで、佳代さんに”セレブなもてなし”を提案していたという、小室さん文書の記述――。

ところが、佳代さんとX氏の「金銭トラブル」を最初に報道した『週刊女性』(’17年12月16日号)には、X氏の友人の証言として、真逆ともいえる婚約中のエピソードが紹介されていた。

「圭さんが20歳前後の誕生日に、竹田さん(X氏の仮名)が新橋の高級レストランでお祝いをしてあげたそうです。そこまではいいのですが、翌年の圭さんの誕生日に、佳代さんが“あの店じゃないと意味がない”と言い出し、竹田さんが別の店を予約していたのもおかまいなしに勝手にその新橋の店を予約してしまったんです。もちろん、会計はすべて竹田さんで、そのときに“私はただの財布じゃない。もうこの人とはやっていけない”と別れを決意したそうです」

さらに『週刊文春』(’20年12月17日号)では、婚約直前、佳代さんからX氏へのセレブな食事を“おねだり”する、次のようなメールが送られていたとも報じられている。

《次回は代官山ASOでキャビアのパスタを是非!》
《今年は圭の大好きな恵比寿ウェスティンHの『龍天門』でお祝いDinnerしたく》

そして、婚約披露のクルージングパーティは佳代さんから持ちかけたものだといい、そのメールの文面も掲載されている。まさに小室さん文書とは正反対の内容が報じられているのだ。

小室さん側と元婚約者側、いったいどちらの言い分が正しいのか――。

小室佳代さん「贈与税」支払っていた!報道を受け、時効ギリギリで
秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が延期となっている小室圭さんが4月8日、母・佳代さんと元婚約者X氏との「金銭トラブル」について説明する文書を発表した。

その中で、小室さんはこう記している。

《平成24年(2012年)9月13日午後11時15分、母は元婚約者の方から、婚約を解消したいという一方的な申し入れを突然受けました。(中略)このとき母が、婚約期間中に受けた支援について清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者から『返してもらうつもりはなかった』というお返事が返ってきました》

実は小室さんが金銭トラブルについての説明文書を発表するのは2度目のこと。’19年1月22日に公表された文書でも、X氏の「返してもらうつもりはなかった」という発言から、金銭的な問題はすべて解決済みと認識してきたと説明していた。

しかし、前回の文書発表直後の’19年2月、WEB女性自身では「小室圭さんの母・佳代さんに脱税疑惑…税務調査の可能性も」との記事を配信している。X氏から佳代さんに渡されたという409万円が、小室さんの説明通り返済の必要がない金銭なのであれば、贈与税を納めなければいけないのではないかという疑惑だ。

贈与税の時効は贈与があった翌年3月から数えて7年。佳代さんがX氏から金銭を受け取ったのは’12年1月の200万円が最後だったので、その時点で、時効は’20年3月に迫っていたのだ。

本誌は当時、小室圭さんの代理人・上芝弁護士にこの疑惑について電話で質問。しかし上芝氏は質問の核心には触れず、409万円の金銭が贈与だったのか貸与だったのかについても明言を避けた。佳代さんが贈与税を納付したかどうかについて、この時点で真相を掴むことはできなかった。

しかし今回の小室さんの文書には、注釈の部分にこんな一節があった。

《なお、贈与税を負担しているのかという報道がありますが、母は贈与税を納付しています。それまでは贈与税を納付する必要があると思っていなかったのですが、報道の後に知人から贈与税は納付しているのかと聞かれたことがきっかけで、念のためにということで納付しました》

小室さんは、本誌の指摘に応えるように、佳代さんの“脱税疑惑”もしっかり晴らしていたようだ。

「母の名誉」のためだった…小室圭さん400万円“返済拒否”の理由

4月8日、秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが、金銭トラブルについて説明する文書を公表した。

小室さんの母・佳代さんに対して、佳代さんの元婚約者男性が、婚約期間中に援助した約400万円を返金するよう求めていたトラブル。この問題が小室さんと眞子さまの結婚延期の主な原因となっていた。

小室さんの文書によると、20年11月30日発売の『週刊現代』で、元婚約者男性が独占インタビューに応じたことが金銭トラブルについて説明するきっかけの一つになったという。元婚約者男性は『週刊現代』の取材に「もう私は小室佳代さんから、400万円は返してもらわなくていいのです。先方と交渉を続けるつもりもありませんし、今後小室家に対して返金を求めることは一切いたしません」と語っていた。

結局、返金要求を取り下げた元婚約者男性。しかし、実は小室さんは文書で《解決金をお渡しして和解することができればそれがよいのでは》と考えたことがあったと記しているのだ。

