砂丘屋ブログ

鳥取市今町にある居酒屋店主の
日々の泡とか

飲み読み

2009-04-09 | 日記
鶴見、前割りあたためをのみながら読書です。

タイトルは廃線探訪の旅です。

心をわしづかみにされる、写真が盛りだくさんです。

かつて、そこで

泣き、笑い、出会い、別れ、

さまざまな想いが行きかい・・・


でも今は雑草に埋もれ、朽ちていく。


なんだか、奥の細道が読みたくなってきました。

そして旅に出たくなります。


いろんなことを想像します。

畑仕事の手を休め、汽車をながめるおばあさん。

どこまでも続く線路のむこう、遠い街で働く

孫を想うのでしょううか?帽子を押さえて子供が

手を振り、カーブでスピードを落とし、鉄橋を

わたり、暗い森の中で目を閉じて、そして、いくつか

トンネルを抜ければ、夕暮れの田園風景が広がってたりして。

人々の暮らしの中、線路があって汽車が走るあたりまえだった景色。

でも、もう何年も前に、鉄道は廃線になり、おばあさんは死に、

息子は街でおじさんになり、お店を開きました。


このあたりまえの日々もいつかはおわるんだな。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする