夫思いの妻である私は
開運と健康と商売繁盛とその他もろもろをすべてひっくるめて
赤いパンツを穿かせることにした。
ひとさまの口コミにホイホイ乗ってしまう軽薄さを 笑ってはいけない。
信じる者は 信じない者よりも 少しは報われる可能性を秘めているものなのだ。
どうせなら かわいいパンツが良い。
赤い 綿製のブリーフ ♪ 考えただけでわくわくする。
デパートや専門店ではナイスなパンツが発見できなかったので
ネットでさがした。
いくつかピックアップして デザインを絞り込み
サイズは夫に確認した。
でも、
届いたパンツは 夫のお尻には小さかった。
4種類届いて 全部小さかった。
なんでだろう?
そして、
夫は パンツに身体を合わせる、つまり、
身体を絞る方向で 対応を図るらしい。
んでもって
きついパンツは 食欲を抑えるのに 効果的であるらしい。
腰をしめつけられる感覚が そういう効果を生むのだろうか?
それとも
パンツが世間的には標準のLサイズで
自分の尻が 標準より大きなLサイズにいつしか肥大していた現実をつきつけられた気になり
焦りを感じたのだろうか?
とにかく、
ジャストフィットする日が 早く来るように 祈る。