エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

雪遊びはイメージが重要・後編

2025-02-11 04:30:40 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は前回(R7.2.10)の続きで、生活科で行った雪遊びについて。
 1月後半、生活科の授業で近所の公園に行きました…が、条件が悪くて遊ぶ気にならない子供たち。
 ここは、何もない時代に適当な遊びを考えて遊んでいた私が、「頭さえ使えば、世の中、何でも遊べるモンなんだぜ」…と、見せつけてやろうではありませんか! …と言うのが前回でした。
 では、どうするか。
 実は、暖かい日が続くと、積もっている雪の表面が解けてくっつくのです。そのため、積もった雪の表面が少し硬めの板状になります。それを上手に剥がすと、厚さ2~3cmの雪の板が取れるのです。
 この雪の板、私が子供の頃は色々な遊びに使いました。まず、積み木の様に積み上げたり、重ねたりして、何かの形を作る事が出来ます。程良い大きさにして、フリスビーみたく投げて遊ぶ事も出来ます。小さめの塊に切り分け、雪合戦の玉として使う事も出来ます。また、瓦に見立てて、空手チョップやキックで割る事も出来ます。
 この雪の板、乱暴に扱うと直ぐ壊れます。だから、繊細な取り扱いが必要となります。大雑把で物の通り扱いの雑な現代っ子に、是非、体験させたい活動です。
 そんな訳で私は、「ふふふ…子供たちよ、見ているが良い(←『北斗の拳』の悪役風)」と言って、雪の板を切り出しにかかりました。
 やり方は簡単、手を尖らせ、切り出したい形に雪面へ刺して行きます。形が出来たら、周囲の雪を捨て、板の下部分の雪を削っていきます。この時、身長にやらないと割れてしまいます。上手に削ると、相当な大きさの形でも、綺麗に切り出す事が出来ます。
 周囲の子供たちは、「先生、何してんの?」みたいな顔で見ていますが、そんなのは放っておいて、雪の板で壁を作り、天井を乗せ、その上に更に壁を作り、天井を乗せ…とうとう、三階建ての「お家」を作り上げました。見ていた子供たち、「先生、すご~い!」と大興奮です。
 「ふふふ…どうじゃ、凄いじゃろう。先生を崇めるのぢゃ」…とは言わず、心の中で言うだけにしておきました。
 この後は、放っておいても大丈夫。子供たちが真似をして、どんどん活動し始めます。その内に、高く積むのではなく、壁を並べて迷路を作る子が出始めました。ちょっぴり私も参加した為か、参加者が増えていきます。さっき「雪合戦しよう」と言った子まで参加してきたり、「氷を見付けた」と言って小さな氷の塊を持って来る子がいたり、「松ぼっくり見付けた」と持って来る子がいたり、「こんな大きな壁が取れた」と自分の足くらいの長さの雪の板を持って来る子がいたり…最終的に、かなり大きな迷路が出来ました。
 因みに、氷の塊と松ぼっくりも有効活用します。どうするか迷っている様だったので、「迷路の飾りにしたり、迷路を探検している人にしたりしたらイイんじゃない?」とアドバイスしました。その後は、「ここで道に迷ってるんだよ」とか、「これから迷路に入ろうとしてるんだ」とか、「やった! 迷路から出られた!!」とか、イメージを広げて遊んでいました。
 うん、雪遊びってイメージが重要だよね。 d(^_-)=☆
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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