ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

怒れる男。

2008-11-28 | 

「ま」さんは私にとっては優しい夫であるが

誰にでも優しい男性ではない。

しょっちゅう世間の不条理や価値観の相違と闘っている。

たくさんムカつくことがあるらしい。

 

だから身体がかたいのではないかと ちょっと思う。


水曜の夕食

2008-11-28 | 家メシ
皿うどん(セパレートバージョン)、

ネギと玉子のスープ、

柿と蕪のナマス。


いつまでもパリパリの皿うどんはいいですね。
柿をナマスにするアイディアは「ちぃ」が知り合いから教わったものらしいですが、これは目からウロコの一品でした。

きうい?

2008-11-25 | 

「ま」さんはある場所で私を待っていた。

のどが渇いたので 自販機の紙コップ入りジュースを飲もうと思ったらしい。

大好きな<メロンソーダ>のボタンを押して

ワクワクしながら注ぎ終わるのを待った。

 

 

ひとくち、ふたくち飲んで ふと ジュースを見ると 

グリーンの液体には黒いツブツブが浮いていた。

『あれ~~?キウイなのかな?』

 

よく見ると ツブツブは蟻ん子だった。

 

 

 

店を出てから やたらにつばを吐く「ま」さん。

のどに蟻ん子が張り付いている気分だったらしい。

 

 


づつない「ま」さん。

2008-11-24 | 

昨夜、首の横が腫れてることに気付いた「ま」さん。

ゆたぽんのマフラーをして

お腹と腰にゆたぽんを貼り付けて眠った。

一人で3個のゆたぽんを独占である。

 

いつもなら 布団をはねあげ パンツを脱いで朝を迎えるのだけど

今朝はがっちりと布団にくるまれたままであった。

眠っていても 『体を温めなければ!』という意識が働いているのであろう。

 

昼過ぎまでゆっくり寝て さらに昼寝をしたら 

結構回復したようで

『お出掛けしたい』気持ちになったらしい。

無理して出掛ける必要も無いのだが それでは「ま」さんの気が済まないらしいので仕方ない。

 

以前教えてもらったラーメン屋に行くことにした。

結局 蕎麦屋とラーメン屋をはしごして帰宅。

これだけ食欲があるなら大丈夫だろ。。。と 私が油断してたところで

『づつない・・・』と言いだした。苦しいとか具合が悪いとかそのようなニュアンスの表現らしい。

 

 

熱を計ってみると ジャスト37度。

「ま」さんにとっては微熱。

やっぱり 風邪をひいてるようだ。

 

とりあえず

シナモンと生姜入りの葛湯を飲ませた。

 

並んでテレビを見ていたら

『今日は俺はソファーで寝るよ・・・「ちぃ」にうつしたくないから・・・』

涙をそそるようなことを言う。

そこは

「いや、病人のあなた様こそベッドで寝て下さい!」と応えるべきところなのに

「夕べも今朝も昼寝も隣で寝てたのに今更遅いだろ!」と口走ってしまうあたり 私の至らなさを象徴いたしておりまする。

 

で、

もう一回熱を計ったら 37.3度。

数十分の間に熱が上がった。これからどんどん上がる気配。

 

0.3度の上昇に すっかり恐れをなした「ま」さんは

大好きなテレビも見ずに ソファーで布団にくるまっておびえている。

 

とりあえず ベッドに移動させて 

今夜もあったかくして寝かしつけようと思う。

 

 


びっくりさすな。

2008-11-21 | 

ゆうべ、

いびきをかきながらソファーでうたた寝していた「ま」さんが

いきなり 叫び声を上げた。

『いててててててててて・・・・ててててててて!

高圧電流を流されたナニカの生き物の絶叫で始まり

暗闇で陰惨な目に遭った映画女優の苦悶の呻きを経て

あの後ドナドナドナの子牛があげるであろう悲哀に満ちた絶望感漂う絶叫に変化した叫びだった。

いまだかつて耳にしたことが無い 人のものとも思えぬ音階だった。 

 

私は駆け寄った。

「どうしたのっ?!

この時 私の心臓は酔っぱらいの嘔吐物並みに激しくとびだしそうだった。

 

『手が・・・

「手が・・・・?

この時 私の脳みそはフル回転で言葉にするのがはばかられるような事態を想像していた。

 

 

『・・・しびれた・・・

「へ?

この時 私の体温はバナナで五寸釘が打てるほどまでに下がりきった。

 

 

自分のお尻に圧迫されて

下敷きになった右手の血が止まって 

しびれて 

痛かったらしい。

 

う~~~ん。

 

 

つい、

絵をパンツ姿で上向きに描いてしまったのだけど

実際の「ま」さんは黒いジャージを穿いていて 右側を下にして寝ていた。

だから 正確には右手を圧迫していたのはお尻ではなくて腰なんだけど

そんなのはどうでもよくて

「ま」さんの右手は何故かポケットに突っ込まれていた。

 

しびれて痛い手は 動かなかったらしい。

「ま」さんは半泣きで 

『手がおかしいねん・・・』と情けない表情で訴えた。

 

私がヒジと手首をつかんでぐいっと引っ張り出したのだが

それはそれで ものすごく痛かったらしい。

『ぐぎゃあぁあぁぁあぁぁあ!!!』と叫び

その後 口をきこうともせず また寝てしまった。

 

ちょっとかわいそうだったかな、と思ったけど 

やっぱりばかばかしい気がして放っておいた。

 

 

さっき この記事を「ま」さん見せたら

『全く記憶にないと言っていた。

 

もっと痛い目に遭わせないといけなかったのかも。