夫の背中。
2007-09-23 | ま
「ま」さんはかゆがりである。
先日、
左脇の下から右脇腹にかけて
背中をナナメ一直線に 蚊にくわれた。
赤く並んだプチプチは5つ。
なんでそんなことになったのか 本人にはさっぱり分らないそうであるが
あとちょっとで <北斗の拳>の世界に行けたかもしれない。残念だ。
で、
当然であるが ものすごく痒いらしい。
苦悶の表情を浮かべ『かゆい、かゆい、かゆい~~~~っ』と叫んでいる。
いつもは大活躍のモロコシヘッドも焼け石に水である。
粗塩を練り込むのも効果ありと最近知人に聞いたので それも実行してみたが 無駄だった。
考えた末に 保冷剤を当ててみた。
冷たさで痛みを誤魔化すという姑息な作戦であるが
それなりの成果があったらしい。
「ま」さんは満足し 阿弥陀如来像のように平穏な表情になり
『やっと落ち着いた』という感じの深呼吸をした。
しかし あまりに冷え過ぎると別の苦痛が生まれるようで 長時間は当て続けられない。
そして 保冷剤を外して ちょっと経つと 冷却誤魔化し効果は消えてしまうのであった。
ふたたび 痒い悪魔にとりつかれてしまう。
背中に保冷剤を当てたり外したりを繰り返しながら
私は夫の四角くて広い背中を 何か有意義なことに利用できないか考えてみた。
・・・
何も思い浮かばなかった。
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