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未来の選択 第16話(最終話) 最高の選択

2018-03-31 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第16話(最終話) 最高の選択 

 

Ζ 9時のニュース キム・シンがお届けします Ζ

 

シンの運命を左右する本番が始まった

病室で 固唾を飲んで見守るミレ

シンが選んだ原稿は 予定通りの時事問題だった

失望する後輩たちの視線を感じながら シンは 無表情で原稿を読む…!

 

病院では

 

ナ・ジュヒョンが 2人の謎の男と話している

意識不明の状態では未来に戻れない 無理に戻れば命を失うという…!

このまま この世界で暮らすことは出来ないかというジュヒョンだが

未来でご主人が待っているという…!

 

『亡くなったと聞いてますが…』

『ミレさんが過去に来た直後 息を吹き返したんです

キム・シンさんが 彼女を待っています!』

 

病室では

 

“未来のミレ”が意識を取り戻し 半狂乱で帰りたいと叫んでいる

自分は32歳だと言い張り 自分はオバサンじゃないと…!

診断によれば “未来のミレ”は 逆行性健忘という病気だという

耐え難い苦痛を忘れるため 一部の記憶を失ったのだと

 

“未来のミレ”は 自身を守るため最も幸せだと思う時期に戻った

 

とにかく今は 安静にするしかない

そのタイミングで ジュヒョンとミレは 会長イ・ミランに呼ばれた

ただの食事会だと思ったのに ミランはいきなり結婚をと切り出す

社内とマスコミが 孫の交際相手にうるさいから黙らせるのだと…!

 

シドロモドロになりながら まずは婚約をというジュヒョン

ならそれでもいいと ミランは簡単に引き下がる

ミレは セジュに 会長に呼ばれ 仕事を辞めるように言われたと話す

 

仕事を辞めたら ミレが幸せになれないことを

セジュは 十分に理解していた

 

“未来のミレ”は 2人がいない病室に キム・シンを呼ぶ

32歳の頃に逆行していながら “未来のミレ”の外見は老婆のようになっている

 

シンが経験していない ミレとの出会い

ソ・ユギョンと事故を起こしたが 本当は ミレが事故に遭うはずだった

ケガをして入院したミレを 毎日見舞ううちに2人はつき合うようになる

 

『君は 過去の自分に逃げ 僕は運命から逃げようとしている

でも結局は こうして同じ場所にいるんだ』

『そうね 運命から逃げるってことは結局 運命に縛られてるってことね』

 

NTNでは 加湿器殺菌剤の件を隠蔽し 報道しないことへの批判が高まり

公正な報道を求める抗議行動が過熱していた

その件には関わらないよう 目と耳を塞ぐキム・シン

 

一方 ミレは 制作会社に掛け合い 何とか報道できないかと訴える

しかし 番組を納品するだけの制作会社に そんな力はない

こんな時 彼ならどうするだろう… ミレの心に浮かぶのはひとりしかいない

 

キム・シンは 自分の中の“正義感”と闘っていた

そんなシンの前に ひとりの老紳士が現れる

 

『報道するのか?』

『あなたは?』

『君に人生を壊された者だ 35年先の君自身だよ

もっと正確に言うなら… 最後まで報道しなかった場合の君』

 

“未来のシン”は 35年間 後悔し続けたという

代わりに得たのは地位と名誉だ

キャスターから報道局長 そして報道本部長へ…!

NTNにとどまらず 大臣の地位まで昇り詰めたというキム・シン

 

次の瞬間 “未来のシン”は消えていた

 

いつものように 用意された原稿を読む キャスターキム・シン

しかし 本番の最後 CMが終わり 締めの挨拶の数分間に

シンは禁断の原稿を読み上げる…!

そして 自らの言葉で語り始めた

上からの圧力により これまで報道しなかったことを視聴者に謝罪し

正しい報道が出来るよう 力を貸してほしいと呼びかけた…!

 

放送を観ていた“未来のミレ”は 画面に向かって絶叫する!

自分は 未来で夫を破滅させ 過去の世界でもまた同じことをしたと嘆く

 

ミレは あんな数分間で シンを破滅させたくなかった

この世界のシンは 自分が必ず守ると “未来のミレ”に約束したのだ

 

まずは資料を集め 取材し YBSの兄に掛け合う

ソ・ユギョンとぺ作家にも協力を求め イ・ジェスたちにも頼み込む

大企業と放送局の癒着

真実を伝えようとしたキャスターの解雇

公正な報道の阻止 死を招く商品の隠蔽

そのすべてを暴き報道することで 外側からキムアナを救う…!

 

違約金と借金を負うことを承知で

キャスター生命が絶たれることを承知で

正義を貫いたキムアナを救うことこそが パンドラの箱の希望だと…!

失敗すれば 全員のクビが飛ぶかもしれないが ミレは必死に訴えた

 

しかし…

 

最終的に セジュが企画に反対する

テグクグループは YBSの最大のスポンサーでもある

そのスポンサーを弾劾すれば YBS自体が存続できなくなるかもしれない

 

『テグクの金で 局が運営できていると言っても過言じゃない

社員の給料も 作家の原稿料も… すべてだ

正義感は大事だけど それだけでは企業を運営できないんだ』

 

『……分かったわ』

『キムアナのために?』

 

『いいえ これは私がすべきことだから

あなたなら理解してくれると思ってた あなたは会長とは違うもの』

 

考え抜いた末 セジュは 放送を許可した

この決断が どういう結果を招くのか 知らないわけではない

ミレに言われて セジュもまた 自分がすべきことを貫いたのだ

 

YBSの報道により キム・シンは 一躍時の人となった

“信念を貫く言論人”として 各メディアに取り上げられ

シンを解雇したNTNには批判が殺到した

 

イ・ミランは 孫の愚かさを罵倒し そそのかしたミレを非難する

そして 移籍してまでYBSを裏切ったキム・シンを罵った

 

『それじゃ僕も… 裏切り者ってことだね』

 

セジュは 辞表を差し出し 席を立つ

放送許可を出すと決断した時から 覚悟していたことだった

 

キャスター生命を懸け 正義を貫いたキム・シン

他のみんなも それぞれの道を断たれる覚悟で放送に臨んだのだ

 

辞表を出したセジュは ユギョンに会う

深刻な状況なのに 辞表を出すのは癖なの?とからかうユギョン

リポーターから抜け出たいユギョンのため 司会は?と提案するセジュ

でももう ユギョンは 留学すると決めていた

国費奨学生に選ばれたと 誇らしげに報告する…!

 

『私のことより 今後はどうする? また済州島へ?』

『まあね』

『ミレさんは?』

 

即答できないセジュの様子に ユギョンはすべてを察する

そして もし自分と先に出逢っていたら… 好きになってくれたかと聞いた

その答えがNOでもYESでも 今の状況が変わるわけじゃない

2人は 互いに見つめ合い苦笑した

 

孫の辞表提出に憤慨したイ・ミランは ミレを呼び出した

 

『今すぐ別れてちょうだい!』

『これは セジュさんの意思です』

『別れないなら キム・シンを破滅させる! この業界から追放するわ!』

『そんな脅しに屈しません!

会長 お金や権力で人の心は買えません 失礼します!』

 

ミレは強くなった

大企業と放送局を弾劾すると決めた時から 覚悟は決まっていた

こんな脅しに… 権力に 決して怯まないという思いで…!

 

おそらく行き場のないセジュを ミレは自宅に招いた

手料理を食べながら セジュは 留学して勉強したいと切り出す

どんなに虚勢を張っても 祖母に守られて今の地位がある

御曹司として当然の権利を使い それなりに頑張ってきたセジュだが

やはり勉強不足 経験不足 何もかもが足りないと実感したのだ

 

『したい事じゃなく すべき事に追われる毎日だった

商業的価値を超える 真の意味で“いい番組”を作りたい

僕と一緒に… 留学しないか?』

 

『ごめんなさい』

 

きっと そんな答えが返ってくると どこかで分かっていたセジュ

でも 『このままでは自分がダメになる』という言葉は 思いがけなかった

 

『セジュさんには 与えてもらうばかりで 私からは何もあげられない

あなたは何でも持っているから あげられるものがないの

きっとこのままじゃ 自分で自分が嫌いになる

いつか あなたに何かをあげたい

時間をかけて そんな自分になりたいの』

 

別れの言葉ではなかったが ミレは 受け取った指輪を薬指から外した

待っててほしいなんて言えないと 再び出会えたらまたこの指にはめてと…

 

セジュは受け取らず ミレの手の中に指輪を残す

たとえどんなに時が経っても ミレへの想いが変わることはないと…

 

“未来のミレ”が 帰る日になった

老化が進み いつ命尽きるとも限らない深刻な状況だ

ここに残って一緒に暮らそうというジュヒョン

でも “未来のミレ”は 夫のそばで死にたいという

 

兄妹は 未来へ続く“エレベーター”の前で別れを惜しむ

“未来のミレ”の手に 鍵を握らせるミレ

 

『パンドラの箱の鍵 家の門のそばに埋めておくから

おばさん 過去は変えられなくても 今から変わればいいと思う』

 

ミレが 最後に出した答えに “未来のミレ”は涙ぐんで微笑んだ

そして“エレベーター”は 静かに閉じた

 

私物の箱を抱え NTNを去るキム・シン

抗議団体の一同が 拍手で声援し シンも笑顔で応える

そして 歩いて行く先には ナ・ミレが…

 

『会社を解雇されて さらに10億の借金 今のお気持ちは?』

『応援してくれる人もいるさ』

『じゃあ 私がいなくても大丈夫よね』

 

立ち止まり ミレを見つめるシン

YBSの報道を見て シンの方から会いに行くつもりだった

 

『オバサンは未来へ戻った 未来のキム・シンは 生きているそうよ』

『そうか』

『だとしても あなたとはつき合わない 10億の借金なんて…』

『すべて返済したら つき合うのか?』

『分からない もう 未来を思って悩みたくない

まだ起きてもいないことで… 未来のために今を生きるなんて…』

『成長したな』

 

出逢った頃のように シンは ミレの頭に手を置く

去って行く後姿を見送り シンもまた 別の道を行くのだった

 

 

3年後

 

 

ソ・ユギョンは トーク番組の司会を務めていた

ゲストには 放送作家であり “ベストセラー作家”のナ・ミレ

 

本番を終えた2人は イブについて語り合う

そう 今日は12月24日 奇跡が起こるかもしれないイブなのだ

 

帰宅したミレは コートを脱ぐのも忘れ 赤ちゃんを抱きしめる

ようやく伴侶を得た 兄ジュヒョンの息子ゴン ミレの甥っ子だ

 

キム・シンは 長い裁判で NTNに勝訴した

“信念を貫く言論人”の弁護を務めた弁護士は 誇らしげに握手を求める…!

 

書店で 新刊“未来の選択”を手に取るミレ

背を向けたその時 キム・シンが 同じ本を手に取る

ミレは シンに気づくことなく出て行った

 

- クリスマスには 誰もが奇跡を期待する

- ケンカした友人と和解したり 別れた恋人から連絡が…

 

ミレが去った書店に 今度はパク・セジュが現れる

シンはまだ 新刊のコーナーに佇んでいる

すると 外へ出たミレが 思い直したように再び中へ…!

