9月27日(日) 晴れ
中秋節です。空は晴天なんですが、ガスっていますね。
中国の言葉で「15日の月は16日の月に及ばない」というものがあるそうです。
中秋節の月よりも翌日の月の方が丸くて明るいということだそうです。
明日に期待しましょうかね。
さて、今日は久しぶりに英語科の学生に誘われて焼肉バイキングに行ってきました。
韓国式焼肉を掲げるお店で、ホットプレートの上にアルミホイルを敷いて焼く
というもの。それが本場の方法なのかどうかは知りませんが、一人38元と
この街にしては低価格でした。この学校の東キャンパスの近くとあって客はほぼ
学生でしたね。11時の開店ですぐに満席でした。
彼女には過去に2回ほど政治に関する質問をされてきたのですが、今回もまた
挑んできました。
以下会話
学生:先生は安倍首相をどう思うの?
私:最近の安保法案のこと?
学生:そう、私はアンチ安倍。
私:だろうね。中国はそういう人多いと思うよ。
学生:先生は私の日本観を変えてきたから意見を聞きたい。
私:私は安保法案に賛成だよ。だから安倍首相を支持している。
ただ誤解のないように言っておくけど、安保法案はCCTVが言っているような
戦争をする法案ではない。むしろ戦争をしない為の法案なんだ。
私だって戦争には反対だし、安倍首相も反対している。
日本を「戦争する国」にしたいのは中国の方だよ。
私の言うことが理解できなかったようで、暫くは食事を楽しんでいたのですが
大方食事が終わった頃に、また挑んできました。
学生:日本は戦争で中国に酷いことをしてきたでしょ。それはどう思っているの?
私:そうだね、中国の学生は皆、そう教えられてきたよね。
でもね、9月3日の行事から欧米の中国への態度が変わってきているのに
気づいているかな?
学生:9月3日って何?
私:北京で大きな式典があったよね。
学生:あれが何?
私:中国政府が新しい歴史を作ったんだよ。
学生:新しい歴史?
私:つまり『捏造』ってこと。
学生:捏造って何を?
私:例えば、日本軍が中国で行った残虐行為は、実は国民党がやったことを
あたかも日本軍の行為だと書き換えられた可能性があって、それに米軍や
ヨーロッパの国も関与しているということ。
中国では当然のように日本軍の蛮行のように教育されているし、我々日本人も
アメリカの戦後教育で同じように教えられてきた。
第二次大戦も、勝ったのは共産党ではなく国民党だという話が一般的だよ。
学生:そういえば、中国と台湾では歴史教育が違うという話を聞いたことがある。
私:そうかもしれないね。
私は専門家ではありませんから、自分が得た情報がどこまで正しいのか分かりません。
ただ、この安保法案を巡る与野党の議論を見て、FBの方々の意見を追っていくうちに
某大新聞や故郷の地元紙の記事がかなり偏っていることは見て取れました。
他の先進国が賛同する集団的自衛権を何故「戦争法案」とレッテル貼りするのか
その原因は中国にあり、「日本共産党が反対派を扇動している」という話はかなり
確かな情報だと思っています。
私自身は特に自民支持ではありませんでした。
簡単に言えば、集団的自衛権を国防の重要事項として考えるのであれば、それが
民主党であってもいい、という考え方です。
法案可決前に佐藤議員が「岡田代表と野田元総理が以前容認派だった」と暴露されて
驚きましたが、それを政治生命を賭けて取り組まれた安倍総理を支持しています。
ただそれだけの話です。
話のあと、彼女は少し吹っ切れたようで、また食べ始めました。
「私がこんなに食べること、誰にも言わないでよね」と言うので
この写真を彼氏に送ってやろうかと茶化したら「それはダメ!」と笑っていました。
「もうダメ、お腹いっぱい」とお腹をさする私。
「まだ食べられるでしょ」と無理やり食べさせられて破裂寸前に。
さすがに夕食は抜きました。