外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

順調なページ数

2018年11月30日 | 日記

11月30日(金) 曇り

朝5時半、何か気になってベッドを出て、準備しておいたUSBメモリの
中のPPTを確認したら細かい入力ミスがありました。
大したミスではないものの、授業中に発見したら焦りますね。

授業スタイルを変えて臨む2回目の日本文学史の授業です。
今までのスローペースから「教科書は読んでおいてくださいね」と
教科書は一切読まず、用意したPPTを早送りの音声の如く読んで
説明したところ、だいたい3倍のページ数をこなせるようになりました。
なんとか今学期中に近世を終わらせる、という目標は達成できそうです。

学生の反応は、ついてきているのは10人未満かと。2割くらいですね。
PPTを読むとは言え、教科書の順番にしており、「次◯◯ページ」と
発声はしていますので、予め読んできている学生はついてこれます。
読まずして人物名作品名を耳で捉えるのは難しいかと。

2回連続でこれをやって、「近世を終わらせますよ~」と話しているので
他の学生も気づいてくれるでしょう。

 

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危険な管理

2018年11月29日 | 日記

11月29日(木) 晴れ

昨日強風が吹いた割にはPM2.5の数値が高いのか、今週は1年生の朝の
ジョギングを見ません。
早朝は零下の気温ですから無理はさせないほうがいい、とは思います。

さて、今日夕方に外教担当から届いたメッセージに首を傾げました。
「北京に来た時の航空券を提出してください、近々支払います」と。
念の為確認してみたのですが、やはり半券は残っていません。
前の学校でもそうですが、学校が負担する夏の航空券および領収書は
学期開始直後に渡します。

到着した次の日に渡しているはずですが、と返信すると
「そうでしたか、はっきり覚えていないので、すみません。
 明日デスクの上を確認します」と。

中国人の教員は午後にはいなくなるのがほとんどですので、明日の確認は
分かるのですが、こんな重要な物をデスクの上に置かれてしまっては
たまらないですね。せめて引き出しの中かキャビネットに入れて欲しい
ものです。さらには高額のものを、覚えていないなんて・・・。
まさか、あの件も忘れていないだろうか・・・と。

今回のチケットは特殊なのです。
国際線で初めてビジネスクラスを利用したのです。
というのが、国際処の要求が国慶節休み明けの到着だったので、台風を
懸念して休み最後の日のチケットを探したのですが、さすがに超高値です。
広島発の中国国際航空はエコノミーで11400元でした。
福岡発の中国東方航空は12000元を超えており、それでも無くなりました。
国際航空の値段を見た時に、5600元の価格があり、それがビジネスでした。
ビジネスよりエコノミーの方が高い?という不思議な現象です。
念の為その画面をキャプチャしておきました。

外教担当にもうビジネスしか無いのだけど、国際処は出してくれますか?と
確認したところ、初めは「不可」の返事だったのが、キャプチャの写真を
送信したら「特例」として許可してくれたものです。
外教担当に確認した時点でエコノミーは既に無くなっていましたので
どういう現象が起きていたのか理解させなければいけません。

欧米人には12000元が往復の上限だそうですが、日本人には8000元が上限です。
夏の帰国時には往復チケットの場合、その半額を着任時の航空券と合算して
1年間契約の往復航空券代として適用する、ということなので、自身の出費を
抑えたい場合は、約2400元以内に調整してください、と言われました。
到着日の要求をしておきながら上限は変えない、とは。。。

ちなみに、国際航空に登場したのは久しぶりでエコノミーの状況は
分からないのですが、ビジネスクラス担当のアテンダントは素晴らしい
接遇ぶりでした。これが同じアテンダントかと。
常に笑顔で、搭乗直後におしぼりとドリンクのサービス。ドリンクはグラスで
無くなりそうになるとおかわりが必要かどうか気にかけてくれます。
カーテン一つ隔てると別世界ですね。

外教担当からはその後、「搭乗日とパスポートの名前が記載された行程表が
あればそれでいい」、とメッセージが入りました。
中国ではレシート代わりに利用されているというものです。

