このブログ、月~水曜は学校教育に関する話を書いています。今回は、昨日(R5.7.31)の内容の補足みたいな事を書きます。
長期休み前、必ず私は「死んではいけない」という指導を行います。この指導、実は私が考え出したものではありません。
話は遙か昔、初任者として私が赴任した学校での話です。
当時、その学校にはA先生という熱血先生が居ました。確か、夏休みの1日か2日前の事だったと思います。A先生の教室の横を通った時、「死ぬな!」という声が聞こえました。ぎょっとして教室内を覗きますと、黒板に大きく「死ぬな!」と書かれています。そして、A先生が子供たちに熱く語っていました。
直ぐに、その場を立ち去った私でしたが、その指導は強く印象に残りました。
でも、さっそく同じ指導をする様になった訳ではありません。当時の私には、その指導は強烈すぎて、取り入れる決断が出来なかったのです。まぁ、B級教師なので仕方ありませんね。
その指導を行うようになったのは、それから何年も過ぎた後です。その間に色々な出来事(長くなるので、別な機会に書きます)があり、私の中で熟成されて、自分でも納得の指導が出来るようになったのでしょう。明確には記憶も記録もしていませんが、十数年くらい前から指導するようになりました。
私にとっては極めて重要な指導ですが、実際に行うようになるまでは、案外、時間がかかっている訳です。