先日紹介した本を読み終えました。
「エドガー・ソーテル物語」デヴィッド・ロブレスキー著
この本はまったく衝動的に購入したので前知識無しで読みましたが
たぶん今まで読んだ本のトップ3に入る素晴らしさでしたね。
これがデビュー作だなんて凄すぎる・・・・。
あらすじは産まれたときから声を出せず、手話でしか話せない
エドガー・ソーテルという少年が人里離れた農場で数世代にわたって
ある犬種のブリーディングと訓練を続けてきた家系の両親と
暮らしているのですが、ある日叔父が帰郷してきたことによって
今までの平穏な暮らしが崩れていきます。
思慮深く人に寄りそうソーテル犬はエドガーにとって生涯の友、
かたい絆で結ばれているのです。
ある日エドガーの父が突然死に、打ちひしがれたエドガーはその死の原因を
つきとめるために更なる惨事を起こし、広大な森へと逃げることになってしまいます。
エドガーについてきた3匹の犬と共に大自然の中で生き続けようと
奮闘しながら成長していくのですが、ある男に出会いエドガーにとって
転機が訪れます。
プロローグを読んだ時、それがいったい何なのか
この物語にどう関係してるんだろうと思っていたけれど
読み進めていくうちにそれが誰なのか、どういうことなのか
その重要性に気づかされたましたね。
そして現代版ハムレットと呼び声高い作品と言われる意味も
読み終えると分かるのです。
悲しいのではなく、あまりにも切ない。
一見単調のような流れに思えていたけれど実は自分自身も
エドガーに同化して苛立ちや怒りを感じ、自然の脅威に慄き、
犬に対する不安で胸が張り裂けそうになったり怖くなったりしてました。
今まで本を読んでいて、ここまで現実的に怖さを感じるのは初めて。
ページをめくるのが怖くなる思いでしたね。
アタシにとっては人の心理を突いた作品だなって思えました。
犬と居てこうなってほしくない、一番痛いところを突かれた感じ。
エドガーにとって一番大切な犬との別れ、
そしてその犬にしてやれなかった自分の心残りをどう償っていくのか。
アタシ自身前に飼っていた犬で同じように悩んだ時期があったから
余計エドガーの気持ちがリアルなほど分かるんですね。
その思いに折り合いをつけれる結末はそれしかないって
分かっているけれどもやっぱり読むのは辛い・・・。
読みながらもう切なくて切なくて涙が止まらないです。
自分が一番大切な犬にお互いの気持ちを伝えあえるなら・・・。
それは犬と共に生きる人達の理想でしょうね。
読み終えてもなおアタシは涙が止まらないという一冊でした。
「エドガー・ソーテル物語」デヴィッド・ロブレスキー著
この本はまったく衝動的に購入したので前知識無しで読みましたが
たぶん今まで読んだ本のトップ3に入る素晴らしさでしたね。
これがデビュー作だなんて凄すぎる・・・・。
あらすじは産まれたときから声を出せず、手話でしか話せない
エドガー・ソーテルという少年が人里離れた農場で数世代にわたって
ある犬種のブリーディングと訓練を続けてきた家系の両親と
暮らしているのですが、ある日叔父が帰郷してきたことによって
今までの平穏な暮らしが崩れていきます。
思慮深く人に寄りそうソーテル犬はエドガーにとって生涯の友、
かたい絆で結ばれているのです。
ある日エドガーの父が突然死に、打ちひしがれたエドガーはその死の原因を
つきとめるために更なる惨事を起こし、広大な森へと逃げることになってしまいます。
エドガーについてきた3匹の犬と共に大自然の中で生き続けようと
奮闘しながら成長していくのですが、ある男に出会いエドガーにとって
転機が訪れます。
プロローグを読んだ時、それがいったい何なのか
この物語にどう関係してるんだろうと思っていたけれど
読み進めていくうちにそれが誰なのか、どういうことなのか
その重要性に気づかされたましたね。
そして現代版ハムレットと呼び声高い作品と言われる意味も
読み終えると分かるのです。
悲しいのではなく、あまりにも切ない。
一見単調のような流れに思えていたけれど実は自分自身も
エドガーに同化して苛立ちや怒りを感じ、自然の脅威に慄き、
犬に対する不安で胸が張り裂けそうになったり怖くなったりしてました。
今まで本を読んでいて、ここまで現実的に怖さを感じるのは初めて。
ページをめくるのが怖くなる思いでしたね。
アタシにとっては人の心理を突いた作品だなって思えました。
犬と居てこうなってほしくない、一番痛いところを突かれた感じ。
エドガーにとって一番大切な犬との別れ、
そしてその犬にしてやれなかった自分の心残りをどう償っていくのか。
アタシ自身前に飼っていた犬で同じように悩んだ時期があったから
余計エドガーの気持ちがリアルなほど分かるんですね。
その思いに折り合いをつけれる結末はそれしかないって
分かっているけれどもやっぱり読むのは辛い・・・。
読みながらもう切なくて切なくて涙が止まらないです。
自分が一番大切な犬にお互いの気持ちを伝えあえるなら・・・。
それは犬と共に生きる人達の理想でしょうね。
読み終えてもなおアタシは涙が止まらないという一冊でした。
幼い子供の頃、母の虐待に耐えられたのは、黒と呼んでいた野良犬からでした。いつも寄り添い励ましてくれたのに、毒を食べさせられ死んで行くのをなす術も無く抱きしめるだけ。通り過ぎるように母に取り上げられた猫達、虐待から父が助け、父と私にしか懐かなかったゴンと言う雑種との出会いから別れ。
やっと母が死に自由に成れたと思ったのに・・いつかその本を読みたいですね。
確かに700ページからのハードカヴァーですから
それなりの値段はしますよね・・・。
犬と少年のお話というよりサーガ、古典文学っぽいです。
ハムレットに近いんですよ、確かに。
ネタばれしちゃうんでそれ以上言わない方がいいですね。
その人も取り寄せるなら、自分のも頼むから知らせて欲しいと話しあっています。
今は犬の心理学の本と格闘中。まだまだ茶チャを理解し切れていないので、産まれた場所が大ドラの駐車場の脇の倉庫の縁の下、目の前で何匹かの子猫が轢かれたのを見て育ったので車恐怖症からドライブや駐車場を怖がるのかと思っています。とにかく気長に慣らしていくしかないですね。
他の読書が忙しいようですから
機会があればゆっくり読んでみてください。