孫がお母さんのスマホからラインしてきた。
「全部着たい」そうで。
わおう!!
それで昨日は半襟着けたり、アイロンで畳みじわを伸ばしたりしていました。
吊るしておけば少しは直る?
染疋田に昭和のミシン刺繍。
姑遺品は加賀友禅?
落款ありました。上品な色合いだけど、夾竹桃は着物柄には珍しい。
元々東南アジアかどこかの原産。古典柄には使わないのでは。
広島の戦後復興では早くに大きくなるこの木がたくさん植えられ、私が広島へ来た1960年代には川土手などによく見られましたが、今はほぼありません。
しかし、ある時期の記念としてか、平和公園横の本川土手には残っていますね。よく繁る木で今年のサミット前には枝を伐採したそうです。テロ対策らしい。
雑談深謝。
2年前、5年生の時にも着せたけど、この時は大きすぎた。
2017年11月、人に振袖着せたのはこの時が初めて。
ドイツから来たお嬢ちゃんに、友達の娘さんの振袖着せました。
美容師の友達が着付けの予定だったのに来られないので、私が担当することに。
相当焦りました。
息子ばかりで着せたことないので、急遽、帯結びの自主練。
階段の手すりに座布団巻いて膨ら雀をやってみる。
着せたのはこの振袖。
いい帯で締めやすかったのに、焦ってよれよれ。
着物は梅の柄に一部絞りだったかな、可愛く見えてとってもいいもの。
とても喜んでくれて、ドイツのご両親に写真送っていた。
この後、「娘はもう50歳、結婚式のお色直しにと思っていたけど結婚しそうにないし、お孫さんが着るのならもらってくれないか」と言われたけどお断りした。
着物百万、帯百万とかそんな値段と聞きました。そんなもの貰えません。
それにどんないいものでも本人の意向を聞かないと。着るものの押し付けになっても行けないし。
先日、「あれは千總」と話していた。いゃあ、恐れ入りました。着なくても本人が持っておくべき着物ですね。
その時に友達の家で持ちよりパーティして、なぜか「明治天皇はんが使わはった器」というのを出してきました。
親戚筋がお公家さんで、東京に行くまで、塀の破れたところからこっそり御殿を抜け出してそのお宅へ遊びに来ていたそうで。
東京へ行くまではわりと自由に暮らしていたのでしょうか。
話がどんどん着物からそれていますが。
七五三の時。月日が経つのは早いもの。
さらに遡る。一枡餅して泣かす。あれは本人はわけわからない恐怖、周りが喜ぶ。
女の子に晴れ着を着せる。それを見てみんなが笑顔になる。正月のめでたさ、ここに極まれり。
私の振袖、袂の内側に染みがある。それは元旦に初詣のあとみんなで喫茶店に行き、私はホットドッグのソースをぽたりと落としたのです。
50年以上放置していたのでくっきりと。
あの時、私の両親は嬉しかったのかなあ。いや、嬉しかったはず。
大きくなったね、おばあちゃんの古い着物でごめんね、
私成人式には絶対振袖着る。そうね。レンタルでも誂えでも好きにしてね。自分の好きなのを着るのがいちばん。
おばあちゃん、見に行きたい。けど、式のあとは友達と遊ぶはずだから、着付けする美容院の前で見る。
当日はいいお天気でありますようにって、まだ何年も先ですが。。。。
一人の子は事前写真撮影も終えラインで見せてもらいましたが現代的だけどシックでお洒落な柄の振袖でした。
私は成人式の時は県外の大学に行っていたので成人式には出席出来ませんでした。月日のたつのは早いです
お孫様が成人式ですか。もうそんな翁お孫さんがいらっしゃるんですね。おめでとうございます。
今の振袖はどんなんでしょうか?きっと素敵なんでしょうね。
私も親元にいなかったので出ていません。今になれば親のために出ておけばよかったと思いますが、その頃はたいして関心もなく。若気の至りです。
今年一年お世話になりました。水彩画に、山歩きに、ますますご活躍ください。ブログ、楽しみに拝見します。