実は国際航空のサービスデスクに電話が通じず、広島空港の事務所に直接
電話して事の経緯を話し、特別に手書きの領収書と行程表を用意して
もらいました。
行程表は別に自分でも用意しており、それは保管しておいたのでいざという
時にはそれを提出しますが、それにしても・・・
航空券の半券など、再発行できないものをどのような管理にしているのか
その神経を疑います。

それさえも写真もしくはスキャンしておかなければ危険?
次の機会は無いことを期待していますが。

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今日の気になる話題
<入管法等改正案が衆議院通過・来月成立、この法案を保守派の多くが誤解>
https://www.newspaper-ama.com/entry/2018/11/28/100459?fbclid=IwAR07nm
fR2EbR96A3P_97k_wQ4JYqBIfkHMZNQauAdtOldAfgvINpRc534gI

これはFBに投稿されていた方が紹介されていた個人のブログです。
この法案の主旨を分かりやすく書かれていると思われます。
何故か分からないのですが「移民政策」という言葉が独り歩きしていまして
保守を自称されている方々も大反対されているのですよね。

出入国と在留の管理がメインであり、受け入れを拡大するものでもない。
産経までも<受け入れ拡大>などと逆走してしまってましたが。

野党がこれほどまでに反対するのは、反日結党として何か不都合なことが
あるわけで、それをフィルターとして見れば、自ずと日本にとって必要な
ことだと分かるわけです。

 

 

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ビザ完了

2018年11月28日 | 日記

11月28日(水) 曇り

今日は午前中に公安局へ、ドイツ人教師と二人で行きました。
そして自身初めてAlipayの配車サービス、滴滴(ディーディー)を
使いました。
これまで、運転手と電話で会話するのが億劫で避けていたのですが
今回のデビューは問題なし。
というのも、呼んだのがタクシーなので、比較的見分けやすいのです。

何故一般車ではなく、タクシーなのか。学校に提出するレシートが
必要という理由です。

乗車地点と到着地点を予め定めておくので、運転手はアプリのナビを
見ながら、音声案内を聞きながら運転しますのでこちらが何を言う
必要もなし。
到着して運転手が支払いの画面を送ってくるので、それに暗証番号を
入れて終わり。とても便利です。

前回公安に来た時は3ヶ月間の居留許可証が付いたパスポートを受領
しましたが、今回は来年7月末までの居留許可、つまり学校との
契約期間までの居留許可がついたもので、漸くビザの処理が終わりました。

ドイツ人教師は前回手続きをした研究生に、丸1年、つまり来年11月
までの居留許可が欲しいと訴えたそうです。何故かと言うと、来年
他の学校に移ることになった際にそれだけの猶予があれば中国国内の
手続きで終わる可能性が高い、と。

「君も移籍を考えているんだね」と話すと笑っていました。
彼女が言うには、コンテストに向けた指導等で契約以外の仕事が
多すぎるというものです。空き時間には学校外の仕事もして稼ぎたいが
現状ではそれが不可能だと。
そのコンテストというのは北京市内のもので、指導から引率まで全て
外教が行ったのだそうです。

私が「日本語科では無給で週末に指導している教師がいて、私もそれを
日本語科から要求されている」と話しましたら、驚いていました。

淄博時代にはほとんどの英語教師が週末を使って家庭教師をし、学校の
月給以上の金を稼いでいましたが、もし私の現状を彼らに話したら
たぶん、この一言が返ってくるでしょう

" Crazy "

受け取ったパスポートには彼女の願い虚しく7月末までの居留許可が
新たに貼られていました。
彼女の話では、彼女の知り合いの教師が、北京市内と石家荘の大学で
11月までの居留許可をもらったのだそうです。

彼女曰く「11月まで余裕があると転職活動に有利になるから、学校は
許可しないわよね」と。
よほど問題がなければ、更新し続けるほうが手続きは楽です。

この春、4月に学校探しを始めて、5月中旬に契約を交わし、まさか
着任がこんなに遅くなるとは想像していませんでした。来年はおそらく
北京以外の地になるとは思いますが、工作証と居留許可の更新手続き
だけで終わることを期待しています。

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今日の気になる話題
<トランプ政権 同盟国に中国の通信機器の不使用求める>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181123/k10011721101000.html

