韓国ドラマの歴史物をレビューするにあたり 歴史の流れを辿っていくと
必ずどこかで矛盾にぶつかってしまう
たとえば「朱蒙」からの「風の国」
扶余(プヨ)の王子だった朱蒙が立派に成長し
やがて高句麗(コグリョ)の国を興すまでの壮大なドラマが その息子ユリへとつながり
「風の国」では ユリ王から無恤(ムヒュル)へとつながる
そして「幻の王女チャミョンゴ」では 大武神王無恤(ムヒュル)が
息子ホドンの前に立ちはだかる存在として描かれている
朱蒙はまだ はじまりなのでそのままだが
ユリ王と無恤(ムヒュル)については レビューしながら違和感と闘った
また「同伊(トンイ)」からの「イ・サン」については
同伊(トンイ)の息子が成長し英祖(ヨンジョ)王となり
「イ・サン」においては息子である思悼(サド)世子を 米櫃に閉じ込めて処刑する
王世孫イ・サンは 成長して正祖(チョンジョ)王となり
「トキメキ☆成均館スキャンダル」へとつながる
まだレビューしていないが
キム・テヒ主演の「チャン・オクチョン」については悩むところだ
ハン・ヒョジュが演じる同伊(トンイ)のイメージが強く
またイ・ソヨンが演じた張禧嬪(チャンヒビン)の印象があまりにも強すぎる
「チャン・オクチョン」の中の同伊(トンイ)は腹黒い
逆に張禧嬪(チャンヒビン)は悲劇のヒロインそのものだ
そうとうな思いを込めてレビューした「同伊(トンイ)」だけに
「チャン・オクチョン」には手が出せないなあ… と思っている
矛盾を感じることが 次のレビューのきっかけになったこともある
「王女の男」をレビューしたことによって
「仁粋大妃(インステビ)」をレビューする意欲がわいた
首陽(スヤン)大君が朝鮮第7代国王世祖(セジョ)になるまでの描き方に
物足りなさと矛盾を感じ ちゃんと描きたいと思ったのだ
問題は「大王の夢~王たちの戦争~」である
全70話のうち35話の折り返し地点まで ようやくたどり着いた
「善徳(ソンドク)女王」では もちろん主役なので
イ・ヨウォンが演じた善徳(ソンドク)女王は本当によかった
コ・ヒョンジョンが演じた美室(ミシル)との対峙は圧巻だった
甥にあたる金春秋(キム・チュンチュ)が成長し
新羅(シルラ)第29代王になるのが「大王の夢~王たちの戦争~」である
主役が素晴らしく描かれるのは もちろん当然のことだが
「大王の夢」で描かれる善徳(ソンドク)女王は あまりに情けない
やがてはチュンチュへと王位が引き継がれていくのだが
この違和感といったら物凄い!
「善徳(ソンドク)女王」はすでにレビューを終えているので
これだけは本当に良かったと思っている
この2つのドラマを同時にレビューしていたら
確実に「大王の夢」は途中で挫折していただろう
またオム・テウンが演じたキム・ユシンに惚れ込んでいたので
キム・ユソクの演じるユシンに 我慢ならないのも苦痛のひとつだ
壮大なドラマであるだけに しっかりと描きたいとは思いつつ
違和感や矛盾を感じながらも あと35話を頑張ろうと思う
たいていのドラマは 一度じっくりと最終回まで視聴してレビューするのだが
「大王の夢」に関しては リアルでぶっつけ本番レビューだ
たぶん最後まで視聴してしまったら ラストまでいけない(笑)
なので レビューを進めていくうちに矛盾に気づき 戻って修正もしている
チェ・スジョン主演だし きっと感動の最終回だろうと信じて頑張るつもりだ
にほんブログ村