むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

信頼は・・・・未だ回復せず?

2015-04-04 16:38:23 | 工場長の独り言

テレビニュースを観ていたら またまたJR北海道で列車トラブルがあったようです・・・・。


今度は津軽海峡線内・・・ それも青函トンネルでの列車発煙事故だとか・・・・。


特急スーパー白鳥号から煙が上がり 乗務員が列車を非常停止・・・、乗客を列車外に誘導し 竜飛海底駅から地上に退避させたとの事・・・。 事故発生から地上退避まで およそ5時間掛かったとの事でしたが 幸いな事に怪我人等はおらず 途中、気分の悪くなった方が2名と 大事故に至らなかったのは幸いでした・・・。 青函トンネル内での列車事故・・・・、過去にも数回発生しているようですが 今回の事故のように 実際に乗客を列車外に退避させ 地上まで誘導したのは初めてのケース。 JR北海道としては 未だ記憶に新しい 石勝線内での 「スーパーおおぞら」号 火災事故の事が 乗務員の頭を過ったのではないでしょうか?  あの時も 事故による負傷者は皆無だったにせよ ニュース映像を観る限り、車両は殆ど全焼に等しいものでしたから・・・。 「スーパーおおぞら」に使用していたのは気動車列車・・・ いわゆるディーゼル車両という事で 燃料も搭載していたので 一旦出火してしまうと 大惨事に至る・・・という事だったのでしょう。まあ、ディーゼルエンジン用の燃料も 引火性が高いという事でもないのだろうけど トンネル内火災という事もあって 真っ黒になるまで燃えてしまった・・・という事でしょうか?


一方、今回の事故の場合は モーターに過電流が流れた事により配線被覆が焦げた・・・というのが事故原因らしい。 ニュース映像で驚いたのは 事故車が翌日 函館駅まで自走して帰ってきた事・・・・、「なんだ、走れるんだ・・・・」とビックリしたのは自分だけではないでしょう。青函トンネル内は 陸地から海底面へ向かって12/1000パーミルの連続勾配があるうえ トンネル内湿度は 通年90%以上という 電車にとっては非常に過酷な路線ではあります・・・。 けれども 今回のように 事故発生から地上退避まで5時間を要したという事を考えたら そのまま車内に残って 救援機関車を待っていたほうが良かったのでは?なんて思えてしまいます。先の「スーパーおおぞら」の場合と違い こちらは電気で動く電車なのです・・・・ 屋上部分にある集電部分が破損した訳でも無く モーターの一部が焼損しただけであれば 乗客を乗せたままでの自走は不可でも 救援機関車による脱出のほうが はるかに良い結果が得られたのではないでしょうか? 実際、トンネル内から 長時間を要して地上に出たところで そこは竜飛崎近くの街も無いような場所・・・・、そんな場所に深夜になって出てきたところで 辺りは真っ暗・・・・、周囲に何がある訳でも無く 救出された乗客も 路頭に迷ってしまうだけでしょうから・・・・。


 およそ5時間に渡った脱出劇も 先のとおり 外が見えないトンネルの中・・・、空気も悪いところで 延々と救助を待っているだけでも 具合が悪くなるというのはたやすく想像出来る事ですし・・・・。 それでも JR北海道の乗務員とすれば 「スーパーおおぞら」のトンネル内火災の様子が脳裏を過っても不思議ではない・・・・ 故に 今回の事故対応の妥当性など 誰にも判断する事は出来ないのでしょう・・・。それにしても・・・・ 先の事故が 未だ記憶に新しいまま また新たなトラブルが発生してしまいました。 一利用者として、一鉄道趣味者としても 今のJR北海道に疑念を抱いてしまうのも仕方のない事・・・・。 来年に迫った 北海道新幹線の運行も この会社に任せて大丈夫?という声が あちらこちらから聴こえてきます・・・・。 会社としての改革というのか 利用者への信頼回復が 一向に進んでいない・・・・ というのが率直な印象なのです・・・。 今回のトラブルで 一番迷惑を被ったのは JR貨物・・・・・ なんせ本州―北海道を結ぶ 物流の一大路線を長時間に渡って麻痺させたのは大問題というべきでしょう・・・・。 


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最後は「スーパー白鳥」用 789系電車の手持ち画像でも貼っておきます・・・・。



こんな話題での登場は789系にとっても迷惑な?事でしょうが こんな事でもない限り なかなか取り上げる事も無いものですから・・・・。



函館運転所で待機する789系電車・・・・





函館駅での「スーパー白鳥」号・・・・



急カーブするプラットフォームは函館駅ならではのもの・・・・・



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青森駅にて・・・・



先頭部のデザインはJR北海道における特急型車両の標準仕様になっています・・・・



先頭部を横から見る・・・・



編成増結時には幌を取り付け 貫通路として機能します・・・・・



調べてみたら この画像の編成が 今回のトラブルに遭ったらしい・・・・HE-201 編成。



2両目の台車付近から発煙したとの事・・・・ う~ん、これも整備不良で片付けられてしまうのかしら・・・?

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と・・・789系電車が悪い訳では無いのですが 北海道新幹線 開業前夜・・・

未だ 大動脈である海峡線を走破する一大看板列車として いち早く汚名を払拭したいところでしょう・・・・。