「サイバー攻撃」戦闘行為ではない攻撃ですね。
以前次世代の党に所属していた頃の和田政宗議員がサイバー攻撃への
対応を政府に質問したことがありました。
こういう国の根幹を揺るがすようなことについての質疑は野党がすれば
株が上がるのでしょうけど、それができる方がいないか、してしまうと
親玉の中共に睨まれてしまうか。
強行採決で構わないので、政府主導で実施していただきたいものです。

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この学校特有の不思議なシステム

2018年11月27日 | 日記

11月27日(火) 晴れ

昨夜から今朝にかけて強風が吹き荒れました。木枯らしですね。
キャンパス内にある銀杏の木から葉が落ち、清掃の方が忙しそうに
動き回っていました。

さて、今日午後の授業の後、図書館に行って再び朗読用の本を見て
おりましたら、3年生から声をかけられました。

暫く話しておりましたら、ある質問が。
「先生はなぜ北京に来たのですか?」と。

彼女も山東省の出身で、
「地方にいると都会に対する憧れがあるでしょ」と話すと納得して
いました。

彼女の高考の点数で選択できる大学はこの学校の他に吉林大学と
山東大学があったそうです。
山東大学は私もそのレベルはよく知っています。
全国ランキング20位の超名門校です。
吉林大学は更に上の9位。
この学校は40位台なのですが、入学できるスコアはほぼ変わらず
だったそうです。これが地方から北京の大学に入る難しさですね。

彼女が言うには、今年からこの学校で新たなシステムが導入され
1年生が可愛そうだと。
何かと言いますと、日本語科の科目の中にドイツに関する科目が
導入されたのだそうです。
言われてみれば、1年生の時間割の中にそんな科目がありました。

なぜに日本語科にドイツの??
「北京のシステムは我々には理解不可能ですね」と彼女に言うと
「いえ、これはこの学校の特別なシステムです」と。
以前駐教から同じようなことを聞いたような覚えが。

知れば知るほど疑問が増えます。

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今日の気になる話題
<村田春樹氏「自衛隊が来るという事は“町全体が来る”。
 この安心感は凄い。子供逹が泣いて見送ったのを一切
 朝日新聞は無視した!」>
https://snjpn.net/archives/80667?fbclid=IwAR2g-E81sy-
2UjQIIQ7UvHQGbNOvnwOEGI6CyPe66CVATnzEmBllQiWlyus

西日本豪雨の際に広島の地元紙も完全に自衛隊を無視しました。
FBで情報を入手していた私は海自のガソリン搬入の情報に
どれだけ安堵したか。
情報の翌日には地元のGSの給油制限が解除されていました。

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上級者向けに

2018年11月27日 | 日記

11月26日(月) 曇り

1年生の朗読大会への作品選びがほぼ終了した、と思っていたところ
郷教からもらった資料を見て、あることに気づきました。
文章の下に文字数を記載してありまして、だいたい850~900文字の
間になっているため、その範囲に近づけようとするも選んだ作品が
ほぼ1000文字を超えてしまします。

さらに、その文字数がルビを振った後の数字だと知り愕然としました。
1000文字以上の文章にルビを振るとその分ボリュームは膨らみます。

郷教が選ぶ内容は、ほぼ作品の冒頭からその切のいい部分までなのですが
私はその結末まで読ませたほうが面白いと考え、若干難関ながら短編集を
選んでみました。
しかし、どう頑張っても1000文字は遥かに超えるため、作者に心の中で
詫びながら途中の文言を削除しました。

1200字以内が3作、1500字以内が3作、1年生の中でも既に教科書の
内容なら難なくクリアできる学生なら1500字以内でも3分ギリギリで
いけるのでは、という長さです。念の為郷教に確認したところ
挨拶も含め2分半程度、との返事でした。
前回話した時は2分~3分と聞いたのですけどね。

なんでも、以前2クラスで同じような作品を選定したところ、切る部分の
長さが異なっており、長い方を読んだクラスの学生から
「短いほうが楽だから不公平だ」というクレームがあったそうです。

それを聞き入れた結果がこういう状況を産んでいるようですが
なんとも向上心の無い話ですね。

私は、初級者部門と中上級者部門を分けてもいいのではないか、と
提案したのですが、上級者を目標に他の学生に頑張って欲しいし、
それだけ頑張ったという達成感を学生に味わって欲しいから、と
拒否されました。

良く取れば、底辺の底上げ、ですが
底辺が近づけそうな上級者のレベルって・・・。頭打ち?