 

- どんな奇跡が起きても不思議じゃない

- 必ず奇跡が起きるとは限らなくても それでも期待してしまう

 

回転扉を過ぎ 視線の先の人物に 懐かしく微笑むミレ

ミレが再会したのは 果たしてどちらだろうか…

 

未来では

 

門のそばを掘り返し “パンドラの箱”を開けるナ・ミレ

中には 幼子を抱くミレの写真が入っている

愛おしそうに写真を手にするミレ

そして その手を優しく握る もうひとつの手が…

 

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未来の選択 第15話 消せない想い

2018-03-29 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第15話 消せない想い 

 

どうしてミレに 自分が助けたことを隠したのか…

それは 命の恩人としてではなく ただパク・セジュとして会いたかったと

YBSで再会出来て いつか渡せる時が来るまでと 指輪を持ち歩いていたセジュ

 

『今日… やっと渡せる日が来た 僕の気持ち 受け取ってほしい』

 

ミレの左の薬指に指輪が輝き セジュは 優しくミレを抱きしめた

同じ時 キム・シンは 契約書にサインしていた

 

翌朝 キム・シンは NTNに出勤する

YBSとは違う喧騒の社内に 違和感を感じるシン

しかし令嬢は 気にしないでと言い シンを 用意された個室へ案内した

 

YBSでは

 

常務パク・セジュが 全国的な通信網を構築すると提案し

役員たちが 一体 初期費用はどうするのかと噛みつく

会長イ・ミランに出資を依頼するが ミランは条件に

自分が決める人と結婚しろという

 

『セジュ あの子はダメよ』

『僕は ミレさんとじゃないとダメだ! 投資のことは聞かなかったことに』

 

一方 “未来のミレ”は 兄ジュヒョンのもとへ戻り 事態を説明していた

もうミレと自分は別人だと ミレの未来は自分じゃないという

それが本当だとすれば これは“パラレルワールド”だというジュヒョン…!

 

ミレは YBSの会長室に呼ばれていた

セジュが考えを曲げない以上 ミレと交渉するしかない

イ・ミランは セジュと結婚するなら 放送作家は辞めてと切り出す

過去がどうでも仕方がないが これからは嫁として相応しく生きるようにと

 

『外を駆け回る仕事は辞めて 家庭に入りなさい

それから 我が家のしきたりも勉強してもらうわ』

 

セジュからは指輪をもらっただけで プロポーズもされていない

なのに会長とこんな話をするのは…

戸惑うミレに もちろんセジュには内緒だというミラン

セジュが知ったら それこそ大騒ぎになると…!

 

『このことは セジュには言わないで 2人の秘密にしてちょうだい』

『……はい』

 

キム・シンは テグクグループのユン会長を紹介される

会長の隣りに座っているのは 令嬢の兄

令嬢の兄は ユン会長の娘と結婚しているという

つまり ライバル視されている2つの企業は 親戚同士というわけだ

 

会長がシンを気に入らなくても 企業には“企業の顔”が必要だ

視聴者が つい信じたくなる“人気者”が…

 

『それはつまり 私を利用するということですね』

『機会は私が用意した あとは君次第だ』

 

会長と一緒に帰る途中 YBS会長イ・ミランに出くわす

退職してライバル局に移籍したシンを ギロリと睨むミラン

 

『10年も飼ってやったのに 酷い人ね』

『“飼う”なんて 犬のように言わないでください』

 

ミレは 何かと“常務の恋人”と噂され 辟易していた

まだ婚約もしていないのに 噂だけが独り歩きしている

なら 噂を本当にすればいいと セジュは気にもとめない

 

オフィスに戻ろうとすると 今度はエレベーターでユギョンに会う

 

『8月の連休は済州島へ行ってた? 実は私も行くはずだったの

キムアナと事故って行けなくなった 本当は私がセジュと出会うはずだったの』

 

(だから何? それが私のせい?)

一方的に言われたまま ミレは思うことさえ言えなかった

オフィスに入ろうとすると 中からジェスの文句が聞こえてくる

“チーム長の妹”で“常務の恋人”なんて どれだけ気を遣えばいいのかと…!

次第に 職場で居場所がなくなるミレは とうとう兄に辞めると切り出す

 

セジュが推し進める通信網の構築には 様々な障害があった

1社あたりに割り当てられている通信網は 条項により制限されている

規制緩和に向け 関わる政治家とコンタクトを取らなければならかった

 

その夜

 

帰宅したばかりのミレは セジュから呼び出される

セジュの 一緒に行きたい場所とは セレブが集うパーティー会場だった

これから御曹司の彼女として生きるなら 避けて通れない“つき合い”となる

 

会場には NTNの令嬢も出席し その隣にはキム・シンが…!

 

居心地の悪いミレは セジュに断り 会場の外へ…

そこには 同じ立場のキム・シンがいた

 

『イブの日 彼女にスカウトされたの?』

『始まりはそうだったが 今は見ての通りだ』

『お似合いだわ』

『そう見えるならよかった』

『ではこれで』

 

去って行くミレの薬指を見て シンは泣きそうになる自分を必死に抑える

これが 自分の選んだ道なのだと…

 

ミレもまた 会場に戻り 優しく迎えるセジュを見つめ

これが 自分の選んだ道なのだと思う

帰宅したミレは “未来のミレ”に心から感謝する

キム・シンは 自分といる時よりも ずっと幸せに見えたと…

 

休暇を取ったジュヒョンは 遊びに行くフリをして病院へ向かう

“未来のミレ”は 心配そうに見送るが ミレはまったく気づいていない

病室では キム・シンが待っていた

 

『こんな時に 駆けつける友達は俺だけか?』

『まったくムカつく! もう帰れ』

『未来で病気が治るかどうか 聞けばいいのに』

 

軽口を叩きながらも シンは手術中もずっと待っていた

 

その頃オフィスでは ジュヒョンじゃないと分からない事態になり

ミレが 兄の連絡先を聞きに上司のもとへ…!

そこで初めて真実を知ったミレは 慌てて会社を飛び出す!!!

 

ただの休暇旅行なのに “未来のミレ”が心配そうに見送った理由が分かった

兄は 最初の発病の時も秘密にして たった1人で手術を受けたという

今回もまた 妹の自分だけが知らされていなかったと…!

 

半狂乱で電話してきたミレ

“未来のミレ”は病院へ駆けつけ ミレに知られたと告げる

シンは ミレが来る前に帰ると言い “未来のミレ”が追いかけた

ミレの未来が もう自分ではないこと

シンの未来も変えられていないこと

この世界の未来は別に存在することを どうしても伝えなければならなかった

 

『ミレも 知ったんですか?』

『伝えようとしたけど… あまりに申し訳なくて言い出せなかった』

『じゃあ なぜ私には話を?』

 

今でもまだ シンを忘れられないでいるミレ

そのことをよく知っている“未来のミレ”は 元通りになってほしかった

でもシンは それだけは出来ないと答える

すでに 十分ミレを傷つけてしまっていると

 

『彼女は セジュと生きる方が幸せになれます

この世界は このままでいいんです』

 

駆けつけたミレは 泣き叫んで兄にすがりつく

こうなるから秘密にしたんだと ため息をつくジュヒョン

“未来のミレ”も ずっと知らずに この世界に来て知ったと聞き

なら完治するんだと 大喜びするミレ!

 

事実は ミレ夫婦と疎遠になり 音信不通になるという結末だが

今のミレに 真実を話すことは出来ない2人だった

 

政治家との気が重い会食を終え セジュは 夜の街を歩いた

すると 居酒屋でひとり飲みするユギョンに気づく

そっと近づくと ユギョンは 奨学金のパンフレットを見ていた

リポーターからステップアップをしようと 留学を考えているという

 

『実家の暮らしはどうするの? 僕が援助しても?』

『弟が兵役に就くし 母は叔母のところで暮らす 大丈夫よ』

 

ユギョンもまた ひとりで頑張って道を切り開こうとしている

セジュは 自分だけが苦しんでいるのではないと 思い知らされるのだった

 

病院では

 

手術前に 有名なアナウンサーが付き添っていたと 看護師から聞き

それが キム・シンだと気づくミレ

感謝の気持ちを伝えようと 電話をするが シンは他の女性といるようだ

今はもう シンは遠い存在なのだと あらためて感じるミレ

 

NTN会長とテグクグループ会長のゴルフに同行するシン

その場でシンは 加湿器殺菌剤のトラブルを抱えていることを知る

 

NTN社内の有志が シンに 真実を伝えてほしいと資料を差し出す

しかし 今のシンの立場では 迂闊に関われない問題だった

 

ある日 ミレは 抗議文の看板を首から下げ舗道に立つ男性に気づく

事情を聞くと 加湿器殺菌剤のせいで 息子が肺疾患になり亡くなったという

テグクグループは非を認めず 損害賠償にも応じないばかりか

手を回して報道されないように画策していると…!

 

『俺は 加湿器の掃除を怠って息子を死なせた 酷い父親だと…!

あなたが放送作家だというなら この事実を告発してくれませんか!』

 

移籍した制作会社で 何とかできないかと相談するミレ

しかし 大手が止めていることを 小さな制作会社ではどうにもできない…!

 

再び男性のもとを訪ねると NTNの社員証をつけた人物と話している…

キム・シンというアナウンサーが報道してくれると 大喜びする男性

 

ミレは “未来のミレ”に シンがNTNを解雇される理由を教えてと迫る…!

 

『上が差し止めていた報道を 独断で放送し解雇されたの』

『放送日はいつ? もしかして今日なの?!!!』

『記憶が曖昧だけど… ストライキの初日だった… と思う』

 

どうしても キム・シンに伝えたい…!

ミレはNTNに駆けつけ 今日が破滅の日だと伝える

 

『だから? 破滅しないために 不正に目をつぶれと?

俺にどうしてほしくて そんな話をするんだ!』

『心配してるの そんな言い方しないで

でも 私が間違ってたみたい 余計なことだったわ』

『ああ! もう俺の人生に関わらないでくれ 不愉快だ!』

 

ニュースを観た“未来のミレ”は シンの破滅する日が今日だと知る

どうすることも出来ずにオロオロしていると そこへ謎の男たちが乱入!

半狂乱になる“未来のミレ”を押さえつけ 謎の男が叫んだ

 

『落ち着いて! あなたの夫は生きている! 未来であなたを待っています!』

 

“未来のミレ”は あまりに意外な事実に ショックを受け気絶してしまう

そこへ 帰宅したミレが 謎の男たちに気づき仰天!!!

 

『ミレさんが危険なんです!』

『私が?』

『こっちのミレさんです! いいですか!早く未来に戻らないと!

ここにいる女性は あなたではありません!』

 

“未来のミレ”は 取り敢えず この世界の病院に運ばれた

誰を頼っていいか分からず ミレは 兄とセジュに連絡した

 

同じ時

 

キム・シンは ニュースの本番を目前にしていた

用意された原稿と 正義を貫く告発の原稿

スタジオのデスクに 2つの原稿を並べ じっと“その時”を待つ…!

 

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未来の選択 第14話 タイムマシンの真実

2018-03-27 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第14話 タイムマシンの真実 

 

『俺の放送は 今回で最後になる YBSを… 退職します』

 

キム・シンの突然の発表は 常務パク・セジュさえ知らなかった

スタジオを去るシンを 慌てて追いかけるミレ!

