今日は秋晴れでとても良い気候です。
ここ湘南でも朝は14℃くらいになり、秋を感じて居ります。
さて、昨日、北里大学 特別栄誉教授 大村 智さんが、日本人で23人目となるノーベル賞を受賞致しました。
ノーベル医学物理学賞では3人目だそうです。
心よりお祝い申し上げます。
大村教授は、1979年に静岡県伊東市川奈のゴルフ場近くで採取した土壌より、微生物(細菌)の放線菌「ストレプトマイセス・アベルメクチニウス」を発見して、この放線菌から化合物の「エバーメクチン」を抽出しました。
エバーメクチンの化学構造(分子構造)を改良して動物の寄生虫駆逐剤のイベルメクチンを作り出しました。
イベルメクチンは全世界の動物薬でNo.1になるほど普及致しました。
そして、今回の受賞の基となるヒト用のオンコセルカ感染症・リンパ系フィラリア症の特効薬「メクチザン」を製薬会社と共に開発し、アフリカや東南アジア、中南米などの熱帯域に住む10億人もの人々を、寄生虫病から救うことが出来ました。
たぶん、このブログをお読み頂いております方々は、今回話題となっているイベルメクチンと言う薬名を耳にすることは初めてだと思いますが、犬・猫・フィレット等のペットを飼っている方にはとても身近なフィラリア症の薬ですので、実際は多くの方がお使いになっているものです。
従いまして、人間だけでは無く、より多くの数の動物を寄生虫病から救い 守ってくれているのです。
イベルメクチンは、写真の様に無色透明な液体です。
当方ではこのイベルメクチンを常備致して居ります。
イベルメクチンは、寄生虫や昆虫などの節足動物の神経に作用して、少量の投与で長期間高い効果が得られて、副作用が少ないお薬です。
鳥への投与は、サザナミインコなどの小鳥の場合は、首の後ろに1滴つけるだけです。
効果は3~4週間持続しますので、寄生虫の完全駆除には期間を空けて2回投与するのが効果的です。
鳥類では、ダニ感染症や疥癬、糞線虫などに効果があります。
特に鳥では羽ダニ・羽毛ダニ・ワクモ、トリサシダニ・トリヒゼンダニ・キコウダニ等々 鳥類に寄生するダニ類は前気門・中気門・後気門・無気門類の4亜目51科とたくさん居ります。
寄生部位は、羽毛・羽軸内・皮膚・皮内・皮下・呼吸器系・体腔内や内臓などに寄生するグループも多くいます。
当ファームでは、ダニによる被害はありませんが、新しい親鳥をお迎えした時は必ず投与して侵入を防いでいます。
雛の最新情報は、HPのブリードに掲載しておりますので、合わせてご覧下さい。
尚、雛・餌・用品の販売は直販サイトに掲載致しております。
宜しければ、下のバナーをクリックして下さい!
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ここ湘南でも朝は14℃くらいになり、秋を感じて居ります。
さて、昨日、北里大学 特別栄誉教授 大村 智さんが、日本人で23人目となるノーベル賞を受賞致しました。
ノーベル医学物理学賞では3人目だそうです。
心よりお祝い申し上げます。
大村教授は、1979年に静岡県伊東市川奈のゴルフ場近くで採取した土壌より、微生物(細菌)の放線菌「ストレプトマイセス・アベルメクチニウス」を発見して、この放線菌から化合物の「エバーメクチン」を抽出しました。
エバーメクチンの化学構造(分子構造)を改良して動物の寄生虫駆逐剤のイベルメクチンを作り出しました。
イベルメクチンは全世界の動物薬でNo.1になるほど普及致しました。
そして、今回の受賞の基となるヒト用のオンコセルカ感染症・リンパ系フィラリア症の特効薬「メクチザン」を製薬会社と共に開発し、アフリカや東南アジア、中南米などの熱帯域に住む10億人もの人々を、寄生虫病から救うことが出来ました。
たぶん、このブログをお読み頂いております方々は、今回話題となっているイベルメクチンと言う薬名を耳にすることは初めてだと思いますが、犬・猫・フィレット等のペットを飼っている方にはとても身近なフィラリア症の薬ですので、実際は多くの方がお使いになっているものです。
従いまして、人間だけでは無く、より多くの数の動物を寄生虫病から救い 守ってくれているのです。
イベルメクチンは、写真の様に無色透明な液体です。
当方ではこのイベルメクチンを常備致して居ります。
イベルメクチンは、寄生虫や昆虫などの節足動物の神経に作用して、少量の投与で長期間高い効果が得られて、副作用が少ないお薬です。
鳥への投与は、サザナミインコなどの小鳥の場合は、首の後ろに1滴つけるだけです。
効果は3~4週間持続しますので、寄生虫の完全駆除には期間を空けて2回投与するのが効果的です。
鳥類では、ダニ感染症や疥癬、糞線虫などに効果があります。
特に鳥では羽ダニ・羽毛ダニ・ワクモ、トリサシダニ・トリヒゼンダニ・キコウダニ等々 鳥類に寄生するダニ類は前気門・中気門・後気門・無気門類の4亜目51科とたくさん居ります。
寄生部位は、羽毛・羽軸内・皮膚・皮内・皮下・呼吸器系・体腔内や内臓などに寄生するグループも多くいます。
当ファームでは、ダニによる被害はありませんが、新しい親鳥をお迎えした時は必ず投与して侵入を防いでいます。
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尚、雛・餌・用品の販売は直販サイトに掲載致しております。
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