「ジュリー」と樹木希林が叫ぶシーン。40代・50代のみなさんは、記憶に懐かしいのではないかと思う。ジュリーとは、歌手の沢田研二さんのこと。
今週の朝日新聞に、ジュリーの還暦記念コンサートの記事が載った。大阪の京セラドームで、6時間かけ80曲を熱唱したとのこと。その中に、ジュリー自身が作詞をした「我が窮状」という歌があった。9月13日の朝日新聞では、憲法9条賛歌とし、インタビューでジュリーはこう答えている。「60歳になったら、言いたいことをコソっと言うのもいいかな、と。今憲法は、改憲の動きの前でまさに窮状にあるでしよう。言葉に出さないが9条を守りたいと願っている人たちに、私も同じ願いですよというサインを送りたい」
どんな歌詞か気になると思うので、1番とラストを抜粋します。
我が窮状
作詞・沢田研二 作曲・大野克夫
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが
忌まわしい時代に 遡るのは賢明じゃない
英霊の涙に変えて 授かった宝だ
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ
この窮状 救えるのは静かに通る言葉
我が窮状 守りきりたい 許しあい 信じよう