自分のせいで辞めるなら YBSを去るべきは自分の方だと訴える

 

しかしシンは 自分の野望のために去るのだという

セジュの下で働き YBSの顔になっても 所詮はサラリーマンだと

 

自分のせいでなく シン自身の野望のためというなら もう止められない

キム・シンは 目の前のミレに向かって 感謝の言葉を口にした

過去まで来てくれて 自分の死を阻止するため 2人の恋愛を止めたのだ

 

『死に向かうのでなく 別の人生を歩めることになった

パク・セジュと幸せになってほしい 俺の心からの願いだ』

 

互いのためを思い “最も適切な判断”をした2人は それぞれの場所へ帰る

最良の判断をしたはずなのに 少しも笑顔になれない2人…

 

息子の手術が成功し 現場復帰したぺ作家

ミレも 今回の働きを認められ “ナ作家”と呼ばれるようになった

いつものオフィスに キムアナの姿だけがない

 

ジュヒョンは キム・シンと会い 最後に厳重注意をする

新天地のNTNでは 少しぐらい慎むべきだと 長年の友人として忠告した

しかし シンの性格が変えられないことも 十分に承知している

 

『セジュに従えないからNTNに? 転職したってお前は変わらない

NTNにも セジュみたいな上司はいるんだぞ 大丈夫か?』

『忠告 感謝するよ』

 

もう 未来を知っている2人だった

でもだからって 自分を変えられないことも事実

未来を知っても 変えられることと変えられないことが 世の中にはあるのだ

 

就業時間を大幅に過ぎても まだオフィスに残るミレ

そこへセジュが 飲みに行かないかと誘いに来る

 

ミレは そんなセジュに甘え 酔いに任せ やるせない気持ちを吐き出す

まだやってもいない自分の罪で 大切な人を傷つけた

これをどう説明すればいいのか… 確かに未来の自分がしでかすことだが

罪の自覚がないまま その罪悪感で押し潰されそうになる

 

またしてもミレは 自分の前で シンのための涙を流す…

セジュは それでもミレに そっとハンカチを差し出した

 

キムアナが去ったYBSで ミレは “常務の恋人”と噂されていく

 

一方 パク・セジュは 改革に反発する役員と必死に闘っていた

若いトップに不安を感じたJKグループが スポンサーを降りると言い出し

メインが降りれば 他社も賛同しかねない事態に陥っていた…!

 

オフィスでは

 

キムアナの後任となった 若手アナウンサーが ナ作家を批判する

この生意気な新入りに イ・ジェスが釘を刺す…!

ナ作家は常務の恋人だと耳打ちされ 慌てて態度を改める新入り!

 

ランチタイム

 

ミレは オフィスから離れ ぺ作家と向き合っていた

“風灯祭りの中継”以来 ぺ作家から避けられている

あのトラブルで メインの作家が入れ替わったとも噂されているのだ

そのうえ ミレが常務の恋人となれば…

 

ミレに 真の実力がないことは ぺ作家が一番よく知っている

兄や恋人の力でメインになっても いいことはないと

 

“未来のミレ”が 未来に帰る時が迫っていた

でも どうしても気になることがある

なぜ自分には 足の傷跡がないのか

なぜ過去を変えたのに 日記の内容がまったく変化しないのか

 

ここはまだ“過去”だから “未来”に帰れば変わるという謎の男

とにかく もう少しだけ帰る時を延ばしたいという“未来のミレ”だった

 

ナ・ジュヒョンは 新入りのアナウンサーが慣れたら手術するという

どうやら 未来に帰る日までに 手術を受けることは難しいようだ

 

『私が未来に帰ったら 看病する人がいないわ』

『早期発見だから大丈夫さ 手術は簡単に終わる』

 

“未来のミレ”は 夜中まで仕事に没頭するミレを気遣う

ユギョンは ミレが幸せそうには見えないと言った

 

『ねえミレ あなたは今 幸せ? コールセンターの時より幸せでしょ?』

『……うん 幸せだよ

ねえおばさん おばさんが未来に戻ったら もうあの人と夫婦じゃないのね』

 

スポンサーが降りるという事態になり セジュは窮地に立たされている

いくら改革を進めても 金を稼げなければトップじゃない

そのうえ 大手スポンサーのテグクグループからは報道操作を依頼され

ちゃんと処理してくれなければ こちらもスポンサーを降りると…!

 

綺麗事だけで企業の運営は出来ない

ずっと祖母のやり方を批判してきたセジュは 多くの決断を迫られる!

 

傷心して執務室に戻ると ソ・ユギョンが待っていた

オーディションに落ちそうだから “コネ”を使いたいという

 

『実力だけで選ぶんじゃなかったの? オーディションは“出来レース”で

もう合格者が決まっているそうよ だったらあなたが私を合格にして

改革すると言葉で広めても 実際には何も変わってない

あなたってやっぱり… お坊ちゃんね』

 

ユギョンの言葉に 何も言い返せないセジュ

たまらなくなり ミレに連絡するが 社内では会えないというミレ

“常務の恋人”と言うレッテルが 社内でミレを苦しめているのだ

 

それなら… と セジュは ミレの自宅を訪問する

思いがけない来客に “未来のミレ”は大慌てでもてなした

 

何も特別な用意が出来ないと言いつつ 手の込んだ料理がズラリと並ぶ

セジュにとって こんな家庭料理は久しぶりだ

和やかな夕食を終え セジュは ミレの部屋でくつろぐ

するとミレが 会社を辞めるつもりだと切り出した

 

YBSでは 兄とセジュの助けで 何とか一人前に扱われているが

そんな“コネ”のない小さな制作会社で 自分の力だけでやってみたいと話す

 

セジュは ミレの希望を理解して了承した

以前のセジュなら どんなことをしてでも引き留めようとしただろう

でも今は ミレが望むなら… ミレがそれで幸せなら応援したかった

 

祖母の叱咤や 役員たちの批判 そしてユギョンからの厳しい言葉

辛い一日を ミレに会って癒してもらおうと 自宅まで押しかけた

ミレの部屋のベッドは 何とも寝心地よく セジュは睡魔に襲われる

すぐに寝息を立ててしまったセジュに そっとコートをかけるミレだった

 

NTNに正式な移籍をするまで 自由の身になったキム・シン

自由と言っても 別にしたいことがあるわけじゃない

本当に 会社と自宅を往復するだけの日々だったと 今さら実感するシン

 

久々にジュヒョンを呼び出すと ジュヒョンもしばらく休むという

ガンの再発で手術すると聞き そもそも最初の発病を知らないと驚くシン!

早期発見で発病を知ったジュヒョンは 妹にさえ言わず手術していた

今回もまた 誰にも秘密に再手術するつもりだったのだ

 

移籍後の シンの衣装を決めようと NTNの令嬢がブティックに連れ出す

同じく ミレに服を買ってあげたいと連れ出したセジュが

そんな2人の姿を目撃し ミレに気づかせないようその場を離れた

セジュは どんな時でもミレの笑顔を守りたかったのだ

 

“未来のミレ”は いつまでも独身の兄のため 見合いをセッティングする

この世界に 心残りを残したくなかった

そして最後に もう一度キム・シンと会う

 

『NTNには行かないで 副会長は本当に意地悪な“男”なの』

『副会長が“男”?』

『そうよ あの“会長の息子”は本当に…!』

『ミレさん もう大丈夫です 私は変わります

皆が 僕は変われないと言うが 絶対に変わってみせます…!』

 

“未来のミレ”は 自分が過去に戻った本当の理由を話す

自分たちはいい夫婦じゃなかったが シンはとてもいい人だったと

ミレのために結婚を止めに来たのではなく すべてはシンのためだと…

 

セジュから服を買ってもらい 大荷物を持って帰宅したミレ

その中には 兄と“未来のミレ”へのプレゼントも入っている

嬉しそうにバッグを受け取り “未来のミレ”は 家族写真を撮ろう!と言う

ミレを怒らせたまま 別れの時を迎えるのは忍びなかった

 

キム・シンは 令嬢同席のもと NTNの会長に会う

しかし 聞いていた話とは違い 会長は シンの移籍には反対だと言い放つ

我儘な令嬢は そんな父親を無視し 契約書を差し出した

最後の項目までしっかり目を通すと “損害賠償”の項目が書かれている

 

これが “未来のミレ”が話していた 違約金と借金にまみれる原点だ…!

 

ある日 ぺ作家がミレを呼びだし 自分は他のチームに異動するという

辞めるべきは自分だからと いくら言っても もう決めたことだと…

 

ぺ作家とミレの送別会が行われ キム・シンも参加し

セジュも その時だけは “一介のカメラマン”に戻って参加した

久々に楽しい飲み会の帰り道 “未来のミレ”から着信が入る

 

〈あなたに パク・セジュを引き合わせたこと 私は後悔したりしない〉

〈ちょっと何? どういう意味?〉

 

通話は一方的に切られ 何のことか分からないミレ

その電話がきっかけになり ミレは “おかしなオバサン”の話を始める

 

あの頃はまだコールセンターで働き 会社の一発芸大会に出場し

オバサンの言う通りにしたら 優勝できた

その賞品こそが あの済州島旅行だったのだ

 

『済州島で 夜の海で泳いだの でも海に入った記憶だけ

どうやって出たのか… ホテルの人は 男の人が助けたとしか教えてくれない

結局 どこの誰が助けてくれたのか 分からないままなの』

 

その人物こそ僕だと セジュが ミレに告げる頃

そして キム・シンが NTNとの契約を承諾する頃

 

“未来のミレ”は 謎の男と共にタイムマシンに乗る

 

一見して 廃墟の古びたエレベーター

中に乗り込むと 謎の男は いちいちメモを頼りに操作している

頻繁にやり方が変わるからと 必死にメモを見る男

“未来のミレ”は 一瞬の隙を突き 男からメモを奪う!!!

 

『何をする!』

『なぜ私の足に傷痕がないか聞いたのに! 本当に未来は変わるの?!』

 

メモを破る!と脅され 謎の男は真実を話し始める

 

たとえ過去を変えて未来に戻っても 未来が変わることはない

過去を変えたら “もう一つの未来”が出来るだけのこと

つまり これから戻る未来は そのままだというのだ…!!!

 

『あんたのしたことは 全部無駄ってこと』

『いやあぁーーーっ!!!!!』

 

引き裂いたメモを投げつけ 慌てて外へ出る“未来のミレ”!

エレベーターは 謎の男だけを乗せ ドアが閉まる…!

 

パク・セジュは ミレに指輪を差し出し

キム・シンは 契約書にサインをしようとしていた

“未来のミレ”は 謎の男に追われながら 必死に走る…!!!

 

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武士ペク・ドンス 第16話

2018-03-24 07:00:00 | 武士ペク・ドンス あらすじ

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 武士ペク・ドンス 第16話 

 

剣仙(コムソン)キム・グァンテクが 世孫のもとを去り

壮勇衛(チャンヨンウィ)を統括していたイム・スウンもこの世を去った

 

※剣仙(コムソン):朝鮮一の武士の称号

※壮勇衛(チャンヨンウィ):正祖(チョンジョ)王が新設した親衛部隊

 

思悼(サド)世子に仕えていた翊衛士(イギサ)も罷免された今

世孫イ・サンを守れる者は 誰ひとりいない状況であった

 

※翊衛士(イギサ):王族を守る武人

 

この状況を知ったフクサモは奮起し 残された3人を鍛え直そうとする

ウンが去り チョリプも我が道を目指すべく去って行った

ドンスも不在の今 この3人を鍛えて世孫を護衛させるしかないと…!

 

翊衛士(イギサ)を罷免された 亡きイム・スウンの部下たちは

諸悪の根源であるホン・デジュを暗殺しようと 屋敷に忍び込む

しかし そこで待ち構えていたのは…

黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主 ヨ・ウンであった…!

