ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

ドイツ風のパンを夜中に作る夫婦。

2009-12-29 | 

こないだの日曜日を私たちはだらだらと過ごした。

せっかくの休日なのに それはあんまりよろしくない。

 

で、パンを作ろうと思った。

 

こないだ友達と作ったドイツ風のぶどうパンを 

「ま」さんが『今まで「ちぃ」が作ったパンの中で一番!』と評したのを思い出し

素直にそのレシピを選択。

 

卵とインスタントコーヒーを「ま」さんがコンビニに買いに行き、クッキングスタート♪

たぶん 夜九時過ぎだったと思う。

 

各種シロップとぬるま湯にドライイーストを入れぶくぶく泡がたつのを待つ間に粉類を計量。

ライ麦粉・全粒粉・強力粉・その他をこねくり合わせると かなりの量になる。

粉だけで600以上。

赤ん坊の頭くらいの大きさはある。

 

友達と作ったときは分割して それでも汗だくで こねた。

でも、今日は「ま」さんがいる。

鬼に金棒だ。

 

 

男手は すごい。

どんどんこねあげられてく。

 

 手は大きいし 力はあるし 体重だって私の1.5倍はある。

こねくりマシーンと化した夫が 凛々しく見える。

 

油を入れて またこねる。

 

で、

発酵タイム。

ひたすら待つ。

 

イイ感じに膨れたら

干しブドウを入れて またこねる。

 

 ほいたら、

また発酵タイム。

ひたすら待つ。

 

分割・成型して さらに発酵タイム。

ひたすら待つ。

 

「ま」さんが寝てる間に 発酵完了。

 

お腹がすいちゃったので とりあえず 焼く。

ひたすら待つ。

 

 焼きあがりはこんな感じ。

とてもじゃないが 全部焼いてから寝るのは無理だ。

残りは冷蔵庫で寝かすことにした。

 

試食して 寝床に入ったのは 午前4時だった。

 

 


罪な御馳走。

2009-12-23 | 

私たちは 魚を飼っている。

ミッキーマウスプラティの全滅後は ソードフィッシュとかいうやつ。

オスは尻尾の先が長くて その先っちょが黒くなってる。

メスはALLオレンジ色。

それなりに繁殖しているので なかなか愛着もある。

 

餌は たいてい「ま」さんが与える。

耳かきで数杯。ほんのちょっとだ。

 

こないだ「ま」さんが出張でいなかったので 私が餌やりをしなきゃいけなくなった。

 

しなきゃいけない、という義務感が優先してる感じではない。

だって、私も とっても可愛がってますもの。

 

でも、

手元が狂った。

 

ものすごく大量の餌が 水面にうわわわぁぁぁぁぁぁ~~~~~って 広がっちゃった。

掬おうと思って あわててごみ取りネットを用意して戻って来たときは

水槽中に拡散していた。

雪が降ってるみたいだった。餌は茶色いけど。

 

お魚ちゃんたちは いまだかつて体験したことのない御馳走の雨アラレに

狂喜乱舞で

夢中でパクついていた。

 

かなり見ごたえがある光景であったので 

つい、

ごみ取りネットの使用を控えて、いや、忘れてしまった。

一生に一度くらい こういうことがあっても良いかもね~~ぐらいの軽い気持ちだったかも。

なんていうの?サンタクロース?ちょっと早いけどクリスマスプレゼント?

 

 

で、

翌日 戻った「ま」さんに 「昨日は餌をやりすぎちゃったから今日は少なめで」とリクエストした。

「ま」さんはちょっと物足りなそうだったけど たぶん その通りにしたのだと思う。

 

で、で、

翌々日、

水槽内の様子がおかしい。

いつも一番 がっついてるやつが 

餌をまいても じーっとしている。

そして、中っくらいのやつが 一匹 お亡くなりになっていた。

 

「ま」さんは『変だ 変だ 心配だ~~』と繰り返している。

どのように変なのかを解説してるけど

その背後で 

私の脳内では 

雪のように舞う無数の餌の中を

「食べても食べても無くならないって夢のよーだぁ」とばかりに

はしゃぎながらむさぼり食らう魚たちの映像がエンドレスで流れていた。

 

これを書きながら 小学校の時クラスで飼ってたジュウシマツが死んだとき、先生が

『食べすぎが原因だ』と言ってたのを思い出した。

 

あぁぁ・・・・