前回からの続き
足踏み運動動作なら、多少お体が不自由の方でも可能。
しかも狭い場所でも実現できる。
そう思った私ですが、今度はそれをどのように測定するか悩みました。
身体の複雑な構造をどのように見るか・・・・
そのときふと質点の力学を思い出しました。
身体を一つの小さな「ツブ」にモデル化して考えれば、とても簡単に解析できるはずです。
現にロボット工学では、二足歩行ロボットの重心位置(人体では丹田、へそのやや下)を質点と考え、「倒立振り子」の原理を使用し、重心バランスを制御している事も分かりました。
「そうだ!身体の重心位置(丹田)の加速度を測定すれば、身体の運動解析を簡単に出来るはずだ!」
無いお金を出して3軸加速度計を購入
患者さんの重心位置に取り付け、まずは加速度を計測しました。
丹田位置に加速度センサーを取り付け、足踏み運動を実施!
3軸(上下左右前後)の加速度ベクトルが測定されました。(見にくくて申し訳ありません)
「よかった~加速度が測定できました。」
「ほ~、これがお前が測定した加速度ね・・・・ここまでは大したものだ・・・しかしだから何なの?」
「えっ」
「だから測定したから何なの?って聞いてんだよ!これが患者さんのためにどう役立つんだ?」
「えっ・・・そ、それは・・・」
「しょうがないなぁ~、だからお前は邪道整体師なんだ!」
まだまだ道は遠いのでしょうか????