かつての教官を この手で殺さねばならないウンの運命である

 

※黒紗蝋論(フクサチョロン):清の殺人集団

 

一方 小さいながらも商団を切り盛りするユ・ジソン

その情報を察知したホン・デジュが 刺客を差し向ける

偶然ではあったが ジソンの窮地を救ったのは 通りかかったウンだった

 

ウンが現れたことも驚きだが ジソンをどう守るべきか思案するフクサモ

するとジンギが 山砦の護衛をしている手下を 商団へ呼び寄せるという

ならば ジンギとジンジュも 商売に加わってはどうかと提案するジソン

こうして商団は活気づき またたく間に資金が増えていく…!

 

ジソンは 貯まった資金を元手に 人参の取引を始めたいと言い出す

朝鮮人参は 清国でも実に評判が良く 高値で取引することが出来るのだ

 

するとジンジュが 清国と外国の仲介をしてはどうかと言い出す

娘が何を言っているのか さっぱり分からないジンギ

ジソンがそれを受け 分かりやすく説明する

 

諸外国を相手に戦争を行っている清国と 貿易を中止した国が多くある

そこで商団が 清国に人参を売り 羊毛の帽子を買い付ける

この帽子を諸外国に売り 金銀を得るという“三国間貿易”をするというのだ

 

かくしてファン・ジンギが率いる義賊集団は 商人として生きることとなった

まずは山に入り 良質な人参を採ることから始まる

 

一方 師匠キム・グァンテクと共に修行するペク・ドンスは

次第に修行の成果が表れ始めていた

剣の修行だけでなく 毒に関する知識に至るまで…

 

そしていよいよ ドンスが克服すべき最後の境地を伝授する

 

長い月日が流れ 人(イン)テウンが清国より戻った

黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主が罷免され

新たな天主となるチャンリャンを伴い 砦に舞い戻った

 

天(チョン)が砦を去った後 若くして天主となったヨ・ウンは

皇命とあらばこれに従い ひざまずくしかなかった

 

さらに人(イン)テウンは ホン・デジュの屋敷に乗り込み

かつては身を寄せ 泣いてすがったデジュの前で 傍若無人な態度を見せる

左議政(チャイジョン)らと会合を開いていたデジュは

下衆な輩と繋がっていたのかと責め立てられるが

結局 事を成すのはあのような“下衆な輩”であると ほくそ笑む

 

フクサモが鍛えなおした3人が 科挙試験の武科に見事合格する!

しかし 新たな夢を志し文科を受けたチョリプの名はなかったと…

それを残念に思いながらも フクサモは 3人の合格祝いに酒をおごる

そこへ あのキム・ホンドが現れた

 

ホンドは 図画署(トファソ)の試験が通り 正式な絵師になったという

そればかりか ヤン・チョリプも合格したとの嬉しい知らせを運んできた

 

※図画署(トファソ):絵画制作を担う国の機関

 

式年試文科の丙科に 見事合格したというが 確かにチョリプの名はなかった

ホンドによれば チョリプの本名は “ホン・グギョン”

どうりでヨンゴルたちが 不合格と思ったのも無理はない

 

チョリプは両班(ヤンバン)の子息であり

その事実は フクサモだけが知っていたのだという

 

※両班(ヤンバン):朝鮮時代の上流階級

 

立派な若者に成長した世孫イ・サンのもとに 3人の護衛が就くことになった

世孫イ・サンは 3人を従え蔵書閣に出向く

そこで勤務しているのは ヤン・チョリプ改め ホン・グギョンである

 

※蔵書閣:韓国学専門図書館

 

『どんな書物をお探しでしょうか』

『詩伝を探してほしい』

 

※詩伝:五経の1つ 詩経の注解書

 

よく勉学に励む孫に 満足そうな笑顔を見せる英祖(ヨンジョ)王だが

詩経を読んでいると聞き 表情を曇らせる

詩伝は 英祖(ヨンジョ)王が読むことを禁じている書である

東宮殿より 世孫が持っている書籍を没収しろと命じ

詩伝の書を開くと 途端に笑顔を取り戻す英祖(ヨンジョ)王

 

詩伝の中の 蓼莪(りくが)編だけは孫に読ませたくないと

その理由だけで禁じてきたが その部分には目隠しの紙が貼られていた

 

※蓼莪(りくが)編:両親が死に孝行できない悲しみを詠った詩

 

王の意を解したホン・グギョンが 世孫に渡す前に施したものであるが

この時まだ 世孫イ・サンは グギョンの配慮に気づいていない

 

同席する貞純(チョンスン)王后は 王に見えぬ位置で歯噛みする

世孫が詩伝を読んでいると ホン・デジュより聞いた王后は

わざわざ世孫を呼びつけ 王の前で詩伝の話題に触れたのだ

しかし 王を激怒させるどころか 孫を見直す機会を与えてしまった

 

危機を乗り切った世孫イ・サンは ホン・グギョンを東宮殿に呼び

『お前の知恵のおかげで救われた』と感謝の言葉を述べる

 

麒麟峡で修行を続けるキム・グァンテクとペク・ドンスは

いよいよ最後の境地まで到達する手ごたえを感じていた

同じ時

天(チョン)は 全国の上段者と戦いを続け

朝鮮の豪傑チャン・テサンまで辿り着く…!

 

そんな2人に 英祖(ヨンジョ)王から呼び出しがかかる

それを フクサモのもとへ伝えに来たのは 他でもない世孫イ・サンだった

世孫イ・サンは そこでユ・ジソンに会う

ジソンは 世孫の中に思悼(サド)世子の面影を感じ 一瞬言葉を失う

 

そんなジソンは 人参の栽培に着手していた

当てもなく山中を探し回るだけでなく 種から栽培してみようというのだ

 

一方 チャン・テサンと戦った天(チョン)は テサンを殺さず仲間にした

テサンは 賞金首を斬り 役所に差し出すことを生業としていた

その首に1万両の賞金が懸かっているというファン・ジンギ

その者を なぜ放っておくのかと聞かれ 苦笑いするテサン

 

すでに ジンギとは戦っており 無様に負けたことで名簿から除外したという

ならば次の相手はファン・ジンギだと 面白そうに笑う天(チョン)

 

この2人の会話を盗み聞いた者が 人(イン)テウンのもとへ戻る

偵察からの報告を聞き ジンギを見張るという人(イン)テウン

天(チョン)を始末することは皇命でもあるというが

ウンと地(カオク)は 賛成しようとしない

 

そもそも 代々の天主は 先代を斬ってその座に就く

天(チョン)もまた 地(カオク)の父を斬って天主となった

ウンがそうしなかったのは 天(チョン)がそうさせなかっただけである

 

新しき天主チャンリャンと共に 天(チョン)を倒しに行くというが

そもそも人(イン)テウンに その力量はないという地(カオク)

しかしテウンの決意は固く その足でデジュの屋敷を訪れる

 

ファン・ジンギの名を聞いたデジュは 死んだはずだと答える

ジンギとカオクの 深い絆を知らないデジュだった

 

1万両という懸賞金が懸かる大逆罪人のファン・ジンギ

これを始末すれば 間違いなくデジュの功績になる

ジンギのもとへ行くであろう天(チョン)を倒す

この情報を得たカオクは ジンギを訪ねるだろう

居場所を捜すなど 容易いことだとほくそ笑む人(イン)テウン…!

 

力量がないのであれば策を巡らすのみ!

己を知るテウンは 我が剣を汚さずして事を成そうとする

 

地(カオク)は そんな策を見破り ジンギに逃げろと告げに行く

しかしそれも既に遅く 天(チョン)が現れ

さらには デジュの手下が偵察に…!!!

 

こうして戦いを挑まれた以上 拒むことは出来ない

ジンギは 死を覚悟して剣を抜くしかない…!

 

同じ時

 

ホン・デジュが差し向けた官軍が ジンギの砦に向かう

そして人(イン)テウンもまた ウンと共に砦を目指していた

 

『ウン! ジンギのとどめはお前が刺すんだぞ!!!』

 

剣と剣との勝負に 容赦なく無数の矢が撃ち込まれた

四方を取り囲む官軍が テウンの命令で一斉放射したのだ!!!

 

脚を撃ち抜かれたジンギのもとへ ジンジュが駆け込む!

泣き叫ぶジンジュを守ろうと カオクが覆い被さる!

奇しくも天(チョン)は 母と娘を守る形で背中に矢を受けてしまう!

 

『母さん! 母さんしっかりして!!!』

『母さん… だと?』

 

訳を聞く暇などなく 天(チョン)は2人を守って矢を払う!

先代天主を討つ役目は 新たなる天主チャンリャンである

天(チョン)は そんなチャンリャンを無視し 母娘の後を追う!

残されたファン・ジンギの前に ヨ・ウンが…!

 

『お前はとうとう… ただの人殺しになるのか?』

『己の運命に従うだけです』

 

黒紗蝋論(フクサチョロン)の兵士が 母娘を追撃していた

天(チョン)は 兵士たちをなぎ倒しながら2人を追う!!!

傷ついた母を按じて泣き叫び 離れようとしないジンジュ!

それを力づくで引き離し 遠くへ逃げろと叫ぶ天(チョン)!

 

『カオク! お前だけは死なせん…!!!』

『娘をお願い…! ……あなたの子なの!』

『何?!』

『あのたとの娘なの!!!』

 

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大王の夢~王たちの戦争~ 第56話 竜虎相搏つ

2018-03-21 07:00:00 | 大王の夢~王たちの戦争~ あらすじ

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 第56話 竜虎相搏つ 

 

キム・ユシンが重体との報告を受け 自ら出陣すると言い出す武烈王!

それでは 徐羅伐(ソラボル)が高句麗(コグリョ)に狙われてしまうと

側近らがどんなに説得しようとも 武烈王の意思は固かった…!

 

※徐羅伐(ソラボル):新羅(シルラ)の首都 現在の慶州(キョンジュ)

 

あんなにも思慮深かった方が… と嘆く文明王妃

武烈王は ただユシンの重体を嘆いて言っているのではない

これにより 新羅(シルラ)軍が遅れを取れば 唐軍の単独行動となる

もし 唐軍だけで泗沘(サビ)城を陥落させた場合

羅唐同盟は無視され いずれその矛先は新羅(シルラ)に向けられるだろう

足並みを揃えてこそ 同盟が効果的に作用するのだ

 

すると チソ王女が進み出て 涙ながらに武烈王の前にひざまずく

大将軍は必ずや回復し 任務を遂行するはずと…

どうか夫を信じ 待っていてほしいと懇願するのであった…!

 

黄山ヶ原 新羅(シルラ)軍の陣営では

 

キム・ユシンの矢傷は 奇跡的に急所を反れ 一命を取り留めていた

側近らは 会談の帰途を狙ったケベクを 卑怯者だと責め立てる

しかしユシンだけは ケベクの仕業ではないと確信していた

正々堂々と戦うことを信条とするケベクであれば 尚更のことである

むしろ 上命下服の軍律が乱れているということが露呈した

すでに民心は離れ 軍律も… となれば

百済(ペクチェ)は それほどまでに壊滅的状況と言える

 

百済(ペクチェ)軍の陣営では

 

軍令を守らず勝手な行動を取ったとして ケベクがプヨ・テを叱りつける

敵の大将軍を射止めたのに なぜ責められるのかといきり立つプヨ・テ!

その浅はかな考えを さらに一喝するケベク!

