本番稽古も10回目を終えました。
45回中の10回と思えばまだまだ余裕がある様に見えますが、ところがなのです。
劇団芝居屋の本番の為の稽古場稽古は45回。
しかし、本番間近の10回の稽古は演出が観客にこの作品を提示する為の稽古です。
役者の意思などに頓着しない演出家の命令のままにならなければならない稽古です。
なので、役者が自分自身の役の創造に為に与えられた稽古数はあと25回。
自らの意思で役創りに没頭できる稽古は25回なのです。
演出家はこの時間が早く過ぎると事を願いつつ、手ぐすねを引いています。
さて、それぞれの役者の稽古状況はどうかというと、全員かなりの進展は見せているものの、まだ役に対する臨み方、踏み込み方にはバラツキがありますね。
役への踏み込みの浅さ深さは具体的な形として、喜怒哀楽の感情表現の出所をどこに求めるかに現れます。
さて次はその辺の事を書いてみたいと思います。
今日はこれまで・・
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