ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

その週末の寿司屋に関する2,3の報告。

2008-06-30 | 

私の夫はたぶん、≪けち≫ではない。

特に外食に関してはどちらかというと 

納得できる味には支払いを惜しまない、という とても魅力的な傾向があるように思う。

 (納得できない場合は涙を誘う落ち込みぶりを示すこともある)

 

で、土曜日のお寿司屋さん、なのだが

そちらの予約までには少々余裕があり過ぎる時間に家を出た。

駅3つ分くらい手前から 繁華街を散策しつつ 寿司屋を目指す。

これ自体は散歩好きな妻を持つ夫として 半ば日常化した行動である。

 

食いしん坊な夫婦は 街中で展開され続ける≪おいしいですよぉ~~いかがですかぁ~~攻撃≫に めっぽう弱い。

もし自分たちが釣り堀の魚だったら 一分に一回釣りあげられそうなくらい とにかく弱い。

で、 あっちにふらふら、こっちにふらふら・・・のパターンが展開されるのだが

今回の最終目的地は 寿司屋である。

しかも とびきり上等の寿司を食わせる寿司屋なのである。

こう言ってはナンだが 決戦前に つまらないもので腹を膨らせる訳には 絶対にいかないのである。

 

しかし、夫は

『あ゛、たい焼きだぁ~~~』とか

『コーヒー飲みたぁい~~』とか

『ケーキはいらないのぉ~~』とか

いつも以上に 不自然なほど積極的に 私の胃袋を満たそうとする。

しかも その言葉の裏には どうも 何らかの作戦が ぷんぷん匂う気がするのである。

はっきり言えば 『寿司屋に到着する前に妻を満腹にしてやろう!という意図が見え見えなのであった。

 

なぜだ?

 

が、寿司屋に到着すると注文をケチる気配は皆無なのだ。

かつてなく なんだかんだをオーダーし 

ぱくぱくと上質の魚料理を平らげ、もぐもぐと握り鮨を味わい尽すのである。

「これおいしいよ~~」と 未知の逸品を勧めてくれたりする。

 

一体これはなんなのだ?

私は混乱しつつも 「気のせいだったのかなぁ・・・」と 呑気にも

自己の満腹の限界の更新に 挑戦に集中し続けたのであった。

大変満足したのは 言うまでもない。

 

だが、

店を出ると 私と同じく 満腹なはずの夫が

『ラーメン食べたいと 言いだしたのである。

 

私は驚愕した。

 

そしてすぐに一つの可能性を検討した。

「たくさん食べていたのは私だけで 夫はひそかに控えていたのではないか?」

思い出してみれば テーブルに並んでいたのは 私の好物ばかりであった。

 

・・・・夫は我慢していた!?

 

衝撃だった。

 

 

私は心から夫に申し訳ないことをしたと思った。

彼は自分が食べたいあれやこれやを ぐっと堪え、

私が満足しつつ 支払が可能な勘定に収まるように 調整をしていたのに違いなかった。

 

だから 迷わず家の近所の中華料理店に 寄った。

 

ラーメンを美味しそうにすする夫をながめながら

「今日はダイエットのことであれこれ言うのはやめよう」と思った。

 

 

 

 

 


夕べはお寿司で

2008-06-29 | 家メシ
先週は「ちぃ」が室内にこもってあることに没頭していた(今日もそれが続くはず)ので、たまにはって事で、午後から新橋~銀座を練り歩き(途中、鯛焼き食ったりしながら)、「ちぃ」が食べたいと言っていた夕方に行きつけの寿司屋へ。

写真は一品で頼んだ「ちぃ」の大好物の岩牡蠣。
今の季節は日本海側のものが良いらしい。まぁとにかくでかい!ちゃんと半分に割ってありましたがそれでも結構なボリュームでした。
ちなみに私は牡蠣は食えませんf^_^;

マンボウやらタコの吸盤焼きなどをいただいた後、握りをあれこれいただいて帰ってきました。


…帰り道、自宅近くで〆にラーメンを食ったのは私です。

痛いときの夫。

2008-06-26 | 

「ま」さんは体が硬い。

毎晩ストレッチをしても ちっとも柔らかくならない。

 

で、

痛い時に ものすごく判り易く 痛がる表情をする。

でも、私は同情しない。

クールに押し続ける。

変な嗜好がそうさせるわけではない。

 

『いてててて・・・・ と 情けない声も出す。

近所の人に聞かれたら 嫌だなぁ。。。。

 


うちのモスキートハンター。

2008-06-23 | 

蚊が飛んでると 「ま」さんは片手で握ろうとする。

私は両手で潰す派なので 「ま」さんの動きは

『捕まえる姿勢は見せるけれども 実は蚊を潰したくはない、殺生は嫌いだ』という心理を象徴しているように見える。

私の記憶では 私の方がはるかに優秀なモスキートハンターだ。

 

でも 

今日の「ま」さんは優秀だった。

ふぃぃぃ~~~んと漂う蚊は水槽の内側に迷い込んだ。

「ま」さんは電光石火の早業で ぴんっと 蚊を指先で弾き飛ばし 水面に叩き付けた。

 

『水槽の中でとっちめたった!』

『魚食うかな?』

ものすごく 鼻高々だった。

 

結局 魚達は蚊に興味を示さず 「ま」さんが引き上げ ゴミ箱に捨てていた。