元駐在員の先輩の話では、
「あの方法(やる気のない学生をも無理やり指導)だから確かに中間層は
 凄く分厚いんだよ。しかしね、バケモンがこの学校にはいないんだ」

そのバケモンになりそうな学生にニンジンをぶら下げてみたいのですよね。

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今日の気になる話題
<社民党の“美人市議” 佐藤あずささんが引退!>
https://snjpn.net/archives/80250?fbclid=IwAR13da3p4rAvLOiqf-LT0e
p_fL4cJi9vCe8OJiBhgSZuhtnU_N7dLSHEK7U

知らない議員さんですが、これだけ若者がネットを使って情報収集している
中でわざわざ社民党に属し、嫌がらせを受けても党員としては残ると
言っているのですから、思考回路を疑ってしまいますね。
党員として残るのであれば、わざわざ党を貶めるようなことはネットに
晒さないと思うのですけどね。
横にいるお方がそれ以上のオツムのお持ち主なので仕方がないですかね。

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来期の担当科目

2018年11月25日 | 日記

11月25日(日) 晴れ

昨日外教担当からグループメッセージが入りました。
「来学期の担当科目で新たに教科書の注文が必要なら
 再来週までに申請してください」と。

現状で教科書があるのは1年生の会話と双学位の基礎日本語の
二科目で、1年生の会話については来学期中に第2冊に入る
可能性がある、とは思っていたのですが、1年間でどこまで
進むべきなのかということは指示がありませんでした。

すると郷教から質問が
「来学期の担当科目が知らされていないので皆さんわからないと
 思います」と。

先にそれを知らせるべきなんですよね。

で、届いた担当科目の振り分けを見ると
1年生の会話がそれぞれ週2回に増えておりました。
しかも2回のうち1コマが必修で1コマは特別授業という扱いです。
相変わらず意味不明ですが、システム上会話は週1コマという
ことなのでしょうね。

会話が週2コマとなれば、確実に第2冊に入りますが、今学期
「注文済」と、この担当から伝えられた割には校内の本屋には
注文が入ってなかったということがありました。
「納入に半月かかる」との話から学生はネットで自主購入した
経緯があり、どちらがいいのか尋ねてみましたら
「出版社に注文すれば定価だが正規版、淘宝だと廉価だがほぼ海賊版」
との返事。どちらがいいかは学生と相談して欲しいと。

そういえば、学生から音声を依頼されメールで送ったのですが
海賊版、いわゆるコピー物だとCDが付属していないようですね。
中身が同じであればCDは一枚あれば十分です。

双学位については他の日本人教師に振り分けられた様子もないので
中国人教師の担当になったのかもしれません。
担当科目の中では最も緩い、と言いますか、時間になっても誰も来ない
時間を過ぎて一人二人来て、10分ほど待てば5人以上になるので
それまでネットを使って日本の歌を聴かせているという状態でした。

漸くペースを掴んできて面白くなってはきたのですが、週末の授業が
なくなるのであれば、それはそれで有り難いことです。
現状は日月がオフですが、月曜日は何かあれば対応する準備はして
おかなければなりません。

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今日の気になる話題
<「本当にごめんなさい」発言なかった… TBSが防弾少年団の
 フェイクニュースを訂正>
https://snjpn.net/archives/80144?fbclid=IwAR3TWsms-zVFGe8BQI
eg9Imp6hhy_qw12W7auZ2odGjwffHOQGEm8953Hq4

TBSなのでいつものことですね。懲りない。
記事下の方にファンの声として
「悪気があって着たわけじゃないと思うし」なんて声がありますが
TBSが用意したサクラですかね?
でなければ日教組に汚染されたオツムか、血があちらなのか。
まともな日本人の答えではありませんね。

