1月17日に沖縄県知事公室 基地対策課を訪ねた。世界一危険とされる普天間飛行場を辺野古周辺に移設する政府案に、仲井間知事が苦渋の決断を下した後の事である。
議会事務局を通して「私自身、基地問題に特別な私見を持ち合わせている訳ではありませんが、貴県の県民意識と国との違いを報道で知るにつけ、その経過など直接お聞きし理解を深めたい」と、お願いした所、快諾を頂いたのである。質問事項を列記して送った。
1 尖閣問題も含め、安全保障上、地形的に日本及び世界戦略上、貴県の役割は不可欠と思われますが。
2 普天間飛行場の移転は民主党政権を挟んで、3転する事態を余儀なくされました。その経過について。
3 仲井間知事が苦渋の決断をされ、県議会の対応の見通しを全国が注視しています。ご説明できる範囲でお願いします。
4 私たちが出来る事があれば言って下さい。
当日は、沖縄県知事公室 基地対策課 長嶺祥副参事 那覇竜麻主事 地域安全政策課 山里永悟主幹 小濱史人主事の四人が対応してくれた。
一通りの説明の後、のっけからフリートーキングになった。「今の軍事技術は沖縄だけが戦略地域ではない。地球儀で見て欲しい。日本全土に分散しても、戦力は落ちない」「尖閣で何か起こった時、海兵隊が手続きなしで行動は起こせない。大統領が判断し、互いの議会の手続きが必要となる」「基地移転問題は一貫性が必要、総理の交代劇は痛い」「今回の知事決断は、腹をくくったものだと思う。総論賛成各論反対だけではなく、貴県でもシグナルを送ってくれると救いになる」
日本の安全保障は国民の存亡にかかわる大事である。自分自身の事としての真剣な世論形成が不可欠と思える。
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