むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

北東北へ出掛けて来ました・・・・・その1。

2010-05-20 23:00:00 | 旅行記

さて・・・・・

久しぶりの書き込みとなりますが・・・・

前途のとおり 5月19日から23日までの5日間・・・・・

年老いた両親を連れて北東北へ旅行に出掛けて来ました・・・・・。

今回の訪問先は タイトル通り 北東北・・・・即ち 青森県と秋田県・・・。

「秋田・大館フリーきっぷ」というのを利用しました・・・・。

旅行日程は 1カ月前・・・ゴールデンウィークよりも前から計画立案しておいたもの・・・というのも この旅行・・・どうしても行きの行程に夜行列車を使いたかった事によります。 幸い このフリーきっぷなら 夜行寝台列車も利用可能という事で これ幸い! となった次第。

5月19日水曜日 21時15分・・・小雨が降りしきる中、上野駅から寝台特急「あけぼの」号に乗って 一路 青森県を目指しました。我々3名は 各々B寝台個室「ソロ」に乗車・・・即ち 移動中は個々に部屋にこもってしまう訳で 翌朝まで家族が顔を合わせる事はありません・・・・3名だったら開放型B寝台に陣取っても良さそうなもの・・・・それでもセキュリティーの問題が少々心配だったので あえて個室を取る事に・・・・年老いた両親には個室は少々窮屈か?とも思えましたが 列車に乗り込めば あとはただ寝るだけ!という事で 特に不満は無かった様子・・・。むしろ個室ならではの静寂と安心感を味わえたようで良かったみたい。

列車は定時出発・・・・今回は旅のエスコート役という事で いつもなら 牽引機のナンバーやら編成番号の確認やらといった鉄道趣味はお預け・・・・只々 個室で寝転がりながら車窓を眺めるだけの旅となります・・・・。 列車は大宮、高崎、水上と停車して いよいよ清水越え・・・言わば日本列島の背骨を横断する上越線ならではの山越えを堪能しました・・・・。寝台に横になっていても 列車車中で 勾配の傾きが感じ取れるぐらい・・・牽引機であるEF64-1000形は山間に汽笛を響かせながら力強く登っていきます・・・・。 国境の長いトンネルを抜けると・・・そこは越後湯沢駅。相変わらず小雨が舞う車窓ではありますが 夜行列車で味わう深夜の清水越えもまた 味があるものです・・・・。 そうしているうちに 何時しかウトウトとしてきて・・・・再び気付いたのは長岡駅。 「あけぼの」号は ここで機関車交換を実施・・・・ここからは日本海に沿って走る羽越線を進んでいきます。 長岡、新津、と駅に到着するごとに目が覚めていましたが 自分もどうやらこの辺りで睡魔に襲われた様子・・・・・再び起きたのは 早朝4時半頃の事・・・・車窓にはうっすら明るくなった空の下、日本海が見えました・・・ダイヤ上では 恐らく あつみ温泉駅を抜けた辺りを走行しているようです・・・・。

こうして 寝たり 起きたりを繰り返しているうちに 列車は定時に秋田へ到着・・・。車窓はすっかり明るくなりましたが 雨のほうは未だ降り続いたまま・・・今日一日は 雨模様を覚悟しなければならないだろう・・・そう思いました。 秋田を過ぎると列車は再び内陸へ・・・八郎潟の干拓地を抜け、天気が良ければ 鳥海山も顔を覗かせてくれるのですが この日は駄目でした・・・・。 やがて 車窓からりんごの白い花が眺められると ようやく青森県に入った!という事が判ります・・・・大館駅を過ぎた頃、いよいよ下車準備・・・・両親の準備状況を確認、「無事に眠れた?」と聞いてみたけど 二人とも良く眠れたようで一安心・・・・大鰐温泉駅を出た頃、荷物を持ってデッキに向かい、09時18分、目的地の弘前駅へ定刻通りに到着しました・・・・。

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列車を降りて 一路改札口へ・・・・普段はあまり関心がありませんでしたが 大量の荷物?を持った旅行者にとって 駅のバリアフリー化には非常に助かりました。 ここ、弘前駅も近年 駅舎が新しくなり エレベーター、エスカレーター等の施設も充実、年老いた旅行者にとっても 移動が苦にならない・・・本当に便利な時代となりました。

改札を出て まず自分が向かったのは JRのみどりの窓口・・・・ここで「津軽フリーパス」という切符を購入しました。 この切符・・・大人1名1500円で 弘前、黒石、五所川原エリアのJR線、私鉄線、路線バスが2日間 乗り放題といった大変便利でお得な切符なのです。

切符を購入後、駅前のコインロッカーに荷物を預け、弘前市内の循環バスに乗車・・・最初の目的地である弘前城へ向かいました・・・・。相変わらず小雨がパラパラと降っていますが 市内散策には支障が無い程度。 バスに乗る事 約15分で弘前城の東門に到着・・・いよいよ城内へと向かいました。 東門から入って まず初めに向かったのは城内にある植物園へ・・・・。ここは有料ではありますが それだけの事はありました・・・・小雨模様の空が 紫外線を押さえてくれているのと 曇天下での新緑の映え具合は 写真を撮るにも好具合・・・何よりも新緑の青さと草の匂いに包まれていて本当に良い時間が過ごせました・・・・。

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約2時間ほど植物園散策に費やした後、ようやく弘前城の本丸へと向かいます。 弘前公園といえば ゴールデンウィーク中の桜祭りが有名ですが さすがにこの季節、桜は既に散っていましたが わずかに残る「しだれ桜」が目を楽しませてくれました・・・。

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城内から見る岩木山・・・あいにくの天候で山頂は姿を見せず・・・それでも中々良い雰囲気だと思えて良かったです・・・・・。

両親が是非!と言っていた弘前城の散策を楽しんだところで 時計を見ると13時過ぎ・・・・昼食を取る事にしました。

弘前城 追手門に隣接する 弘前市観光館で休息・・・・ここで「津軽そば」というのを食べましたが 中々旨かったです。 近年では弘前といえば「弘前フレンチ」と言われるほどフランス料理が有名となりましたが 高齢者2人を連れた我が身には全くもって無縁の言葉・・・・。いずれ綺麗な女性と再訪する機会に取っておく事としましょう・・・・。

この後・・・弘前ねぷた館へ向かい、生の津軽三味線演奏等を堪能・・・夕方までに弘前市内のホテルにチェックイン・・・1日目の行程が終了しました。

明日は弘前から五能線に乗って 五所川原方面へ・・・・

さらには津軽鉄道で太宰治で有名な斜陽館などを訪問します・・・・・

以下、その2につづく。