月・火曜は学校教育話。今回はタブレット端末を利用したアンケートについて。
札幌市で使っているタブレット端末「クロームブック」。重いし、使いにくいし、まぁ、言いたい事は色々とあるのですが、「クラスルーム」と言う機能を使うと、簡単にアンケートが作成できるのは良い点です。
この機能を使い、令和6年11月後半から私が行っているのが、「朝の簡単アンケート」です。これは、「あなたの すきな あそびをローマ字で うちましょう」とか、「きょうの あさごはんで たべたものをローマ字で うちましょう」と言った内容で行っています。自分で入力できる範囲で行えば良いので、何種類も列挙するのも良し、1つだけ打ち込むのも良しとしています。
このアンケート、そもそもは、仲良くしているnoterさんの記事で、「朝、簡単なアンケートをしています」と書かれていた事からヒントを得ました。このアンケートを使って、色々な事が出来そうだ…と考えたのです。
まず考えたのが、「アンケートの回答をローマ字で入力させたら、ローマ字入力の練習になるはず」と言う事です。
タブレット端末で学習を進める場合、日本語のローマ字入力が出来るかどうかは、かなり大きな影響を及ぼします。ハッキリ言って、ローマ字入力が出来なければ、タブレット端末を使う良さは半分以下です。だから、1年生であっても、ローマ字入力が出来る様に鍛えなくてはなりません。
もちろん、タイピングのアプリなどで練習はさせていますが、自分で考えた言葉を入力するのとは少し違います。1年生くらいだと、あくまでも「ゲームをしている」と言う感覚にしかなりません。
それが、アンケートで入力させるとなると大きく変わります。自分の答えは自分で考えた言葉で打たなくてはなりませんから、これはゲームではなく、立派な学習となります。例え短い言葉であっても、それを毎日行うのですから、効果は絶大でしょう。
次に考えたのが、「その日の学習と連動させて、学習効果を少しでも高められるのでは」と言う事です。
昔、私が北海道生活科連盟と言う団体に参加していた時、御世話になった方にS先生がいました。このS先生、凄い実力者で学ぶ事が沢山あったのですが(その分、「学習指導要領を読み込め!」など、厳しく指導される事も多々ありました…)、教わった事の1つが、「授業は単独で行うのではなく、関連させる事で効果が高まる」と言う事です。
その日の学習と朝のアンケートの内容を関連させる事で、例えば子供たちの中には、「あ、これ、朝のアンケートでやった内容だ」と気付く子が出てきます。すると、朝のアンケートで少し考えているので、より考えを深めやすくなります。また、朝のアンケートで考えていますから、「思い付かないよ~」と言い出す可能性が少なくなります。
これら2つの事の他にも、「その子を理解する情報を得られるのではないか」とか「タブレット端末を使う事への抵抗感を減らせるのではないか」と言った効果もねらっていました。まぁ、これについても書くと、ちょっと記事が長くなりすぎます。だから、それは別な機会とします。
取り敢えず、先程書いた2つの事は、予想通りの効果がありました。日本語のローマ字入力は、ほぼ全員が何とか出来る様になりましたし、その日の学習との連動も「それなりに」感じられます。
まだまだ検討の余地はありますが、なかなか面白い実践ではないか…と思います。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
札幌市で使っているタブレット端末「クロームブック」。重いし、使いにくいし、まぁ、言いたい事は色々とあるのですが、「クラスルーム」と言う機能を使うと、簡単にアンケートが作成できるのは良い点です。
この機能を使い、令和6年11月後半から私が行っているのが、「朝の簡単アンケート」です。これは、「あなたの すきな あそびをローマ字で うちましょう」とか、「きょうの あさごはんで たべたものをローマ字で うちましょう」と言った内容で行っています。自分で入力できる範囲で行えば良いので、何種類も列挙するのも良し、1つだけ打ち込むのも良しとしています。
このアンケート、そもそもは、仲良くしているnoterさんの記事で、「朝、簡単なアンケートをしています」と書かれていた事からヒントを得ました。このアンケートを使って、色々な事が出来そうだ…と考えたのです。
まず考えたのが、「アンケートの回答をローマ字で入力させたら、ローマ字入力の練習になるはず」と言う事です。
タブレット端末で学習を進める場合、日本語のローマ字入力が出来るかどうかは、かなり大きな影響を及ぼします。ハッキリ言って、ローマ字入力が出来なければ、タブレット端末を使う良さは半分以下です。だから、1年生であっても、ローマ字入力が出来る様に鍛えなくてはなりません。
もちろん、タイピングのアプリなどで練習はさせていますが、自分で考えた言葉を入力するのとは少し違います。1年生くらいだと、あくまでも「ゲームをしている」と言う感覚にしかなりません。
それが、アンケートで入力させるとなると大きく変わります。自分の答えは自分で考えた言葉で打たなくてはなりませんから、これはゲームではなく、立派な学習となります。例え短い言葉であっても、それを毎日行うのですから、効果は絶大でしょう。
次に考えたのが、「その日の学習と連動させて、学習効果を少しでも高められるのでは」と言う事です。
昔、私が北海道生活科連盟と言う団体に参加していた時、御世話になった方にS先生がいました。このS先生、凄い実力者で学ぶ事が沢山あったのですが(その分、「学習指導要領を読み込め!」など、厳しく指導される事も多々ありました…)、教わった事の1つが、「授業は単独で行うのではなく、関連させる事で効果が高まる」と言う事です。
その日の学習と朝のアンケートの内容を関連させる事で、例えば子供たちの中には、「あ、これ、朝のアンケートでやった内容だ」と気付く子が出てきます。すると、朝のアンケートで少し考えているので、より考えを深めやすくなります。また、朝のアンケートで考えていますから、「思い付かないよ~」と言い出す可能性が少なくなります。
これら2つの事の他にも、「その子を理解する情報を得られるのではないか」とか「タブレット端末を使う事への抵抗感を減らせるのではないか」と言った効果もねらっていました。まぁ、これについても書くと、ちょっと記事が長くなりすぎます。だから、それは別な機会とします。
取り敢えず、先程書いた2つの事は、予想通りの効果がありました。日本語のローマ字入力は、ほぼ全員が何とか出来る様になりましたし、その日の学習との連動も「それなりに」感じられます。
まだまだ検討の余地はありますが、なかなか面白い実践ではないか…と思います。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。