本日の午前、宮崎県えびの市議会の議会運営委員会メンバーが精華町議会を訪れた。
目的は、議会基本条例などの研修のためである。
通常は、受け入れる側は「説明要員」で対応するのだが、せっかく相手さんから足を運んでいただけるので、議運メンバーも正副委員長以外に2人参加した。特に、議会運営の分野は視察に行く側も来られる側も、お互いに学びあえるので、いわば「研修費を使わない研修」とも言える。
えびの市議会のみなさんからもいろんな質問や意見が出された。
恐らくどこの議会でも活用手法に戸惑っていることとして「自由討議」があるのだろう。精華町議会でも、具体的運用は確たる経験がない。
ただ、言えることは、従来の旧態依然な議会は、ほぼ100%市町村長提案の議案をイエスかノーかという結論を示すという要するに「追認機関」であった。それを、議員間の討議を重ねることで、市町村長提案の弱点を補ったり、よりよい制度に再構築する可能性を伸ばすことになる。「イエス・ノー」にとどまらない「創造」作り上げる議会という能動的な役割を発揮することになる。
その意味で、少し気になるのは、精華町議会の中で基本条例作りに関わってこず(大半は1期目の議員だが)、基本条例の理念や考え方を理解しようとしない議員は、町長提案や他の議員の提案・発言に対しての意見・批判という範囲にとどまっている傾向がある。
それはそれとして、監視機能という大事な側面ではある。
が、そういった議員から、1日も早く「作り上げる提案」の類の発言を聞きたいものである。
上は、九州電力のやらせメール問題を報道する「しんぶん赤旗・日刊紙7月2日号」。
下は、九州電力の組織的隠ぺい工作を報じる「7月8日号」。
2日の報道のための問い合わせに、「そういう事実はない」と否定していた。その否定していたことも、会社組織が結託した隠ぺい工作の回答だった。
4日には、鹿児島県議会(鹿児島県にも、九州電力の電発がある)で、日本共産党の県会議員に質問された九州電力の社員が、「一切ない」と嘘の答弁をしていた。下の写真の下半分は、県議会におけるウソ答弁を謝罪したという記事だ。
報道機関や県議会の場で、事実を隠ぺいしてウソをつく「一流民間」とは、いかなる存在か。
九州のことは「われわれが牛耳っている」「九州電力に従っていればいいのだ」という態度である。
記者会見でも、会社のトップでありながら、自分自身で判断できない九州電力の社長は、即刻辞めるべきだ。全く潔くないし、誠実でもない。