「思うようにいくなら、ガネも横には這わん」

僕が失意の言を漏らしたり、落ち込んでいる時、母はいつもこう言って励ました。
これは「何事も自分の考え通りに進むなら、ガネ(蟹)だってまっすぐに歩けるが、
思い通りにいかずに横歩きしている」。何事も思い通りいかないのが世の中だと。
この一言は何の説得力も無かったが、母の的を得たユーモアにはいつも救われた。
ソチ五輪も熱き戦いが始まった。悲喜こもごものドラマに涙はつきものだ。

　　　『リベンジを誓うと糧になる涙』

(2013年4月・川柳つくばね誌上大会・課題「涙」・佳作)



　　　　　本日の歩数11,037歩