大気汚染復活

１１月３０日（月）　晴れ

雨から雪になって落ち着いていた大気汚染指数が今日また跳ね上がりました。
朝の時点で３７３（みなさん）、なんとも覚えやすい数字です。

そして夜になると４６６。

昨年学生が見せてくれたAPPではMAXの数値は５００でしたが、はてこの指数に
最大値があるのかどうか、疑問になってきました。

最近３年生の授業（日本の新聞）で環境問題がありましたので、そろそろ
政府は環境問題に取り組むべきではないか、と私の考えを話しました。
もちろん、外国人がその国の政治に口出すことなど内政干渉と言われても
仕方のないことですから教室外では話しませんが、少なくとも学生には
そういう意識を持って欲しいと思っています。

今朝の中国語の授業で先生に「マスクは着けないのですか」と尋ねましたら
長い間この地にいるから、もう慣れている、との返答でした。
確かに現地の人間であれば、これが普通なんですよね。
外から来た人間でないと、この空気の異常さが分からないかもしれません。

現地の人間が慣れている状態では政府に対して改善要求の運動も起きないか。
運動を起こしたとしても弾圧されるのがオチかもしれませんが。

舞台劇２位入賞

１１月２８日（土）　晴れ

外国語舞台劇が無事に終わりました。
日本語科は２位でした。２位と言ってもスコア上は３位。
１位から３位までそれぞれ順位の数だけ選ばれるため、計６組が表彰されます。
今日の決勝舞台では８組の演出でしたので、素晴らしい成績ですね。

私が彼らの練習を見たのは予選前の一回だけでした。
随分練習したのでしょう。素晴らしい成果を見せてくれました。

彼らの笑顔がとても素晴らしかった。

講評については考えておいた簡単なジョークがウケました。
「学生の練習ぶりは素晴らしかった、私の授業の時よりも真剣だったね」と。

今日の英語外教の審査員は外教のリーダー、アイリッシュの先生。
席が隣で、彼女が「私のクラスよ」と言うので点数を高めにつけたらその組が
優勝しました。見れば、英語コーナーで見かける学生が複数人。
私も馴染みが深いので、共に喜びました。

これで今学期のイベントは終了。
配音が優勝、舞台劇が２位、来期の歌でまた上位を狙えるかな。

招待状

１１月２７日（金）　晴れ

今日もまた快晴の一日でした。気温も５度くらいまで上がったと思われます。

今朝８時前、日本語科の事務室で授業に向かう準備をしておりましたら
２年生の女子が赤い紙を持って事務室に入ってきました。

「舞台劇の招待状」であることがすぐに分かりました。
運営している会のメンバーの一人です。
申し訳なさそうに「先生、明日の夜大丈夫ですか？」と。
土曜日開催に驚きましたが、断るわけにもいきません。
「私は評委(審査員)、それとも嘉宾(ゲスト)？」と尋ねると
審査員で点評(講評)もお願いしたいと。
ゲストは審査員の近くで鑑賞しつつ、最初の司会の紹介で観客席に向かって
挨拶するだけなので、とても楽なのです。
願わくはゲストだったのですが、学生の依頼は断れません。

英語外教は誰になりそうかと尋ねたら、おそらく女性教師だと。
英語外教の中では貴重な中国語が分かる教師です。
昨年と同じ流れになりそうです。

明日はどんな話をしようか、ただいま思案中です。

空調問題

１１月２６日（木）　晴れ

今日は朝から快晴でした。
そして気温もこの秋一番の冷え込みでした。

さて、午前中の授業の後、宿舎の事務室に立ち寄ったところ
事務員が「空調に何か問題はない？」と尋ねてきました。
昨年一昨年に比べて気温が低いとは感じていました。
それを伝えると、やはり他の部屋も同様のようで頷いていました。
さらに、夏から続くリビングのファンがうるさいのには、業者が忙しいから
もうしばらく待ってくれと。
「修理する」と事務員の方から言い出したのですけどね・・あれから既に半年。

