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岩橋崇至写真 月光荘コーナー 

2018年04月19日 | スタッフ独り言

1Fのエントランスロビー、壁面に、岩橋崇至さんの写真作品を展示しました。

セレネ美術館にお越しの際は、ぜひ、1Fロビーの作品も鑑賞してみて下さい。

 

岩橋崇至さんは、1944年東京生まれ。67年に慶應義塾大学卒業、70年日本大学芸術学部写真科卒業。

日本大学学生時には、山岳写真家、山下喜一郎氏に師事。

2000~2001年、仏、伊、西、加、日で開かれた、

「新世紀を拓く/世界10人の山の写真家展」に日本からただ一人選ばれた写真家です。

世界や日本で活躍する山岳写真家です。

 

今回は、春から初夏を感じさせる作品を選び、展示しています。

宇奈月温泉での実際の季節の移り変わりと一緒にみていただくと、より一層楽しめるかと思います。

4月20日から、いよいよトロッコもスタート。

まだ、笹平までと一駅分ですが、若葉もいっぱいでてきてきれいです。

気持ちが上がって来ますね。

岩橋さんの写真をみていると、さらに気持ちが高鳴ります。

 

 

1Fには、月光荘コーナーも作りました。

月光荘の画材と、寄贈されたピアノが置いてあります。

 

「友を呼ぶホルン」のトレードマークでおなじみである「月光荘」。

月光荘は、「月光荘おじさん」と呼ばれていた、富山県上市町出身でもある、

「橋本兵藏」さんが、1917年東京・新宿に創業した老舗の画材店です(現在は銀座にあります)。

歌人の与謝野鉄幹、晶子ご夫婦に可愛がられました。「大空の月の中より君来しや ひるも光ぬ夜も光ぬ」

 と詠んで名付けたのが「月光荘」の名の由来だそうです。

戦時中に、宇奈月温泉には絵の具や画材の工場と自宅がありました。

宇奈月温泉を若い画家たちの理想郷にしようと、自宅に画家が滞在するための部屋を設け、

画材店にあったピアノなどを移しました。

終戦の翌年には、宇奈月温泉は大火に見舞われました。

その際は自宅を開放し、焼失してしまった小学校の児童のために、音楽を学ぶ場を作ったそうです。

授業では、このグランドピアノが使われました。

その後、ピアノは30年ほど店舗におかれていたそうです。

昨年、ピアノは黒部開発100年を記念し、市に寄贈され、今にいたるという形です。

様々な歴史をたどってきた交流のピアノ。

「月光荘」を知っている方は、セレネに来て、よく驚かれます。

「どうして、ここに。。月光荘の画材が?」

実は、このような月光荘と宇奈月温泉の歴史があったからなんですね。

他にも、「宇奈月公園」に、与謝野鉄幹・晶子歌碑があります。

これも月光荘とのかかわりがあったんでしょうね。

周辺を散策すると、宇奈月温泉のちょっとした歴史にふれることができます。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

今朝の様子。写真をよくみると、お猿さんがいます。。

 


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