里山の移ろい

写真付きで日記や趣味を書く

水もない、停電が続く・・・

2020-03-12 14:51:14 | 日記

昨日11日は、祈りの一日!!

9年前の4月11日、

避難所で過ごす92歳のおばあちゃんが、

涙ながらに語られた言葉を思い出す。

「帰りたい、帰りたいけど帰りない

          帰るところもない・・・・・」、

 

今、9年前の日誌を引っ張り出している。

震災当日の事は、今でも鮮明に覚えている、

が、その後の事については、漠然としたことしか思い浮かばない!!

次のようなことを日誌に走り書きしていた。

12日、市内は飲み水もない状態、親戚知人が、

   どこで耳にしたか、水を求めて我が家に。

14日、仙台に住む息子たちと連絡取れず、

    手紙を出すために街に。

16日、衛星電話の利用可能、とのことで役所に出向くが

    1日違いで、隣町の役場に行くことに。

20日、娘と孫たち、風呂をもらいに来家。

    孫達と風呂に入れる幸せを実感。

21日、買い物のため、スパーに出向く。

    10時開店に、7時頃から並んでいた方あり・・。

22日、ガソリンを求めるため4時半起床し店頭に並ぶ。

    何と、357番目長蛇の列。

27日、震災の被害状況が明らかになってきた。

 

 ともかく、11日からインフラの全てがストップしたが、

ここの水道水は、独立した施設であったため困らず。

プロパンガス使用て、煮焼きは事欠かず等々・・・・、

 

当時のことを並べると、当時の様子が思い出される。

この地はさいわい、

住む家にも、食べることにも大した苦労もなく、

過ごせたことは何よりであった。

しかし、今尚48,000人の方がたが、

避難生活をされていることに、

心痛まずにはおれない。