「少しくらい気温が低いのは構わない、エアコン設置の件はどうなった？」と
尋ねたら、「夏にまた相談して」と逃げられました。
私にはそちらのほうがよっぽど重要なんですけどね。

２年連続で苦しんだ５月のあの地獄のような暑さ。
来年もしエアコン設置を受け入れられなければ、数日間は学校近くのホテルに
滞在することも考えています。
半年後の話ですが、気が重いですね。

スピーチ

１１月２５日（水）　曇りのち雪

降雪の翌日とあって朝は凍結した道を歩くのに苦労しました。
今日も午後から降り始めましたので、明日同じような状況になりそうです。

さて、先週と今週２年生の口語の授業でスピーチを実施しました。
日本語科主任の先生から依頼されたものです。
会話の練習だけではなく、何かテーマを決めて発表させて欲しいと。
一応今学期中に日本語科のスピーチコンテストが予定されていますが
おそらく出場するのは３、４年生になるとのことで、来学期に向けて
２年生には練習させておくことにしました。

今回のテーマは『私の好きな映画・ドラマ・アニメ』にしました。
とっつきやすいテーマです。
今回は初回なので、まずは基本姿勢の練習から。

大きな声ではっきりと話す。
原稿は見ても構わないが、なるべく前を見るように。
手は横か前に置き、例え間違えても顔や頭を触らない。
スピーチ開始前と終了後はきちんと挨拶、お辞儀をする。
誰かがスピーチしている最中は私語はしない。

私はドラマ感想文以外、作文を課題や宿題で出すことはないのですが
こうやって見ると、個々の学習レベルが見て取れて面白いですね。
普段は大人しいながらもしっかりとした文章を書いており、すぐにでも
コンテストに参加させたい学生も複数人いました。

今日は２組の実施、ある三人の学生のスピーチを聴いて驚きました。
うち二人は『孤独のグルメ』のファン。
私は個人的に好きなドラマですが、学生には紹介したことがありません。
二人のうち女子のファンがスピーチの最後で、「原作の久住さんはいつも
お酒を飲んでいるのに、何故五郎さんはお酒が飲めないのか」と質問しており
思わず吹き出しました。
よく見てますね。確かにあのドラマの設定では松重豊さんは下戸で甘党なのかと
思ってしまうのですが、本当は真逆なのだそうで。

あと一人は『世界の中心で愛をさけぶ』の映画版が好きだと。
私はドラマの方しか知らないのですが、あれには何度も涙しました。
こんなに映画やドラマがたくさんある中でよく見つけたものです。

その他、嬉しいメッセージもありました。
授業で紹介した『南極大陸』と『天皇の料理番』を観て、夢を持つことの、
どんな困難にも諦めないことの大切さを学んだと。
特に『南極大陸』の高評価が多かったですね。

予想以上に有意義だったスピーチ、１２月に再度期末試験を兼ねて実施する
予定です。次のテーマは何にしようか思案中です。

初雪

１１月２４日（火）　雪

天気予報通り午前中から雪になりました。
私は雪は見慣れていますが、雪の少ない地方から来た学生には新鮮なようで
歓声を上げていました。その姿が私には新鮮でした。

実を言うと、この地で雪を見るのは私も初めてです。
この秋は降雨量が多いので、降雪を見る機会が多いかもしれません。

さて、年末帰国に向けて３週間に渡って実施した補講が終了しました。
４科目６コマの補講、水曜日から金曜日までは課外活動や選択科目が集中する
関係上、空き時間が月曜日と火曜日の午後しかなく、先々週から２コマずつ
実施して今日で終えました。