 

数のうえでは 圧倒的に不利な百済(ペクチェ)軍なのだ

敵将がもし 卑怯な矢に討たれ死んだとなれば

新羅(シルラ)軍は怒り狂い 総攻撃を仕掛けて来るだろう

となれば もはや苦肉の策で足止めしているだけでは敵わないのだ

ケベクの言葉に 次第に蒼ざめていくプヨ・テだった

 

新羅(シルラ)軍の陣営に ファシが 傷薬を届ける

卑怯にも奇襲しておきながら…! と激怒する太子ボムミンだが

ユシンは ケベクより送られた薬を 有難く受け取る

 

敵による傷を 敵に送られた薬で治す… 何とも皮肉なことだが

互いの力を認め合い 正々堂々と戦おうとする2人であればこそであった

 

蘇定方は 白江の岸辺に上陸すると 高宗の詔書を朗読したという

これはまさに 百済(ペクチェ)への宣戦布告と言える

百済(ペクチェ)を討とうとしているのは あくまでも唐軍であり

新羅(シルラ)軍は ただの援軍に過ぎないという表明である

 

黄山ヶ原を突破するためにも 蘇定方に対し援軍を請おうと

太子ボムミンが駆けつけ 偶然にも この朗読を目の当たりにし激怒する…!

唐軍は あくまでも新羅(シルラ)軍のための援軍であると抗議し

同盟の意味をはき違えているとして 蘇定方を弾劾した

 

弟インムン率いる兵を 黄山ヶ原に連れて行くというボムミン!

しかし蘇定方は それこそ皇命に背く行為だとし

皇帝より副総官に任ぜられているインムンを 処刑すると言い放つ!!!

 

副総官インムンは 何とか兄ボムミンをなだめようとする

いかにボムミンが怒り狂おうとも この場は蘇定方が正しいのだと…!

 

合流の期日を延期するか 援軍を出してほしいと請うつもりが

ボムミンは 蘇定方を激怒させ 頑なにさせただけとなってしまった

 

一連の情報を得た武烈王は 憂慮していたことが現実になったという

同盟を結んだ時点で すでにこうなることは予測していたと…

小国が 大国に頼って大業を成そうとする時

いつの間にか主役が入れ代わり 国ごと奪われてしまう危険がある

しかし必ずや 名将キム・ユシンが 百済(ペクチェ)を討つと信じ

今はただ 待つのみの武烈王であった

 

このまま三韓が争う歴史を繰り返している限り

いつかは唐に侵略され 植民地化し 民は奴隷にされてしまうだろう

だからこそ三韓一統の大業は 必ずや成し遂げねばならないのだ

 

※三韓:新羅(シルラ) 高句麗(コグリョ) 百済(ペクチェ)のこと

 

そこへ 高句麗(コグリョ)から 1万の軍勢が出征したと報告される

武烈王は 国境の部隊に 決して高句麗(コグリョ)軍を近づけるなと命じた

キム・ユシンが任務を遂行するまで 是が非でも阻止せよと!!!

 

新羅(シルラ)国内には 疫病が流行り 負傷兵も多く担ぎ込まれている

それらの民や兵士の世話は 文明王妃と婦女子が一手に引き受けていた

病室を見舞う父王に チソ王女は 陣営の兵士の看護に行きたいと願い出る

しかし武烈王は 前線に婦女子を行かせるわけにはいかないという

チソの姿を見れば 兵士たちが妻子を思い出し命を惜しむだろう

故郷に残した妻子を思い浮かべては 士気が下がってしまうと…!

 

それでもチソは 将軍ケベクが妻子を斬り 出征した話を持ち出し

自分もまた 必ず兵士たちの士気を高める役目を果たすと食い下がる…!

 

百済(ペクチェ)では

 

高句麗(コグリョ)の莫離支(マンニジ)より 親書が届く

必ず唐軍を撃退するゆえ 泗沘(サビ)城に援軍が到着する10日後までは

何としてでも持ちこたえるように と…

 

※莫離支(マンニジ):高句麗(コグリョ)の政策を総括する最高官職

 

これを受け ウィジャ王は 加林(カリム)城を死守し

唐軍を 決して泗沘(サビ)城に近づけてはならぬとの王命を下す

 

しかし… 加林(カリム)城は すでに唐軍に敗れていた

すべては唐軍に協力し 萱でムシロを編んだ民のせいだと…!

太子プヨ・ヒョの怒りは 敵に協力した民に向けられた!

 

民を守るための戦であることを 心の片隅にも意識しないプヨ・ヒョは

裏切った民を ひとり残らず斬り殺すと息巻く…!!!

その剣を止めたのは 長子プヨ・ユンであった

そもそも民を避難させ ムシロを焼かなかったのは自分たちの罪であると!

 

『なぜ自分の落ち度を民に着せるのだ!』

『何! 民心を得て太子の座を奪おうというのか!!!』

 

敵前で兄弟喧嘩を始める王子たちに 奸臣たちも戒めの苦言を呈す

しかしプヨ・ヒョは 民を 唐軍の間者と称し惨殺してしまう!!!

 

これにより 民心は 完全に百済(ペクチェ)王室から離れた

蘇定方は 加林(カリム)城を射程圏内に置き この状況を利用しようとする

 

黄山ヶ原では

 

一刻も早く黄山ヶ原を突破し 期日までに唐軍と合流しなければ

羅唐同盟は事実上破棄され 三韓は唐に奪われてしまう

しかし 百済(ペクチェ)軍に包囲された状況を どう打破するのか…!

 

そこへ チソ王女が到着したとの報告が入る

なぜこんな場所へ現れ 士気を下げようとするのか! ユシンは激怒する

チソ王女は 懐から血染めの布を取り出し 静かに差し出した

 

それは 将帥の妻たちが戦勝を祈る血書であった…!

 

たとえ武器を持ち戦えずとも 婦女子たちもまた戦勝を一心に祈っている

ただただその思いを伝えるためだけに来たのだと…

 

羅唐軍の陣営では

 

蘇定方が 突然に加林(カリム)城攻撃を中止すると宣言し

先鋒将を命じられていたキム・インムンが猛抗議する!!!

しかし 期日までに泗沘(サビ)城へ到着するには もう時間がないという

このまま加林(カリム)城を無視し 泗沘(サビ)城に向かうしかないと!

 

これを知ったキム・ユシンは せめて兵糧だけでも陣営に届け

蘇定方に 新羅(シルラ)軍の思いだけでも伝えようと言い出す

百済(ペクチェ)軍を油断させるため 大宴会を開いて大騒ぎし

その隙に 兵糧を運ぶ少数の兵が陣営を出発した…!

 

百済(ペクチェ)陣営では

 

プヨ・テ王子が こっちも負けずに宴会を開こうと言うが…

堅物のキム・ユシンが 士気を高めるために このようなことはしないと

何か策を練っているのだというケベク!

ユシンという人物を知り尽くしているからこそ 見抜けることであった

 

そこへ 偵察に出ていたファシが戻り

兵糧を乗せた荷車が300台減っていたと報告する…!

 

三韓の民が苦労して実らせた米を 一粒たりとも唐軍には食わせぬ!

ケベクは 直ちに兵糧を運ぶ一団を追い すべて奪ってしまう!

 

大事な兵糧を奪われた左将軍キム・プミルは 責任を痛感し自害しようとする

すると息子クァンチャンが進み出て 自分が代わりに自害すると言い出した

キム・ユシンは 父子の衷情を称えつつ 任務は失敗していないという

 

一体どういうことなのか… 戸惑う父子に 太子ボムミンが説明する

 

運んだ兵糧はすべて偽物であり これはケベクを誘い込む作戦であった

あからさまに兵糧を運ぶところを見せつけ ケベクを陣営から引き離し

その隙を突き 敵陣営に間者を送り込むことが真の目的だったのだ

 

ケベクは すぐに陣営内の捜索に当たっている

兵糧が偽物だと分かった瞬間に ユシンの策の全てを見破ったのだ

まさにこれは ユシンとケベクの 知略と知略の勝負であった!!!

 

新羅(シルラ)軍の陣営に潜り込んだ間者は サンヨン公に接触する

このサンヨンという官僚は 新羅(シルラ)と内通し私腹を肥やしてきた

百済(ペクチェ)が滅亡するとなれば 寝返るのは必至であると睨み

百済(ペクチェ)軍を内部から切り崩すために 取り込もうというのである

 

これらはすべて 太子ボムミンが練った策であるが

敵将の内応がなくても キム・ユシンは 総攻撃でケベクを討つと宣言する

ケベクを討って 堂々と黄山ヶ原を突破してこそ 真の勝利であると…!!!

 

西暦660年7月9日の夜が明ける

 

愛する妻子を斬り殺し 戦勝を誓う将軍ケベク!

三韓一統の大業を成すべく 百済(ペクチェ)軍に挑むキム・ユシン!

いよいよ 両者が決戦の時を迎えるのであった…!!!

 

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韓国の慣習 どうしても受け入れられないこと

2018-03-20 10:15:00 | 韓国ドラマ徒然

韓国ドラマの中で 必ずと言っていいほど出てくるシーン

それは 食事を食べさせ合う行為

時代劇でも現代劇でも ジャンルを問わず…

相手の口に キムチや何かを無理やり押し込む!

あるいは 白米の上に焼き魚をほぐして乗せてあげたり

 

その行為は 実に実に微笑ましく

愛情あふれる恋人同士のシーンであったり

または 初めて娘が連れて来た彼氏に

娘の両親が 受け入れるという意思表示の意味を込めたものだったりする

 

ドラマの中のワンシーンとしては許せるが

実際に… となると どうも苦手な行為… でもある

 

たとえば物凄く日本贔屓の外国人が

納豆だけは食べられません! とか

梅干し食べたら死んじゃいます! というのに匹敵する

 

食べたくもない物を 突然口に押し込まれるなんて

テロとしか言いようがない行為でしょう(笑)

他人の箸でつまんだ焼魚のほぐしを

自分のご飯茶碗に乗せられたら もう食べられません ( ゚Д゚)

 

もちろん愛する恋人同士なら納得も出来ますが

いくら恋人の親でも 初対面でこれは無理!

 

とはいえ…

 

韓国ドラマをこよなく愛する筆者(笑)

どんなドラマにも もれなく入っているこのシーンを

別に しかめっ面で見ているわけではございません

自分の身に降りかからなければ大丈夫 ( ;∀;)

あくまでも韓国バッシングではなく

趣味嗜好の話でございます (^^)

 

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未来の選択 第13話 キム・シンの決意

2018-03-18 07:00:00 | 未来の選択 あらすじ

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 未来の選択 第13話 キム・シンの決意 

 

突然に現れた若者が “新しいYBSの顔”と紹介され

中には 失笑する役員もいた

その状況で セジュは YBSを必ず成長させると宣言する

 

『最終的に “世界レベルのメディア帝国”を目指します』

 

ミレは ひと晩中泣いても気持ちを晴らすことが出来ないでいた

涙をどうやって止めたらいいのか分からず 会社の洗面所にこもっている

 

会議を終えたセジュは いつものようにオフィスへ向かう

明らかに恰好が違うのに イ・ジェスは気づかず

突然辞めて何のつもりだ!と毒づく

 

SPが止めに入ろうとするが 敢えてそれを制止するセジュ

そこへ 本部長を先頭に役員たちが現れ 驚いて飛び上がるジェス!

