とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

「アマハゲ」世界無形遺産に登録

2019年02月04日 | 日記

 遊佐町吹浦地区に伝わる「アマハゲ」がユネスコ無形文化遺産登録記念祝賀会が遊佐町の遊楽里で開催された。
 「アマハゲ」は吹浦地区の女鹿、滝の浦、鳥崎集落で伝承されてきた小正月行事で、大筋では共通、類似しているものの、集落ごとに面の表情や振る舞いに特徴がある。起源は定かではないが、秋田県男鹿市の「ナマハゲ」と同じ頃と言われており、共通点も多く「男鹿」「女鹿」の地名からも交流があったと思われる。人々の怠けをいさめ、子供たちの奮起を願う神々の化身がパワハラ的神事として伝承され残されてきたものと思える。
 「アマハゲ」は国指定重要無形民族文化財に指定されていたが、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた文化庁の戦略があった。直接登録にかかわった文化遺産国際協力室・室長補佐の守山弘子室長補佐が祝辞で「来訪神・仮面・仮装の神々」として全国10ヵ所を、面や被り物、泥などをまとい「来訪神」となり、正月などの年の節目に家々を訪れて、怠け者いさめたり、幸せや福をもたらす行事を伝承している地区を申請した。ユネスコの無形文化遺産は歴史が浅く、有形遺産と同様に保護し、伝承するべきものと指定されたものです」
 男鹿市長は祝辞で「人口減少に悩む地域同士が連携して活性化につなげたい」と遊佐町との連携を述べた。
 世界規模の指定の意味は大きい。じわっとその効果が表れる。

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