これでクリスマスに期末試験を終え、その週末か週明けには帰国という予定が
今のところは立てられます。
思惑通りに事が進むかどうかは分かりませんが。

カウチポテトな週末

１１月２３日（月）　曇り

今朝の汚染指数が６５という驚異の数字でした。
雨降り後で寒かったものの、深呼吸できる空気は素晴らしいですね。

この週末もまたドラマ漬けとなりました。
ヤフーニュースでも高視聴率を紹介されていた『下町ロケット』
続いて『コウノドリ』『無痛』『偽装の夫婦』『エンジェルハート』
深夜ドラマからは『おかしの家』『孤独のグルメ』『サムライせんせい』

『下町ロケット』は涙腺がかなり緩んでしまいました。
池井戸潤さんの作品は夏の『民王』が漸く一部学生の間で話題になってきました。
この『下町ロケット』もまた人気になるものと思っています。

『偽装の夫婦』は２年生の男子がスマホで観ていたのをたまたま見つけて
見始めたのですが、あの沢村一樹さんがゲイという設定と天海祐希さん演じる
ヒロの心の言葉が面白いですね。

学生に紹介するドラマはだんだん絞れてきましたので、来週末に迫った
日本語能力試験終了後にＱＱで紹介する予定です。

奇跡！汚染指数

１１月２２日（日）　雨

今日は朝から本降りの雨でした。雨が降ると気温が下がる。
天気予報では週明けから雪のようですね。

ここのところ毎朝チェックしている汚染指数、雨が続くとあってかなり下がっており
今朝は100台になり、そしてなんと、夕方には100を割りました。
なんと「良」の表示が！
　
100以下というのがどれだけ凄いかと言いますと、日本と同等レベルということです。
東京でも広島でも常に100未満で広島は50以下になることもありますね。
逆に言えば、雨が降らなければ300台を維持するここの大気汚染がいかに恐ろしいか
とも言えます。

降雪時はどうなるのでしょうね。
明日から三日間は雪マークですので、注目してみたいと思います。

応急処置

１１月２１日（土）　曇り時々雨

この地に来てまだ３年目ですが、この秋は雨が多いですね。
地元の先生方も今年は雨が多いとおっしゃってます。

さて、昨夜詰まってしまったシンクの排水管、素人でどこまで診ることが
できるか挑戦してみました。
結果は、あっけないほど単純なものでした。

まず、シンク下から伸びる管が下に引くだけで簡単に外れる、留め具さえない。

材質もかなりお粗末、日本のホームセンターで買ったことのある
洗濯機の排水用の管が高級品に思えるような材質でした。

詰まった原因は、３本の管が交わったあとの部分に、流れる水の量を
少量にする為の弁のようなものがあるのですが、水を通す口をゴム製の
パッキンが塞いでしまっていたというもの。

パッキンを取り外して流れは元通りになりましたが、汚れやゴミで今後
塞がる可能性は高いですね。

あまりにもずさんな配管ですが、濰坊時代にも排水管が詰まった後の修理が
同様のものだったことがあるので、これが特定の業者には普通のレベル
なのでしょうね。

どんなに表向きが綺麗に見えても、見えない部分はかなり簡素。
見えない部分にも手を抜かない日本の技術は本当に素晴らしい。

彼女たちのリベンジとハプニング

１１月２０日（金）　曇り

昨夜のメンバーが昨日のお返しにと料理を作りに来てくれました。
昨夜は夜の授業もあり、ゆっくりできなかったそうです。

お世辞にも美味とは言えませんでしたが、その心遣いには感謝です。

そして食事が終わった後、ハプニングが。
キッチンのシンクの水が流れない。

数日前から兆候はありました。
水のはけるのが遅くなっているような。

排水管のどこかが詰まっているのでしょう、軽く押してみたら凹みました。
そして少し揺らしたら、シンクの底の部分から水漏れが始まりました。

久しぶりに体験する中国品質。

この夏休み中に新しくしたばかりなのですけどね。
とはいえ、見栄えのする蛇口も、いつ付け根から外れるか分からないような
造りなので早晩何かが起こるであろうことは予測していました。

週末に修理に来てくれるあどうか分かりませんが、依頼だけしてみるかな。