 

『おいセジュ! コーヒーを入れろ!!!』

 

慌ててジュヒョンが駆けつけ ジェスの無礼を謝罪する

まだ 事態が理解出来ていないだけだと…!

 

『チーム長 そこまでかしこまらないでください』

『常務! 私に対して敬語など使わないでください』

 

ジェスは 自分が何をしでかしたか ようやく分かり始める

それでもまだ ドッキリではないかと半信半疑で 次第に蒼ざめていく…!

 

そこへ やっと涙が渇いて戻ったミレ

ジュヒョンは これ以上の無礼が続かないよう 慌ててミレを制止し

“新常務パク・セジュ”に 挨拶をお願いします!と促した

 

この数カ月 現場で視察し 局に必要な人材が分かったと切り出し

まずは 影ながら苦労を厭わず働く者の大切さを説く

そして 夢を諦めずに頑張る者の情熱を称賛し

それらの人材を率いる リーダーの任務がいかに重要かと

 

身分を明かしたセジュは ようやくミレと向き合う

もっと早く身分を明かすつもりだったのに どうしても言えなかった

立場は変わっても 気楽に接してほしいというセジュに

ミレは 元気なの?と心境を気遣う

 

そんな2人のやり取りを 遠くから見つめるシン

セジュに愛されるなら その方がミレのためだという思いがあった

 

常務に就任したセジュは さっそくYBSの改革に乗り出す

その手始めとして まずは“人事委員会”を立ち上げ

今後は 個人の独断で懲戒や異動が出来ないようにし

作家 リポーター カメラマンなどの待遇を改善するという

それはまさに “ワンマン経営”と称された祖母の君臨から脱却する改革だ

 

イ・ミランは 間接的に会長批判をした孫に

これで赤字になったらどう対処を?と迫る

しかしセジュは怯まず もう時代が違うと言ってのけた

 

首脳部の葛藤など関係なく ジュヒョンのチームは企画会議を行う

次のテーマは ミレの提案で “風灯祭りの中継”に決まった

ところがリポーターに指名したいユギョンは 休暇を取っているという

 

ユギョンの住所を調べ 自ら会いに行ったのは常務セジュだった

そこは 貧困層が暮らす住宅街 ユギョンの家も貧しいボロ家

セジュは言葉を失い 全てを見られたユギョンは もう居直るしかない

 

まずは 祖母に呼び出されたというユギョンを気遣う

ユギョンは ミレがセジュの相手に相応しくないと告げ

だからって自分も セジュには相応しくないと 一蹴された話をする

そして ショックは受けたが 会長の言葉で目が覚めたと

 

『祖母は遠慮がないから』

『リポーターが休んだくらいで訪ねて来るの? 勘違いするわよ』

 

相変わらずのユギョンの言葉に苦笑しながら

もう 仕事を取るために愛想を振りまいたりしなくていいと

役員に媚びを売って ホステスのような真似もしなくていいと告げに来た

セジュは 正当な評価をするからと 約束しに来たのだ

 

一方 ミレは

 

どこまでもよそよそしいキムアナの態度に ぺ作家まで気づき出し

イブの一件を打ち明け 相談に乗ってもらっていた

 

『社内恋愛が破局すると いつも損するのは女なの!』

 

キム・シンは NTNの副会長と再び会うが なかなかOKの返事が出来ない

すでにニュース番組を下ろされた立場で なぜYBSにこだわるのか

それでもまだ シンは心を決められなかった

 

ビジネスで会っているだけなのに 副会長があまりに美貌で

周囲からは デートシーンにしか見えない

2人の姿はたちまちネット上に流出し ニュースにも取り上げられた

 

Ζ 財閥令嬢との逢瀬を楽しむ人気キャスター キム・シン! Ζ

 

常務パク・セジュは キムアナをニュースキャスターに戻そうと考え

本人を呼び 新しいYBSの顔になってほしいと告げた

 

『放送も商売だと あなたは言った 僕は儲かるんですか?』

『商品としては最高ですよ 別に断っても構わないが

あなたはそこまで感情的な人間ではないでしょう?』

 

ニュースを観たセジュは 真っ先にミレのもとへ向かう!

どんなに気にしないと 自分に言い聞かせても ミレのショックは大きい

駆けつけたセジュの姿を見た途端 堪えていた涙が溢れ出す…!

 

『どうしてなの? あなたは… 優し過ぎる…! あなたに申し訳ないわ』

 

ミレの涙は シンのため…

目の前にいるのは自分なのに ミレの心は セジュのものではなかった

それでもセジュは 泣きじゃくるミレの肩をさすり ただ寄り添う

 

会長室に “未来のミレ”が呼ばれていた

《ミレと結婚しなければ セジュは早死にする》

ミランは インチキだと怒鳴るが “未来のミレ”は話を続ける

 

確かに セジュと結婚するのはあのソ・ユギョンだが

そうなれば ユギョンはセジュを操り 会社のすべてを牛耳ると…!

 

『そんなバカな!』

『ユギョンがただ者じゃないことは 見て分かったはず!』

『……』

『あなたが決めて ユギョンにすべてを奪われるか ミレを選ぶか』

 

そんな2人の会話を知るはずもないのに

ミレはセジュと ユギョンはシンと会っていた

 

セジュは ミレに対し あらためて心から告白し

ユギョンは シンを相手に どうしてもセジュに想いは届かなかったと話す

 

自分の失恋話はそこまでにして シンのスキャンダルを心配するユギョン

あの令嬢がNTNの副会長だと知り 受ければ“未来のミレ”の言う通りになると

シンは無表情のまま そうはならないと答える

もう自分にはミレがいないから その通りにはならないのだと…

 

未来のミレを守ろうと シンは覚悟を決めたのだ

自分の想いより ミレの人生を守ろうとするシンだった

 

ユギョンは憤慨し “未来のミレ”に会いに行く!

未来から来て 人の人生を操るなんてあり得ないと!!!

 

『私はただ ミレが幸せに… そして周りの人も…』

 

『今のミレが幸せだとでも?! 私は愛する人を奪われたのよ!!

自分の幸せのために 他人を不幸にしてもいいの?!!!』

 

同じ会社にいれば 嫌でも顔を合わせてしまう

ミレは どんなに辛くても シンと顔を合わせてしまうのだ

 

『気まずいですよね やっぱり』

『俺は違う』

『ぺ作家が言ってました 社内恋愛が破局すれば気まずい方が消える

私が消えればいいってことですよね?』

『君とは付き合ってない 恋愛じゃなかった セジュに異動を頼めば?』

『……そうですね』

 

会社の昼休み

 

ミレは ある覚悟を持って制作会社の人物に会い 履歴書を渡す

そしてシンもまた NTNの副会長に会い 今日中に返事をするという

 

一方 ナ・ジュヒョンは “未来のミレ”に付き添われ 病院で検査を受ける

ジュヒョンは 胃がんの再発を告げられたが 極めて早期発見だという

あの時 胃けいれんで入院していなければ 発見できなかったと…!

 

皮肉なことに ジュヒョンの胃けいれんの原因は“未来のミレ”だった

そして 早期発見出来たのもまた “未来のミレ”のおかげだった

兄に感謝され 突然に泣き出す“未来のミレ”

 

過去に来て みんなに迷惑がられ ミレ本人にも嫌われている

感謝されたことなど 一度もなかったと…

 

ジュヒョンがオフィスに戻ると ぺ作家が取り乱し泣き崩れている

息子がケガをし 病院に運ばれたというのだ…!

“風灯祭りの中継”が 目前に迫っている

 

ジュヒョンは ぺ作家に病院へ行けと命じ すぐに対策を練る!

ぺ作家をアシストしていたミレが すべてを取り仕切るしかないのだ

 

奔走するミレを見つめ シンは 常務パク・セジュのもとへ

ニュースに復帰するのと引き換えに ミレから離れろと?

シンの質問に そんな幼稚な考えはしないと答えるセジュ

それより この起用を受けるのかと 反対に詰め寄られるシンだった

 

修羅場のようなオフィスから解放され ようやく帰宅するミレ

すると 兄と“未来のミレ”の会話が聞こえ 立ち尽くす

 

キム・シンは ミレから離れたと話す兄

“未来のミレ”は だったらあんなことまで 本人に話さなくてもよかったと…

 

『まさかあの人が 私のせいで死ぬなんてこと…』

 

玄関の物音に気付き 驚いて立ち上がるジュヒョン!

すべてを ミレに聞かれたようだ

“未来のミレ”は もうすべてを話すしかないと覚悟を決める

 

夫婦の仲が冷え切ったまま 20年も暮らしたある日

“未来のミレ”は ここから出て行って死んでほしい!と叫んでしまう

物悲しく微笑んで 夫キム・シンは出て行った

そして 帰らぬ人になったのだという

 

『なんて酷いことをしたの! いえ… 私がやったのよね』

 

シンも このことを知っていると聞き 泣き出すミレ

どんなにか悲しく 辛かったことだろうと…!

 

あまりに悲惨な未来を変えようと 過去に戻った“未来のミレ”だが

過去の自分自身に拒絶されてしまう…!

ミレは 夫を死に追いやった未来の自分を どうしても許せなかったのだ

 

同じ時 キム・シンは NTNの副会長と会う

返事をする前に なぜネットに写真を流出させたかと問う

それはファンの投稿ではなく 明らかにNTNの仕業だった

 

『あなたの商品価値を上げただけです あなたの価値はNTNの価値ですから

早く決心して そんなに長くは待てないの』

 

“未来のミレ”は ミレの足に傷痕を発見する

この傷痕は 幽霊屋敷の取材でできた傷だが

“未来のミレ”の足に その傷痕は残っていない

自分の日記を確認するが 何も変化していない

慌てて謎の男に会う“未来のミレ”

 

『教えてちょうだい 一体私は何を見落としてるの?!!!』

 

風灯祭りの当日 ミレは ぺ作家の代役を完璧に努めようと必死だった

中継先のユギョンは 敵意を引っ込め ミレを励ました

スタジオ入りしたキムアナも ミレの挨拶に短く応える

 

シンの冷たい態度の理由が分かった今 ミレにはもう不安はない

 

いよいよ本番がスタートした

2人のゲストを紹介し キムアナが 中継までの時間を繋ぐ

 

しかし 中継先では問題が発生していた…!

ユギョンのもとへ スタジオの声が一切届かないのだ

インカムの故障だと判明したが 本番中の今はどうにも出来ない!!!

 

中継先のユギョンは パニック状態だった

間もなく 風灯が夜空に飛ばされる瞬間を迎えるのに どうすればいいのか!

 

咄嗟に ミレは 自分の携帯をユギョンに繋ぐ

スタジオのキムアナと ユギョンの会話を 携帯で繋ぐ考えだ

ユギョンのコメントをフリップに書き キムアナに伝える

そしてキムアナの言葉を 携帯でユギョンに伝えるのだ

 

その事態を インカムで把握したキムアナは 番組を進行しながら

(それで行こう!)というOKサインを ミレに送る

トラブルの気配を微塵も感じさせず キムアナは進行していく

 

〈会場のユギョンさん〉

〈はい イベント会場のソ・ユギョンです〉

〈沢山の人の願いが込められた風灯が 間もなく夜空に飛んで行きます〉

〈みなさん願いが届くといいですね 会場の雰囲気はいかがですか?〉

〈物凄い熱気です スタジオまで伝わっているでしょうか?〉

〈こちらも温かくなるようですよ みなさんにお話を聞けますか?〉

 

穏やかに 何事もなかったように中継は終了した

トラブルに居合わせた局長は ミレの咄嗟の判断を称賛し満足そうだ

ずっと見守っていた常務パク・セジュも ミレの奮闘を称える

 

『初めてメインになったね おめでとう!』

『ありがとうございます』

 

しかし 何よりも称賛されるべきは キムアナだった

誰からともなく拍手が起こり ゆっくりと席を立つシン

 

『俺の放送は 今回で最後になる YBSを… 退職します』

 

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武士ペク・ドンス 第15話

2018-03-15 07:00:00 | 武士ペク・ドンス あらすじ

“散る花と咲く花がいつもここにある”のブログより移行しています

1話~5話はこちらで公開しています

6話より〈gooブログ〉からの公開となります

 

 武士ペク・ドンス 第15話 

 

『そんな運命! 無視すればいいんです! 俺が守ってみせます!!!』

 

沙彌尼ユ・ジソンは ドンスを信じてそばに駆け寄る…!

