むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

久しぶりに 軍事のはなし・・・・。

2010-07-07 22:22:00 | 工場長の独り言

今日は珍しく軍事の話題を書いておきます・・・・。

最近 ブログに書くことが無いので・・・・と言っていたところ、ネット上にこんな記事があったので御紹介という事に・・・・・。

「ロシア軍が北方領土で軍事演習を実施!」

外交面での配慮という事もあろうかと思われますがマスコミ各社とも その報道は控えめ・・・一方で 新聞紙面ではあまり報じられていない緊迫した事実を知っておくことも必要です。

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自分のパソコン・・・・・

インターネットの「お気に入り」の中に 「軍事関連」というフォルダが存在します。 主に軍事関連情報・・・(というよりも軍用兵器の模型製作用資料として活用・・・)を知るために ほぼ毎日チェックしているといっても良いサイト・・・・自分のお気に入りは決して鉄道関連サイトだけでは無いのです・・・・。その中の、防衛省 統合幕僚監部のHPには 我々が普段知ることの無い 緊迫した状況が報告されているのです。

参考までにURLを・・・・http://www.mod.go.jp/jso/

今回のロシアの軍事演習に関連したものかは判りませんが ロシア海軍艦艇、航空機の日本近海における活動状況が逐次報告、開示されています。 記事の中で 自分が注目したのはロシア航空機の日本近海への偵察飛行・・・・。 航空自衛隊のスクランブルによる飛来機の目視確認、撮影活動等、冷戦時代の再来か?とも思えるべく緊迫したものでした。 その飛来機も 常連のTu-95 ベアだけでは無く、Tu-160 ブラックジャックも含まれているのには驚きました・・・・・。それ以外にもイリューシン20や38まで飛来しているとは・・・・。

今回の演習にリンクしたものかは判りませんが 同じく自分の「お気に入り」に登録してある海上保安庁のHPでも 北方4島付近の灯台消灯の注意が報告されていました。これも演習に起因したものなのかは察するより他にないところですけれど。

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沖縄の基地問題で国内が迷走している最中、公海上の出来事とは言え このような偵察活動が日常的に行われているという事実を知ってしまうと 両手放しで平和を叫んでいる場合では無いのかもしれない・・・・。 無論、このような日常における軍事偵察活動も立派な外交手段として機能している事は確かであるし、ロシア意外にも中国、北朝鮮、それに韓国をも日常の哨戒活動に勤しんでいるのです。

自分の場合は軍事分野が趣味対象という事もあり、多少ながら 航空機、艦艇への知識は持っているつもりだけど 一般国民にとっては どの程度の脅威を感じるのだろうか? 恒久平和を祈る気持ちは皆と同じだけれど この国においては国防のための教育はタブーとなっている様子。 専守防衛だけを叫び続けていたところで国の独立は保たれない・・・。戦争は一国だけでは起きない! という事を改めて考えさせられる出来事だったと感じました。

それにしても・・・・・

イリューシン20とか38って・・・・未だに現役だったのね!

時代的に見れば 我が国のYS-11と同世代の航空機なので 現役であっても不思議では無いのだけれど・・・・。もっともYS-11の場合・・・軍用機設計に近い設計をしたため 耐用年数等が他の民間機に比べ 著しく長寿となってしまった、というのは有名な話・・・。故に商業的には失敗してしまったのでしょう。 それでも 毎日我が家の上を飛んでいく航空自衛隊のYSを観ていると まだまだ飛べる!って思えてしまいますから不思議なものです・・・・感情移入も多々あるけれど。

言われてみればロシアって対潜哨戒機の新鋭機って聞かないな・・・・。更新するにも適当な機体が存在しないのか?  はたまた予算不足に起因するものなのか・・・・。まあ、千島~カムチャッカ半島沿いの対潜哨戒なんぞ 必要無い、と言ってしまえばそれまでですが。

この一連の演習を観ている限り ロシアは大陸国家だという事がロシアは大陸型国家であるということが想像されます。そしてもう一つの大国 中国も軍事増強を進めている最中だけれど・・・・地政学的に見たところで やはり大陸型国家の域を抜け出せないのだろう・・・・。海軍力の近代化と同時に 将来、航空母艦を保有したとしても この地政学的な理由によって 米国のような外洋型艦隊の展開は不可能なのではないのだろうか? 故に現在の中国は外洋上の補給港を開拓すべく アフリカ進出に躍起になっている訳であって・・・・。外洋型艦隊を編成したところで 中国本土を離れてしまえば補給を得るべき港は殆ど無いという事実・・・・。冷戦時代のソビエトのように ペルシャ湾上に補給艦を常時待機させておく、といった事しか出来ないのではないかな・・・?

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と・・・・

今日のブログの内容は 少々自分には荷が重すぎたみたい。

それでも出来るだけ多くの人が事実を知る事が・・・・

今のこの国には 一番大切なような気がするのです・・・・・。