ただ、《解決金については、これまで元婚約者の方にご提案することはしていません》といい、「解決金プラン」は幻に終わったという。小室さんはなぜ、解決金を支払って早期解決するという選択を捨てたのだろうか。

その理由について小室さんは《早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできないと考えたから》と説明している。

小室さんは’19年1月の文書でも《母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」という明確なご説明がありました》と記している。つまり、小室さんと佳代さんはこの時点で、約400万円の金銭的援助は「借金」ではなくなったと認識したというのだ。

そういった考えのもと、返金要求に応じなかった小室さん。以下のように思いを綴っている。

《借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした。一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありましたし、今でも、同じように受け止めています》

金銭トラブルは「切実に名誉の問題」――。小室さんは母・佳代さん、そして“将来の家族”が「借金を踏み倒そうとしていた人間」という汚名を着せられないように、熟慮して対応してきたというのだ。

《色々な事情があったのだということを理解してくれる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです》と締めくくられている今回の文書。これをきっかけに、小室さんの「理解者」は増えていくのだろうか


骨粗しょう症は早めに予防 生活習慣病で男性も発症

2021-04-10 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経ヘルスアップからの借用(コピー)です

骨がもろくなって骨折しやすくなる骨粗しょう症。閉経期以降の女性に多い病気だが、男性も決して油断はできない。生活習慣病が原因で発症する場合もあるからだ。男女を問わず、早めの予防を心がけよう。
骨粗しょう症は骨の量が減少したり、質が劣化したりすることで、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気。北里大学北里研究所病院(東京・港)整形外科部長の金子博徳氏によれば「骨の強度には骨量と骨質が7対3の割合で影響する」という。
骨は新陳代謝を繰り返している。破骨(はこつ)細胞が古い骨を壊す「骨吸収」と、骨芽(こつが)細胞が新しい骨を作る「骨形成」のバランスがとれていると、丈夫な骨が保たれる。しかし、加齢や生活習慣などでそのバランスが崩れると、骨が過剰に溶けて量が減るなどして、もろくなってしまう。
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日本の骨粗しょう症の推定患者数は約1280万人。女性が約8割を占める。女性が多いのは閉経により、骨を壊す破骨細胞の働きを抑える女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に低下することが大きな要因となっている。
帝京大学ちば総合医療センター(千葉県市原市)内分泌代謝内科の井上大輔教授は「男性患者は約300万人で、少ないように思われるが、その約半数は何らかの病気に起因する続発性骨粗しょう症であることに注意したい」と指摘する。
高血圧や糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病などの生活習慣病がある人は、骨量の指標となる骨密度がある程度維持できていても、骨質の劣化の影響で骨折するリスクが高まる。
骨粗しょう症で骨がもろくなると、転倒などをきっかけに骨が折れやすくなる。背中や脚・腕の付け根、手首が特に骨折しやすい部位だ。中でも背骨は、自分の体重で徐々に押しつぶされていき、骨折に気づかないこともある。「背中や腰の痛み、2~3センチメートルの身長低下といった兆候があれば、『いつのまにか骨折』となっている可能性があるので、整形外科を受診して相談を」(金子部長)
女性は40歳、男性は60歳以上になったら、自治体の骨粗しょう症検診や人間ドックなどで定期的に骨密度検査を受けることが望ましい。「生活習慣病がある人は、骨粗しょう症の早期発見のために、一度は骨の精密検査を受けておくとよい」(井上教授)
検査で骨粗しょう症と診断されたり、そのリスクがあると判断されたりした場合は、骨の状態に合わせた薬物治療が必要になる。そうなる前に予防対策を心がけたい。
予防対策の基本は日光浴、運動、食事が3本柱になる。日光浴は骨に必要なカルシウムの吸収を助けるビタミンDの体内合成を活性化する。骨に重力をかける運動を習慣化することも大切だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で外出を自粛する生活が続いているが、日中に運動を兼ねて20分程度の散歩をする、ベランダや庭で日光を浴びるなど、できる範囲で工夫したい。金子部長は筋肉も強化できるスクワット運動を勧める。「足腰に不安があれば、テーブルに手をついて、イスから立ち上がる動作を繰り返してもいい」
食事はカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収や骨への沈着を高めるビタミンDやビタミンK、筋肉や骨の材料になるたんぱく質などもバランス良くとる。「魚や肉、乳製品、大豆製品、野菜をまんべんなく食べることを意識してほしい」(金子部長)
井上教授はコロナ禍で糖尿病が悪化する中高年が増えていることを懸念する。「生活習慣病を悪化させないことが、丈夫な骨を維持することにもつながる」と呼びかける。
(ライター 田村知子)