ここで「北伐の計」を奪われるわけにはいかないと ヨ・ウンが剣を抜く!

 

剣を交えながら 2人は 互いに心をぶつけ合う

殺手(サルス)などと言いながら 結局は自分を斬れないのだろうと

わざと我が身を差し出すように 隙を見せていくドンス

使臣と人(イン)テウンの目には 気づかれないが

ウンが ドンスを斬れないのは明らかだった

 

そこへ キム・グァンテクとフクサモたちが駆けつける…!

2人の勝負を止め 人(イン)テウンを睨みつけるグァンテク!

「北伐の計」を握りしめ 高笑いする人(イン)テウン

必死に逃げていた沙彌尼が 再び捕えられ今にも殺されそうになっている

 

その時!!!

 

火矢が「北伐の計」を貫き 人(イン)テウンの手からこぼれ落ちる!

ファン・ジンジュが 馬を駆るドンスを見て後を追って来ていた…!

拾おうとするそばから火矢が撃ち込まれ たちまち燃え上がる「北伐の計」!

そして沙彌尼のもとへは ヤン・チョリプが駆けつけ救出する!

 

ドンスは 運命を振り払うためにも 苦痛に耐えてほしいと叫ぶ

沙彌尼ユ・ジソンもまた それに応え ドンスに背を向け目を閉じる

2人が今 何をしようとしているのか…

ドンスの手には 燃え盛る松明が握りしめられている…!!!

 

上着を脱いだジソンの背中は ウンが服を斬り裂きあらわになっている

ドンスは その背中に 泣きながら松明の火を押し当てる

じりじりと背中を焼かれながら 苦痛のあまり気を失うジソン!

 

この光景に 慌てて船に乗り込む清の使臣と人(イン)テウン!

ヨ・ウンと芸妓クヒャンは その場に取り残されてしまう…!

 

倒れ込むジソンのもとへ ジンジュと芸妓クヒャンが駆け寄った

黒紗蝋論(フクサチョロン)の一味だったクヒャンは

思悼(サド)世子に頼まれたものの ジソンの入れ墨を消してはいなかった

ドンスの思わぬ行動で 背中に大やけどを負ったジソンだった…!

 

運命は変えられると断言し 愛するジソンの背中を焼いたドンス

ジソンもまた運命を変えたくて 死ぬほどの痛みに耐えた

これを目の当たりにしたヨ・ウンの心は揺らぐ…!

殺手(サルス)であることは 自分の運命だと思っていた

 

グァンテクやフクサモが止めても 自分はここへは戻れない

黒紗蝋論(フクサチョロン)に帰るしかないのだと 馬を駆るウンだった

 

黒紗蝋論(フクサチョロン)の砦では

 

天(チョン)がすでに砦を去り 地(カオク)だけが迎えてくれた

そして 今この時より ウンが黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主だという

 

天(チョン)は 朝鮮全土にいる武芸の上段者と戦う旅に出た

その上段者の名簿には ファン・ジンギの名も挙がっている

倒すべき最後の相手は 剣仙(コムソン)キム・グァンテクだ…!

 

天主の座を蹴り 抜けようとすれば 全国から刺客が放たれる

自由の身になりたければ 天主の座に君臨するしかないのだと…!

結局ウンは みんなのもとへ帰ることは出来なくなった

 

ヨ・チョサンの息子として生まれたウンは

紛れもなく グァンテクにとって息子も同然の存在だった

ドンスと共に少年時代を過ごし 運命など忘れていた時期もあったのに

苦しい修行に耐え 壮勇衛(チャンヨンウィ)となり 宮廷にも入ったが

結局は 運命を振り払うことが出来ずに終わるのか…

 

ユ・ジソンもまた 運命を背負い生きて来た

幼い頃から“運命”を言い渡され その通りに生きろと教えられてきたのだ

高熱にうなされ もうろうとする意識の中で ジソンはドンスを見る

自分を 運命から抜け出させてくれた人…

心から感謝し いつまでも見つめ続けるジソンだった

 

その後のジソンの容態を 芸妓クヒャンがウンに報告する

 

一方 ドンスは 心から強くなりたいと決心し

剣仙(コムソン)キム・グァンテクの前にひざまずく

強くなるために… 愛する者を確実に守れるように…!

 

チャンミの酒幕(チュマク)に ジンジュが現れる

ジソンが生きていたことは 確かに喜ばしく 火矢で加勢したジソンだが

これで ドンスの心を振り向かせることは 永遠に叶わないと思うと

真昼間から酒を飲みたくなるのも 致し方ないことだった

 

すると そんなジソンに合席を求める男が…

 

その男は ジソンの体の入れ墨を転写した絵師キム・ホンドだった

船着き場の一部始終を目撃し ジンジュの後をついて来たようだ

 

やがて ヨ・ウンは ホン・デジュの屋敷に出向き

黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主となったことを報告する

まだ若者のウンに対し 礼を尽くすことなく“タメ口”をきくデジュ

 

『お言葉を慎んでいただけますか』

『何? …今 何と言った?』

『言葉を慎めと言ったのです 以前 ご自分が言われたことをお忘れに?』

 

以前 ウンが訪ねた時に デジュは 強者には死に物狂いで礼を尽くし

また弱者に対しては 決して越えられぬ山となれと指南した

ゆえに ウンは山となり デジュを弱者と定めたのだ

 

デジュの護衛が 無礼者!!!と叫び剣を突き付ける

しかしウンは 兵曹判書(ピョンジョパンソ)の護衛ごときが

黒紗蝋論(フクサチョロン)の天主を斬れるはずがないと踏んでいる

 

天主として 堂々と去って行くヨ・ウンに

デジュは怒り心頭になり 歯噛みする…!

 

宮廷では まだ幼い世孫イ・サンが すでに書経を読んでいると聞き

可愛い孫を前にして 満足そうに笑う英祖(ヨンジョ)王

 

※書経:四書五経の1つ

 

貞純(チョンスン)王妃キム氏は 母として同席しながら心穏やかではない

キム氏の父キム・ハングは この世孫が王位を継ぐことを良しとしなかった

一族繁栄のためにも 思悼(サド)世子のように抹殺せねばならぬと…!

そこで王妃キム氏に「王家の秤」と呼ばれる課題を提案する

 

王妃の提案を受け入れ 孫に対し 課題を出す英祖(ヨンジョ)王

 

秤に 重りをどう乗せても吊り合うことはなかった

世孫イ・サンは 剣仙(コムソン)から渡された常平通宝を見つめる

真っ二つに割られた常平通宝は 亡き父の遺志でもあると聞かされていた

そして 吊り合せようと躍起になっていた世孫イ・サンは

あることに気づき ハッとするのだった…!

 

一方 ペク・ドンスは

 

師匠キム・グァンテクに 剣を握るには早いとまで言われ

まずは 全ての武術の基本となる 「歩法」から学ぶこととなる

「歩法」の神髄を習得しなければ どんなに巧みに剣を操ろうとも

それはすべて 砂上の楼閣でしかないというのだ

 

世孫イ・サンは 祖父である英祖(ヨンジョ)王の前で

「王家の秤」の理知を説いてみせる

 

つまり 揺らぐ秤は世情を表し 秤を吊り合せることではなく

王は常に 秤の中心にいろという教えである

党派に関わらず公平に扱い 反対意見だからと切り捨ててはならぬと

 

『老論(ノロン)派のことを目障りだと感じても その責任は王にある』

『王様 でも私は違う考えを持っています』

 

せっかく「王家の秤」の課題を説き 祖父を喜ばせたのに

世孫イ・サンは 自分の考えを言わずにはいられなかった

民こそが国の根幹であり 王たる者は民に従うべきだと…!

 

すかさず口を挟み 不届きだと叱責する王妃!

王と士大夫(サデブ)あってこそ この国が建てられたのだ

亡き思悼(サド)世子と 同じ考えを持つことは許されないと!!!

 

※士大夫(サデブ):科挙官僚・地主・文人の三者を兼ね備えた者

 

来る日も来る日も 剣仙(コムソン)との修行に耐えるドンス

そんなドンスを見守りながら ヤン・チョリプは考え込むことが多くなった

そして ある決意をしてドンスと向き合う

 

ウンは我が道を行き ドンスも武芸を極めようとしている

自問自答を繰り返し 学問をしたいと思い始めたチョリプだった

 

キム・グァンテクは ある日突然 ドンスと旅に出ると言い出す

ドンスが ペク・サグェンの息子と知り ホン・デジュが狙っているのだと…!

そこで サグェンと共に修行した麒麟峡にこもり 修行を続けるという

 

ドンスは ジソンも一緒に…と誘うが

自らの運命を切り開くため ここに残ってやりたいことがあるというジソン

 

互いの心を確かめ合い しっかりと抱き合う2人

それを目撃してしまうジンジュは さらに ドンスが遠くへ行くと聞かされる

そして 母カオクと一緒に 旅立つグァンテクのため朝食を用意した

 

全員に見送られ旅立つ2人

それとは別に 途中の道で カオクとジンジュが待っていた

 

『ジンジュ ジソンを守ってやってくれ!』

『あ… あぁ 任せて!』

 

ジンジュの想いを知らず 無神経な頼みをするドンス

傷つきながらも それがドンスの望みなら… と 快く引き受けるジンジュ

カオクもまた 告げられない想いを秘め グァンテクを見つめる

 

2人が去った肉屋で チョリプがフクサモを怒らせていた

自分の道を志したいと言われ お前もか!とため息をつくフクサモ

チョリプは 固い決意を持って学問の道に進むと宣言する

 

宮廷では

 

亡き思悼(サド)世子に仕えていた者たちが

引き続き 世孫に仕えていることに 老論(ノロン)派の官僚たちが不満を述べ

世子に関わった者たちは すべて罷免すべきだと進言する

英祖(ヨンジョ)王は 官僚らの進言を聞き入れる代わりに

未だ捕らわれの身であるソ・ユデを 将軍職に復帰させ

従二品の水軍統制使に任命することを交換条件とした

 

ユデを利用し 思悼(サド)世子を亡き者には出来たが

代わりに 将軍ソ・ユデという敵を作ってしまったホン・デジュであった

 

立派な剣士となって戻ると約束した ドンスを待ちながら

ユ・ジソンもまた 自分のすべきことを模索していた

自由に市場を見て回るジソンを 影ながら護衛するジンジュ

一体 ジソンが何をしようとしているのか 見当もつかない

 

ジソンは 朝鮮では容易に手に入らない “羊毛の帽子”を探し回っていた

「北伐の計」は消え 自らの役割を失ったことで 新たな目標を模索するジソン

それにはまず資金が必要であると考えるのだった

 

「貿易」をしたいというジソンの意志に

ファン・ジンギが協力することになる

盗品を売りさばいていたジンギは 少なくとも商売には明るかったのだ

 

その頃 麒麟峡のグァンテクとドンスは

 

寝食を共にしながら 来る日も来る日も修練に励む

グァンテクは 俺を越えろと ドンスに命じた

朝鮮の武芸を余すところなく完成してこそ そして師匠を超えてこそ

朝鮮一の武士となれるのだと…!

