精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

帰省

2008年12月30日 14時03分14秒 | 各地・分野の動向
 年末年始とお盆は、日本中で「民族大移動」が発生する。わが精華町も、元々の住民は1万人もいない。およそ3万人が、他の市町村からの転入である。
 しかし、それも時間が過ぎると状況が反転する。私の住んでいる北ノ堂地域は、1960年代後半から入居が始まった。40年ほど前のことである。当時は、盆・正月になると、地域から人が消えたものだ。ただ、15年ほど前から、事態が逆転した。ここで生まれ、地元の小中学校に通っていた世代が大人になり、子どもを持った時、ふるさとは両親の実家ではなく、精華町になったのである。だから、この間は、盆・正月になると人が消えるどころか、他府県ナンバーの車が地域内に目立ってきた。仕事や結婚で精華町から転出した家族が「帰省」しているのである。若干の路上駐車も発生するが、一時的なことでありお互い様。目くじらを立てることでもない。
 ここ北ノ堂では、20年近く前から「北ノ堂まちづくり協議会」を結成し、さまざまな活動を展開している。私も当初からのメンバーの1人だが、初期の議論では、「ふるさとづくり」をメインに掲げていた。ここで育ち・巣立っていった方たちが、「ふるさと」として戻ってこようと思えるまちづくりをめざしている。
 夏祭りなどでは、参加した子ども達にジュースなとが配られる。お盆近くの日程なので、お孫さんたちも帰省していることが多い。少しだけ「地元の会費で開催しているのだから、地区外の子どもには渡すべきではない」というような意見もあったが、今では一緒に楽しんでもらえる方向に解消しつつある。
 「ふるさと」は、お金に換え難い宝でもあると思う。
コメント
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