韓国ドラマ 散歩ガイド~散る花と咲く花がいつもここにある~

韓国ドラマを楽しむための解説ブログです
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韓国ドラマのお約束パターンにハマる

2016-08-28 16:51:50 | 韓国ドラマ徒然

韓国ドラマのあるあるは 本当にパターン化していて

あり得ないだろ?と思うほど共通している

さてあなたは いくつ言えますか?

 

出生の秘密・異母兄弟・赤ちゃんすり替え・財閥・身分違い

交通事故・記憶喪失・おんぶ・鍋のフタでラーメン


もっとあるよ!という方もいるだろう

そう 書ききれないほどパターンは多い


これらがあり得ないと言って 韓国ドラマは嫌い!という方は残念

このお約束パターンの醍醐味を楽しめないとは…!

あげく韓国ドラマでは 最低の悪役が罪を暴かれ追い詰められると

あり得ない頻度で 最終回ににおいて 死んだり気が狂ったりする

あるいは改心してガラリといい人にチェンジしたり(笑)

 

視聴率やネットの批判に左右され 自在にストーリーが変わり

どこで最終回にするのかも評判次第という韓国ドラマ

意見が通るとなれば 視聴者だって関心度が高まるというもの

 

最近では こうしたお約束パターン抜きの作品も増えている

何だかそれだと物足りないのはなぜだろう

それはないだろう… と突っ込みながら観るのが好きなのに

 

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韓国ドラマの日本人役が残念過ぎる問題

2016-08-22 23:17:48 | 韓国ドラマ徒然

韓国ドラマの 特に時代劇において

しばしば日本人の役どころが登場する

実はこれが レビューする上での障害となることが多い

 

レビューしたくても出来ない作品のひとつに

「済衆院(チェジュンウォン)」がある

「ホジュン~伝説の心医」とは また違った魅力の医療時代劇である

パク・ヨンウ演ずる主人公ファン・ジョンが

抑えきれぬ医療への情熱を貫き 身分を越えて成長していくストーリー

ヨン・ジョンフン演ずるぺク・ドヤンは

序盤に いけ好かないライバルとしてジョンの行く手に立ちはだかるが

最後にはいい感じで良きライバル 良き理解者になっていく

 

是非ともレビューしたいのに…

カン・ナムギル演じる“ワタナベ”という日本人の役どころが

あまりにもお粗末過ぎて我慢ならないのだ

これは演技力以前の問題

「イタズラなKiss」「宮(クン)~Love in Palace~」でも

本当に気のいいお父さん役を演ずる名優なのに

日本人の医師なら なぜ日本人を起用しないのか…

 

当時の日本人が “そういう感じ”で描かれるのは目をつぶるとしても

日本語のセリフが我慢の域を超えているのだ

あり得ないほどの片言で それを日本人と言い切るのはいかがなものか…

 

ストーリーの面白さから最終回まで視聴したものの

これをレビューするか?と言われれば ゴメンナサイ…である(笑)

 

それでもまだ気を取り直して レビューは出来ないものかと

考えられるだけ この作品はいい方だ

 

100%レビュー不可能なのは「武士ペク・ドンス」である

チ・チャンウク演ずるペク・ドンスと

ユ・スンホ演ずるヨ・ウン

本当にこれは面白くて 史実に忠実ではなくてもレビューしたかった

 

しかし…

 

これに出てくる“日本人”が最悪中の最悪!

日本に流れ着いてしばらく暮らすという設定で

日本人としてのセリフを 当然 日本語で発するのだが

何しろ途中でセリフを諦めている(笑)

字幕ではしっかり言い切るのに 片言の日本語が諦めているのだ

 

まあまあ 韓国で放映される韓国ドラマなのだから

その部分は韓国語の字幕なのだろうし

どうせ間違ってもほとんどの韓国国民は気にも留めないだろう

だからといって… それでいいのか?(笑)

もしギャラの関係で 韓国人を日本人として演じさせるにしても

もう少し日本語が上手な役者はいなかったのか

 

そして最も最悪なのは…

 

残念ながら イ・ジュンギ主演の「朝鮮ガンマン」だ

韓国にいる間のイ・ジュンギは パク・ユンガンという役どころだが

なぜか日本に流れ着いて 日本人に助けられ

年月を経て 長谷川半蔵という日本人として帰国する

パク・ユンガンという正体を隠し 日本人として演ずるのだが

これは… 申し訳ないが無理なのだ(笑)