 

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大王の夢~王たちの戦争~ 第55話 黄山伐

2018-03-13 14:00:00 | 大王の夢~王たちの戦争~ あらすじ

“散る花と咲く花がいつもここにある”のブログより移行しています

1話~49話はこちらで公開しています

50話より〈gooブログ〉からの公開となります

 

 第55話 黄山伐 

 

黄山ヶ原において ケベク率いる5千の兵と 新羅(シルラ)軍が対峙する

すでに民心を失っているウィジャ王だが ケベクが士気を高めていく

新羅(シルラ)軍は 黄山ヶ原に陣を置き 泗沘(サビ)城を狙っている

敵に戦列を整える隙を与えず すぐにも進撃しようというフムスン

しかし キム・ユシンは慎重であった

 

『叔父上 何をためらうのです? こちらは10倍もの兵力なのですよ』

『ケベクを甘く見てはいけない 妻子を斬り捨ててまで挑んでくるのだ』

 

ユシンの慎重さに苛立つボムミン

合流の期日を守れなければ 唐の蘇定方に軍事権を奪われてしまう!

将帥の焦りは禁物だと 甥を諫めるユシン

 

これまでのボムミンであれば 伯父の言葉に素直に従っただろう

しかし 将帥の優柔不断さこそが 勝利の機会を逃がすと反論する

他の将軍らも太子ボムミンに賛同し ユシンは ボムミンの意見を尊重した

 

戦いの火蓋が斬られると 間もなくケベクは 全軍に撤退を命ずる

この機を逃がしてなるものかと 追撃を命ずるボムミン!

その直後!

新羅(シルラ)軍は 外門から内門に誘導され 皆殺しに遭う!!!

多くの兵が絶命していく中 全滅を免れるためには 見捨てて逃げるしかない

 

これによりボムミンは 5百の鉄騎兵と1千の歩兵を失う

一同が賛同したとはいえ 未熟な将帥の焦りが招いた結果である

将帥として また太子として学ぶには あまりに大きい犠牲であった

しかしこの教訓を生かしてこそ 犠牲となった命に報いることが出来る

ユシンは 落胆する甥に 後の世の多くの民を救う礎とするよう諭す

 

百済(ペクチェ)では

 

ウィジャ王の次男プヨ・テが 先勝の宴に酔いしれている

しかしケベクは まだ勝利が決定した訳ではないと苦言した

 

キム・ユシンは あらためて黄山ヶ原という地を検証する

黄山ヶ原は 四方を山に囲まれており狙われやすい

しかも 泗沘(サビ)城へ向かう先に 百済(ペクチェ)軍が布陣している

少数精鋭で山中に潜み 多くの敵兵を討つことが出来る

数のうえでは敵わない場合の 兵法に則たケベクの策であった

 

さらにケベクは 布陣した場所とは逆方向から夜襲をかける…!

しかし攻撃はすぐに終わり あっけなく撤退していく

つまり どの方向からも狙えるのだと 挑発してきたのである!!!

 

陣営に戻ったケベクは 圧倒的に優勢でありながら厳しい表情を崩さない

そんな陣営で またしてもプヨ・テ王子が宴を開いている

宴の席には妓女が呼ばれ 戦場とは思えない状況である

 

優勢とはいえ 楽に勝って陣営に戻ったわけではない

ケベクとて 何度も危機を潜り抜け やっとのことで帰還出来たのだ

奸臣に煽てられ 浮かれ気分の王子を 敗け戦にするつもりかと一喝する!

 

『百済(ペクチェ)は 何度も新羅(シルラ)軍に勝利している

なのに今 なぜ国運さえ危ういのかご存知ないのですか!

勝つ前から浮かれて 油断しているからだと なぜ分からぬのですか!!!』

 

王子としての誇りを傷つけられたプヨ・テが ケベクに剣を突き付ける!

しかしケベクは その剣を振り払い 王子の喉元に大剣を突き出した!!!

身分こそ低いケベクだが この戦はウィジャ王に一任されている

たとえ王子とて 軍紀を乱せば斬る!!!と言い放つ!

 

一方 高句麗(コグリョ)では

 

唐 第3代皇帝 高宗(コジョン)より送られた親書に

莫離支(マンニジ)ヨン・ゲソムンが 大いに激怒していた

もし百済(ペクチェ)に味方すれば 遼東に攻め入るという脅しである

 

※莫離支(マンニジ):高句麗(コグリョ)の政策を総括する最高官職

 

ゲソムンは 脅しに屈せず援軍を送るべきだと主張するが

泗沘(サビ)城の陥落は時間の問題であり もし間に合わなければ

援軍を送ったという事実だけが残ってしまう

そんな宝蔵(ポジャン)王の危惧など無視し 出征せねば!というゲソムン

 

百済(ペクチェ)と共に羅唐軍を蹴散らし 新羅(シルラ)を討つ!

三韓の地を 唐に売ろうとしたキム・チュンチュを許すまじと!!!

 

そんな中 新羅(シルラ)で 自軍の武運を按じていたチュンチュが病に倒れる

 

ウィジャ王は 戦場で劣勢の新羅(シルラ)軍が 王の病で士気が下がり

今こそ完全勝利へ向かう時だと息巻く…!

すると 太子プヨ・ヒョが進み出て 新羅(シルラ)の太子のように

自ら加林(カリム)城へ出陣し 唐軍を撃退したいと言い出す

 

新羅(シルラ)軍敗戦の知らせは 船上の蘇定方のもとにも届いていた

果たして約束の期日に 合流できるのかどうか…

キム・ユシンの名声も噂だけだったのかと 高笑いする蘇定方であった

 

さらに蘇定方は 予定の船着き場には向かわず

別の場所から 陸路で泗沘(サビ)城へ進軍すると言い出す…!

傍若無人で身勝手な蘇定方を 誰ひとり説得できる者はいなかった

 

上陸した唐軍を迎え撃つのは プヨ・ユン率いる軍であるが

そこへ 太子プヨ・ヒョが合流し 兄の策をことごとく否定する…!

もはや太子を廃された兄の意見など 聞く気もないプヨ・ヒョであった

 

唐軍が上陸した地は砂州であるため 騎馬では苦戦する

一刻も早く進軍し 足並みが揃わない唐軍に奇襲をかけたいところだが

プヨ・ヒョは 慌てるまでもないと言い まずは宴で士気を高めると…!

 

太子プヨ・ヒョに 戦で勝とうという意識はない

戦は既に勝っているも同然 ただ先鋒に立ち 功績を我がものにしたいのだ

 

同じ時 唐軍は

 

砂州のぬかるみに苦労し やはり船で行く方が… と進言する側近たち

しかし 一度決めたからには撤回せぬ!と 意地を見せる蘇定方であった

 

宴を楽しんだ後 余裕で砂州を目指すプヨ・ヒョ

プヨ・ユンは 砂州の辺りの静けさが気にかかる

するとその時…!!!

葦原の向こうから 唐軍が姿を現したのであった!

 

蘇定方は 砂州に群生する葦に目をつけた

それを兵士たちに刈らせ 近隣農民を捕え ムシロを編ませたのである

なぜ農民たちが ムシロ編みに協力したか…?

それは 命が惜しかったからというだけではない

それほどまでに 民心は ウィジャ王から離れていたに他ならない

 

なぜ葦原に火を放たなかったのか…!

勝てる戦を むざむざ負けた太子に激怒するケベク

黄山ヶ原で新羅(シルラ)軍を見張るプヨ・テは 兄弟の失敗をあざ笑い

これで太子の座は自分のものかもしれない とほくそ笑む

次男プヨ・テ 三男プヨ・ヒョには それぞれに奸臣が群がり

次期王座への欲を剥き出しに 栄華を欲していた

 

新羅(シルラ)軍の陣営では

 

唐軍が 先に泗沘(サビ)城へ到着するのでは? と焦る太子ボムミン

しかし 四方から見張られている状況では 黄山ヶ原を突破できない

キム・ユシンは 今こそ焦らず 好機を待つのだという

 

そして 百済(ペクチェ)の将軍ケベクに 会見を求めるユシン…!

 

たとえ敵と味方になって戦おうと 互いへの信頼は失っていない

いつものように囲碁を打ち 語り合う2人

 

すでに 百済(ペクチェ)の滅亡は目に見えている

しかしケベクは 黄山ヶ原で新羅(シルラ)軍を壊滅させ

すぐさま泗沘(サビ)城へ引き返し 唐軍を討つと豪語する

自分が妻子を斬ったのは 死を覚悟してのことではなく必ず勝つためだと!

 

ユシンもまた 黄山ヶ原を突破し 泗沘(サビ)城を陥落させると言い放つ

囲碁の勝負はユシンの負けとなったが 互いに勝利を宣言して別れる

 

別れ際

 

ケベクは 高句麗(コグリョ)の援軍を待っているのではなく

百済(ペクチェ)辺境を守る兵が 駆けつけるのを待っているのだという

 

『もし貴公が私を倒せねば 百済(ペクチェ)軍が一丸となり

徐羅伐(ソラボル)へ向かい 月城(ウォルソン)に討ち入る…!

そして 三韓に唐軍を介入させた新羅(シルラ)王を討つ!』

 

陣営に戻るキム・ユシンを狙う者がいた

ウィジャ王の次男プヨ・テである

狙いを定めたその矢は 確実にユシンの胸を貫いた…!!!

 

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歴史上人物 そりゃないでしょう!のアルアル

2018-03-08 08:30:00 | 韓国ドラマ徒然

『大王の夢~王たちの戦争』の中に 中国唐の第3代皇帝「高宗」が登場する

この「高宗」は ソ・ドンスという俳優が演じているが

あの中国トップ女優ファン・ビンビン主演

『武則天-The Empress-』の中では ビンビンの相手役として

アーリフ・リーという俳優が演じている

少々顔は長めだが ( ゚Д゚) なかなかの美形イケメンさん

 

まあまあ 観て頂ければ分かるのだが…

あまりに容姿が違い過ぎて え? ってなってしまった ( ;∀;)

 

『武則天』は 中国制作のドラマであるからして

なにも韓国ドラマが関与することではないが

この「高宗」なる人物が どう描かれているかということに

少しだけ配慮していただけたら… と思わないでもない

 

歴史上の人物が描かれる場合 こうした不満は致し方ないことだが

どこにも吐く場所がないので 自分のブログで失礼(笑)

 

この「高宗」出現後 えーーー?っていうガッカリ感を引き摺り

何話かレビューしてきたものの どこかで吐かないと無理!ってなったので

突然ではあるが 久々に“韓国ドラマ徒然”の更新となった

 

今まさに『大王の夢~王たちの戦争~ 第55話』をレビューしていて

それを中断しての 割り込み更新! (^-^;

 

分かる分かるー って思う方だけに送る感じでゴメンナサイ

好きでレビューしているんだけれども 時々辛くなる筆者でした 以上!

 

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