月・火曜は学校教育の話です。今回は、1年生の水泳学習の話を。
令和6年度、1年生を担任している私。水泳学習は7月第1週から開始し、第3週で終了しました。回数は4回。2単位時間(45分間×2コマ)続きで実施しているので、授業時数は全部で8単位時間分となります。
この、令和6年度の水泳学習で最も重点とした事…それは「人死に」を出さない事です。
すみません。レベルの低い重点目標で。
でも、ちょうど水泳学習が始まった頃、某県で、水泳学習の授業中に小学生が溺れ死ぬ痛ましい事故が発生してしまいました。ニュース記事を読むと、引率教師は3名(しかも1名は教頭先生!)もいて、決して安全を意識してなかった訳ではなかったのに、事故が発生してしまった様なのです。
残念ながら、「落ち着いている」とは言い難い1年生ですから、油断していたら簡単に事故が発生してしまいます。「水泳学習、楽しかった~」で終わるためには、レベルが低いと非難されても、最重点目標は「人死にを出さない」でいくべき…と判断しました。
それで、重点目標を具体化するための方策としては…
1.二言目には、「大事な事だから何度でも言うよ。
プールでは簡単に溺れて死んじゃうんだからね」と言う。
2.指示に従わない子はプールから上げる。
※事前に注意するので、結局、上げられた子はいませんでした。
3.指導している教職員で、必ずプール全体を確認する。
※見る角度が同じにならない様、立ち位置は気を付けました。
4.プールにいる時間を短くする。
※こまめにプールから上げ、休憩させました。
5.給水をこまめに行う。
※プールから上がったら、必ず給水させました。
…と、こんな感じです。まぁ、特別な事は何もしていません。
でも、以前記事に書きましたが、「危険であることを忘れないうちは安全である」です。当たり前を当たり前に続ける事、そこが最も大事だ…と、私は考えています。
もちろん、人死にはありませんでした。無事に終えられてホッと安心です。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。