 

イ・ジュンギの大ファンなので 是非ともレビューしたいところだが

そういう片言の酷さに目をつぶって ただストーリーを追うならば

出来ないこともないと言いたいところだが… とても無理 出来ない


韓流スターが 日本のコンサートで

片言でも日本語を使ってくれると嬉しいものだ

でもドラマは違う

演じるという場面では 片言では難しい場合もある


時代劇ではないが 現在レビュー途中の「百年の花嫁」では

日本人の「金子会長」という役どころは 高島礼子が演じている

本当に良かった!

やはり出来ることなら 日本人の役は日本人を起用してほしい

 

あまりはっきりと作品名や俳優名を出すと

バッシングになってしまうので極力避けたいが

 

時代劇に登場する倭国の武士の衣装が酷すぎる

今どき「バカ殿」の志村けんでさえつけないような 張りぼてのカツラ

日本に渡ったという設定を 百均で売っているような

“おでん”や“冷やし中華”ののれんをいっぱい垂れ下げて

ここは日本だとごまかしていた

 

日本に来てロケをしろとは言わないが

今どきコントでも使わないような

お粗末な小道具はいかがなものか…

 

韓国ドラマは本当に面白く 内容も壮大で

この奥深い韓国ドラマにハマってしまうと

たった10話前後で描く日本のドラマが 薄っぺらく感じてしまう

だからこそ 日本人の描き方が残念でならない

 

これは決して韓国ドラマバッシングではなく

好きだからこその苦言だ

 

そうは言いつつ ここに挙げた作品たちは

いつかはレビューするかもしれない秀逸なものばかり

恐らくその時は 細かに表現せず 日本語の表現の部分は

大幅にすっ飛ばしながらかもしれないが(笑)

 

もっとも 映像で実際のセリフを聞くより

文字で読むレビューであれば その興ざめを感じずに済むのか?

だとすれば レビューも出来るのかもしれない

 

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韓国ドラマの名前が似過ぎている問題

2016-08-19 21:12:00 | 朝鮮の歴史

現在レビューブログを作成中の韓国ドラマ「イ・サン」

「大王の夢~王たちの戦争~」の間で あまりに似過ぎた名前に苦しめられている

 

「イ・サン」の中で 初めは図画署(トファソ)の茶母(タモ)であり

後にソンヨン付きの尚宮になるという

イ・イプセ演ずる“ヤン・チョビ”という役名が存在し

そして「大王の夢~王たちの戦争」では

鬼門の女戦士として イ・アイ演ずる“チャビ”という役名が存在する

 

作品が違うのだから問題ないのでは? …と思いがちだが

一度ごっちゃになると区別がつかなくなる

“チャビ”だったけ?“チョビ”だったっけ?

その度にキャスト紹介を見直しチェックするか

過去ブログを開いて確認する

 

韓国ドラマではまったく不思議ではないこの現象

登場人物の大半が「キム」という苗字だということも茶飯事だ

また「チャン」と「チョン」の姓が頻繁に登場するドラマは

間違いなく訳が分からなくなる


違う作品ならまだ何とかなる気もするが

「百年の花嫁」では ヤン・ジンソン演じるナ・ドゥリムの祖母が

“パク・スンボク”であり 互助会仲間が“キム・ボンスク”…!

この“スンボク”と“ボンスク”のトラップに嵌まって抜け出せず

キャスト紹介なしには レビューが進まない現状だ

 

しかも 韓国では夫婦別姓であるため これまたややこしい

2つの家族を描くとなると苗字が乱立して非常に分かりにくい

映像であれば 名前と同時に映像で顔を認識するので混乱しないが

ドラマレビューにおいては いかに文字で分かりやすくするかが重要だ

 

なので 敢えて一方の名前を表記せず「母親」と表したり

苗字は記載せず名前だけ あるいは肩書きで区別をつけたりする

 

書いている本人も混乱するなら 読み手はもっと混乱するはず

映像ですでに視聴済みで 続きを知りたくて閲覧する方と

まったく予備知識もなくただ好奇心から閲覧する方では 大いに違うだろう

 

理想としては 予備知識なく読んでも分かりやすいレビューを目指し

時代劇に関しては 朝鮮時代の専門用語を解説しながらの作業となる

その意味でも「解説レビューブログ」として認識していただいているのは

実に光栄であり 励みになっている

 

現在「イ・サン」のレビューを 2話続けて作成後

「大王の夢~王たちの戦争~」のレビューを作成中!