それにしても、こんなに問題起こしてもコンサートを決行するとは
さすが我々には理解できない思考力をお持ちのようです。

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最も遅い学期終わり

2018年11月22日 | 日記

11月21日(水) 晴れ

冬休みの始まりについて気になることがあり、郷教に尋ねてみました。
今学期はいつまで学校にいればいいのか。

山東省の時は外教は学校スケジュールの授業最終週、例年第16週に
試験を実施してその後の処理が終われば仕事は終了でした。

郷教の話によると、必修の科目を担当している場合は試験週間
(第17週と18週の約2週間)の間で学部側の指定された日時に
試験を実施、全ての試験が終わった翌週の第19週に成績を提出
する際の表紙のチェックが入るのだそうで、それに間違いがあれば
訂正をしたあとで仕事終了なのだそうです。
訂正がない場合は連絡が来ないそうで2,3日は待つと。

試験期間が順調なら1月18日までになるはずで、翌週の月曜日が
21日ですから、早くても24日以降の帰国になるのかと。

私の前任者であり、この宿舎の前の住人でもあった先輩教師が部屋の
戸棚の中に残しておいてくれた「地球の歩き方 北京編」を片手に
北京を観光、などという甘い考えはとっくに封印しているのですが
この試験の後処理からチェックまでの間がそれに充てられる時間かと
思っています。

今までで最も遅い冬の帰国になりそうですが、その期間を利用しない
手はないと。

北京滞在中に訪れておきたい場所があります。

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朗読用作品選定

2018年11月20日 | 日記

11月20日(火) 曇り

来学期4月頃に予定されている1年生の朗読大会への準備が
始まっています。
同郷の先輩(以下、郷教)の先輩にあたる熱血教師が
1年生の朗読、2年生のスピーチ、3年生のプレゼンを実施
されたそうで、それを郷教が受け継いでいるのだそうです。
主催は日本人教師だそうで、その時期は無茶苦茶な忙しさに
なるのだそうです。
最初の面談では日本人主催などとは聞いてなかったので
これもうまく騙された気分ではあります。

1年生の発音を担当している我々がやることは、まず朗読させる
作品の選定(15程度)、各文章に中国語訳を付ける、学生に
選ばせる、選んだ作品に対し音声を吹き込んで渡す。

少し前に郷教からこんな話がありました。
「中国人教師から、文章がちょっと難しいのではないか、という
 意見があった」と。

難しいのは内容なのか、それとも長さなのか、尋ねましたら
その両方ではないかと。
ならば、どんな文章が良いと思うのか同じ中国人から見た
アドバイスはないのか。
建設的意見がなく単に文句なら誰にでも言えます。どこやらの
野党議員みたいに。
そういう期待はするだけ無駄でした。やはり。

例年は朗読時間は2分から3分の間だそうで、それならば1分半程度で
終わるような詩や古典などでもいいのではありませんか、と尋ねると、
「それだと登壇してすぐに帰ってくるようで登壇した意味がない」と。

いや、、長さも問題だと言ってませんでしたっけ?

さらには、
「あまり上手でない子も上手な子を目指してレベルアップさせたい
 ので、簡単な文章も困るんです」と。

つまり、中国人教師の意見も結局無視して従来の方法で行くということ。

ただ、昨年の主な作品は「ノルウェイの森」や現代の女性作家および
明治の文豪の作品等だったそうですが、優勝者は「走れメロス」を
朗読した成績はあまりさほど良くない学生だったそうです。

大教の話だと、その日招待した東京の学校の先生方が審査員を務めて
くださったそうで、「ノルウェイの森」を明るく元気に読むのを聴いて
違和感を感じたのだそうです。
私も村上春樹さんの作品はあまり知らないのですが、大教が言うには
「あれはそういうストーリーではない。何か勘違いしてないか」
というのが審査員の先生方の感想だったそうです。

「走れメロス」も小学校で読む作品だったかと思いますので、さほど
難しくはないかと。ただ、この作品を読んだのは郷教の担当では
なかったので、少々警告の意味もあるのかもしれません。

一昨日、郷教が選んだ15作品を提示され、「これで統一しませんか」と
打診されたのですが、知らない作品が複数盛り込まれており、吹き込む
のも苦労するので、私自身の選択も入れたい旨を返信しました。
「それは構わないので、中国語訳はつけてください」との返信でした。

図書館で本を見ていると面白そうなのが結構あるのですよね。

 

 

