前回の「サザナミについての考察 その3」では、パイド(Pied)とミスティ(Misty)と言う新しい変異について記載致しましたが、今回は身近な当湘南ファームのサザナミインコの変異について、ご報告したいと思います。
まず、最近生まれた仔で種別を大変悩んだ仔がおります。
SL SFグレイウイング コバルト♂×SL SFグレイウイング ブルー♀から生まれた3兄弟(姉妹?)の一番大きな仔です。
写真の様に、一見するとSL SFグレイウイング コバルト♂に見えます。
しかし、通常のSL SFグレイウイング コバルト♂に比べて、風切羽と尾羽が紫色で普通の発色とは異なります。ここの部分は、幻のサザナミ バイオレットの様な色をしています。
バイオレットにつきましては、海外サイトや国内サイトでも、バイオレットとして紹介されておりますが、写真を見る限るではコバルトの色の濃い個体の様に見えます。(勿論、写真ですので実物と異なる色に見えることはございます。)
この紫色が全体に出ていれば、確実にバイオレットと言いたいところですが、残念ながら羽全体は濃紺色が強く、僅かに紫色が確認出来る程度です。
顔や頭は殆ど、コバルトと同じに見えます。
上の写真の尾羽で、疑問があります。
SL SFグレイウイング♂×SL SFグレイウイング♀の遺伝は下記の様になります。
25% ♂ SL DFグレイウイング(Zd Zd)
25% ♂ SL SFグレイウイング(Z- Zd)
25% ♀ SL SFグレイウイング(Zd W)
25% ♀ ノーマル(Z- W)
従って、この仔がSL SFグレイウイング コバルト♂ですと、通常は尾羽の中心の羽が黒色で無いといけません。しかし、この仔は全て紫色掛った紺色です。
では、SL DFグレイウイング コバルト♂かSL SFグレイウイング コバルト♀と考えると、風切羽の透けた斑な模様(通常はSF♂に見られる)が合いません。
結論と致しましては、決定が出来ない為、DNA性別鑑定後に決定したいと思います。
何れにしても、将来的にバイオレットの可能性を感じさせる個体です。
次に、先日も掲載したDFミスティグリーンと思われる固体ですが、こちらの親鳥はSL SFグレイウイング オリーブ♂×SL SFグレイウイング ブルー♀から生まれました。
(但し、SL SFグレイウイング オリーブ♂親鳥はDFミスティグリーンかも知れません。)
SL SFグレイウイング同士の遺伝では、前記の通りですので、この仔をSL SFグレイウイング ダークグリーン♂と考えると、やはり、尾羽に全く黒い色が無く疑問が生じます。
ノーマル ダークグリーン♀と考えると全体的な色がかなり異なります。
こちらは、その後、♂が確定致しましたのでDFミスティグリーン♂の可能性が高いと思われます。
さて、当ファームの雛状況ですが、SL SFグレイウイング オリーブ♂×SL SFグレイウイング ブルー♀か、ブルー♂×クリームイノ♀の雛2羽が孵っています。
なぜ、全く違う親で選択になるのかと言いますと、ブルー♂×クリームイノ♀にSL SFグレイウイング オリーブ♂×SL SFグレイウイング ブルー♀の卵2個をお願いしましたので、雛の色が判るまでは、どちらの子どもかが判りません。
また、本日、遂にルチノー♂(sp不明)×クリームイノ レースウィング♀の雛が孵りました。
待望のルチノー レースウィングが出現するかが楽しみです。
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SL SFグレイウイング コバルト♂×SL SFグレイウイング ブルー♀から生まれた3兄弟(姉妹?)の一番大きな仔です。
写真の様に、一見するとSL SFグレイウイング コバルト♂に見えます。
しかし、通常のSL SFグレイウイング コバルト♂に比べて、風切羽と尾羽が紫色で普通の発色とは異なります。ここの部分は、幻のサザナミ バイオレットの様な色をしています。
バイオレットにつきましては、海外サイトや国内サイトでも、バイオレットとして紹介されておりますが、写真を見る限るではコバルトの色の濃い個体の様に見えます。(勿論、写真ですので実物と異なる色に見えることはございます。)
この紫色が全体に出ていれば、確実にバイオレットと言いたいところですが、残念ながら羽全体は濃紺色が強く、僅かに紫色が確認出来る程度です。
顔や頭は殆ど、コバルトと同じに見えます。
上の写真の尾羽で、疑問があります。
SL SFグレイウイング♂×SL SFグレイウイング♀の遺伝は下記の様になります。
25% ♂ SL DFグレイウイング(Zd Zd)
25% ♂ SL SFグレイウイング(Z- Zd)
25% ♀ SL SFグレイウイング(Zd W)
25% ♀ ノーマル(Z- W)
従って、この仔がSL SFグレイウイング コバルト♂ですと、通常は尾羽の中心の羽が黒色で無いといけません。しかし、この仔は全て紫色掛った紺色です。
では、SL DFグレイウイング コバルト♂かSL SFグレイウイング コバルト♀と考えると、風切羽の透けた斑な模様(通常はSF♂に見られる)が合いません。
結論と致しましては、決定が出来ない為、DNA性別鑑定後に決定したいと思います。
何れにしても、将来的にバイオレットの可能性を感じさせる個体です。
次に、先日も掲載したDFミスティグリーンと思われる固体ですが、こちらの親鳥はSL SFグレイウイング オリーブ♂×SL SFグレイウイング ブルー♀から生まれました。
(但し、SL SFグレイウイング オリーブ♂親鳥はDFミスティグリーンかも知れません。)
SL SFグレイウイング同士の遺伝では、前記の通りですので、この仔をSL SFグレイウイング ダークグリーン♂と考えると、やはり、尾羽に全く黒い色が無く疑問が生じます。
ノーマル ダークグリーン♀と考えると全体的な色がかなり異なります。
こちらは、その後、♂が確定致しましたのでDFミスティグリーン♂の可能性が高いと思われます。
さて、当ファームの雛状況ですが、SL SFグレイウイング オリーブ♂×SL SFグレイウイング ブルー♀か、ブルー♂×クリームイノ♀の雛2羽が孵っています。
なぜ、全く違う親で選択になるのかと言いますと、ブルー♂×クリームイノ♀にSL SFグレイウイング オリーブ♂×SL SFグレイウイング ブルー♀の卵2個をお願いしましたので、雛の色が判るまでは、どちらの子どもかが判りません。
また、本日、遂にルチノー♂(sp不明)×クリームイノ レースウィング♀の雛が孵りました。
待望のルチノー レースウィングが出現するかが楽しみです。
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