“チャビ”と“チョビ”の区別が 完全につかないまま

どっちも最終回まで行くのかと思うと先が思いやられる(笑)

 

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歴史を引き継ぐドラマの矛盾

2016-08-06 20:06:26 | 朝鮮の歴史

韓国ドラマの歴史物をレビューするにあたり 歴史の流れを辿っていくと

必ずどこかで矛盾にぶつかってしまう

たとえば「朱蒙」からの「風の国」

扶余(プヨ)の王子だった朱蒙が立派に成長し

やがて高句麗(コグリョ)の国を興すまでの壮大なドラマが その息子ユリへとつながり

「風の国」では ユリ王から無恤(ムヒュル)へとつながる

そして「幻の王女チャミョンゴ」では 大武神王無恤(ムヒュル)が

息子ホドンの前に立ちはだかる存在として描かれている

朱蒙はまだ はじまりなのでそのままだが

ユリ王と無恤(ムヒュル)については レビューしながら違和感と闘った

 

また「同伊(トンイ)」からの「イ・サン」については

同伊(トンイ)の息子が成長し英祖(ヨンジョ)王となり

「イ・サン」においては息子である思悼(サド)世子を 米櫃に閉じ込めて処刑する

王世孫イ・サンは 成長して正祖(チョンジョ)王となり

「トキメキ☆成均館スキャンダル」へとつながる

 

まだレビューしていないが

キム・テヒ主演の「チャン・オクチョン」については悩むところだ

ハン・ヒョジュが演じる同伊(トンイ)のイメージが強く

またイ・ソヨンが演じた張禧嬪(チャンヒビン)の印象があまりにも強すぎる

「チャン・オクチョン」の中の同伊(トンイ)は腹黒い

逆に張禧嬪(チャンヒビン)は悲劇のヒロインそのものだ

そうとうな思いを込めてレビューした「同伊(トンイ)」だけに

「チャン・オクチョン」には手が出せないなあ… と思っている

 

矛盾を感じることが 次のレビューのきっかけになったこともある

「王女の男」をレビューしたことによって

「仁粋大妃(インステビ)」をレビューする意欲がわいた

首陽(スヤン)大君が朝鮮第7代国王世祖(セジョ)になるまでの描き方に

物足りなさと矛盾を感じ ちゃんと描きたいと思ったのだ

 

問題は「大王の夢~王たちの戦争~」である

全70話のうち35話の折り返し地点まで ようやくたどり着いた

「善徳(ソンドク)女王」では もちろん主役なので

イ・ヨウォンが演じた善徳(ソンドク)女王は本当によかった

コ・ヒョンジョンが演じた美室(ミシル)との対峙は圧巻だった

甥にあたる金春秋(キム・チュンチュ)が成長し 

新羅(シルラ)第29代王になるのが「大王の夢~王たちの戦争~」である

主役が素晴らしく描かれるのは もちろん当然のことだが

「大王の夢」で描かれる善徳(ソンドク)女王は あまりに情けない

やがてはチュンチュへと王位が引き継がれていくのだが

この違和感といったら物凄い!

 

「善徳(ソンドク)女王」はすでにレビューを終えているので

これだけは本当に良かったと思っている

この2つのドラマを同時にレビューしていたら

確実に「大王の夢」は途中で挫折していただろう

またオム・テウンが演じたキム・ユシンに惚れ込んでいたので

キム・ユソクの演じるユシンに 我慢ならないのも苦痛のひとつだ

壮大なドラマであるだけに しっかりと描きたいとは思いつつ

違和感や矛盾を感じながらも あと35話を頑張ろうと思う

 

たいていのドラマは 一度じっくりと最終回まで視聴してレビューするのだが

「大王の夢」に関しては リアルでぶっつけ本番レビューだ

たぶん最後まで視聴してしまったら ラストまでいけない(笑)

なので レビューを進めていくうちに矛盾に気づき 戻って修正もしている

チェ・スジョン主演だし きっと感動の最終回だろうと信じて頑張るつもりだ

 

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