ぷらすわんの子供たち ~ホワイトスイスシェパードと暮らす~

ホワイトスイスシェパードのヴァルターを中心に日常や競技会などを綴った雑記帳。

うーん面白いんだけどね

2008年12月07日 | 今夜の一冊
今回はお待ちかねのJ・ディーヴァーの新刊。
スリーピング・ドールです。

私は前作のウオッチメーカーがディーヴァーとの
初めての出会いだったのだけど、(ボーン・コレクターは映画で見ただけ)
巧みなストーリーとどんでん返しのどんでん返しで
結末を全く予想できない凄さが強烈で感心しまくってました。

おかげでライムシリーズとその合間の作品はすぐ読みつくしちゃったという。
それほどのめり込める作家も近頃は少ないものね。

読む方の好みもあるだろうけどライムシリーズが
私には面白いですよ。

今回の新作はライムシリーズの順番ではないので
前作に登場したキネシクス分析の天才キャサリン・ダンスが主人公。

あらすじは、ある一家を惨殺したカルト指導者が脱獄し、
彼を尋問したダンスが捜査の指揮を取ることに。
人間の所作や表情を読み解き、いかなる嘘をも見破る
ダンスと狡知な頭脳を持ち周到に捜査の裏をかく犯人ペル
との頭脳戦の追跡劇。

ライムほど強烈なキャラクターに馴れちゃったせいか
他のキャラだと印象が薄くなるのが残念(笑)
他のライムシリーズ以外の作品も出来が悪いわけじゃないけど
どうもインパクトが弱い気がする。

キャサリンも魅力的なキャラでよくできたストーリーだったけど
鍵になるスリーピング・ドールとのやり取りの部分が
物足りなかったのね。私としては。
あと前半が良かった分、後半があれよあれよという間に終わっちゃった
感じでちょっと残念。

次回のライムシリーズに期待です。