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図書館通い

2018年11月20日 | 日記

11月19日(月) 晴れ

ここ数日でかつてないほどに図書館通いをしています。
この1週間で借りた冊数がおそらく20冊。
全て読むわけではなく、資料として欲しい1~2ページの為に
借りるものもあります。

オフの今日は朝から専八と古典の本を借りに行きました。
学校のサイトから欲しい本を探すことができます。
日本語関連の本と文学の本がどこに位置するのかだいたい
分かってきました。

専八の参考書だけで6冊。
2005年から10年間の過去問を載せてある参考書、2002年から
4年間の過去問を掲載してある参考書、問題よりはその対策を
主に書いてあるもの、といろいろですが、日本語だけでかなりの
蔵書でしてこれは非常にありがたいことです。

今日午前中は2005年から10年間、つまり2014年までの文学史に
ついての過去問を全てスキャンし、問題の傾向を見てみました。

すると面白い傾向が見えてきました。
例えば、「枕草子」「方丈記」「徒然草」の三大随筆のうち
「枕草子」と「徒然草」については二度も出題されているのに
「方丈記」は一度も出題がない。
ある作家とその作品が2年連続で出題されているなど。

問題数が僅かに5問なので、出題者のやる気のなさ、かと勘ぐって
しまいます。とはいえ、簡単かというとそうでもなく、作品とは
直接関係のない事柄も1~2問出てきます。
5問全問正解は運次第ですね。

私としては過去の出題が分かったので、その部分については
授業で何か印象に残るように少し深く掘り下げてあげればよいかと。

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今日の気になる話題
<米、フィリピン沖に原子力空母展開 軍事、人権で対中圧力が本格化>
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181117/soc1811170004-n1.html

米大統領の動きのせいで原油価格が上がっている、と批判する声が
聞こえたことがありますが、そもそも南シナ海を中共に占められると
日本のシーレーンを抑えられる可能性があるわけで、第二次大戦前と同じ
状況になり得るわけです。
本来ならこの背景を報道するのがメディアの役目ですが、期待するだけ
無駄ですね。

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資料集め

2018年11月19日 | 日記

11月19日(日) 晴れ

今日もBeijing Blueの晴天となりました。

昨日双学位の資料準備に来週進む予定の課の本文の翻訳文と
昨日までの課の練習帳の参考答案をQQにアップしました。
ページをスキャンしたものです。
3人が閲覧して日本で言う「いいね」の「賛」ボタンを
押してくれました。

試験に参加した数が24人、普段の出席者が多くて15名程度。
ボタンは押さずとも閲覧してくれればOKです。

今日は、日本文学史の資料について考えました。
ずっと悩んでいるのですが、これという案が浮かびませんでした。
しかし、先日の大教の一言を思い出しました。

「日本概況を担当した時に主任から文句言われたんですよ」
「試験の中に歴史が無いって、専八に出題されるからですね」

日語専業八級、略して専八。
2年生の春に強制受験させられるのが専四でN2とN1の中間程度の
レベルと言われていますが、専八は研究生レベルとなり、これは
申し込みは自由だそうで、4年時に受験するものです。

図書館から参考書を借りてきました。文学史・文化・歴史・地理が
一つの設問の中に混在しており全10問、うち文学史が5問を占めて
います。

この専八は始まったのが2002年だそうで、比較的新しい試験かと。
過去問もあまり分量がなく、2010年頃からか文学史の出題形式が
変わっているようにも見受けられます。

中には2年連続「平家物語」関連の出題があるなど、少し偏りも
見えますが、ここに出題されたことを紹介すれば学生の目も変わる
可能性はあります。

中国の試験に沿う資料中心の授業方法に変えていこうかと。

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今日の気になる話題
<朝日新聞「イッテQのやらせ疑惑。『ない』ものを作り出して
『ある』とする行為は許されない」>
https://snjpn.net/archives/78803?fbclid=IwAR34M9bWgmTI1V8
WSd2EoWkQnwsSkn85lu2YxY-Hxf4xqUU8btf28erSMvs

日テレのこの番組を知らなかったので、何のことを言っているのか
分からなかったのですが、なるほど、この番組名をとばして読むと
朝日新聞への批判そのものになりますね。

安定の朝日ですね。この面の皮の厚さは隣国の血なのでしょうかね。

 

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