前回からの続き。
ここから先は先生のご指導により、特許出願中です。
患者さんの重心位置(丹田)部分に発生した、足踏み時の加速度をZMP(ゼロモーメントポイント)に変換。
積分による誤差の影響を考えずに、変位に変換する事を実施。
その結果患者さんの床面重心バランス(ZMP)が、時系列波形となって表現されました。
しかしこれでもまだ患者さんに理解しやすいとは、全く言えません。
「どうするか?」
その時ふっと、振動工学で使用されている、リサージュ図形を思い出しました。
リサージュ図形とは、X軸に発生した振動波形と、Y軸に発生した振動波形を一つの平面で表す方法です。
前後のZMPX(t)と左右のZMPY(t)をリサージュ図形で表すと・・・・
のようになりました。
画面では左手方向が前方、上方向が右重心バランスになります。
この図はやや後重心バランスになっています。
これで少しは患者さんにも分かりやすくなったと思います。
上の図は左股関節痛と左坐骨神経痛をお持ちの患者さんのリサージュ図形です。
患部の左足で重心が支えられず、バランスが右に偏り、さらに姿勢がよじれている事が確認できます。
これは慢性腰痛の患者さんのリサージュ図形です。
重心が後に大きく移動していて、常に腰部に負担がかかっている状態と推定できます。
「何とかここまでやりました。」
「ほ~ここまでやったのは大したものだ!これで患者さんの重心移動や、姿勢変化がある程度分かるようになったんだな。」
「そうですね。」
「しかしこれだけじゃ・・・まだイマイチだな・・・・もう少し科学的に分析できないか?」
「分かりました。やってみましょう。」
「おう、何か策があるみたいだな。」
「はい」
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患者さんの重心位置(丹田)部分に発生した、足踏み時の加速度をZMP(ゼロモーメントポイント)に変換。
積分による誤差の影響を考えずに、変位に変換する事を実施。
その結果患者さんの床面重心バランス(ZMP)が、時系列波形となって表現されました。
しかしこれでもまだ患者さんに理解しやすいとは、全く言えません。
「どうするか?」
その時ふっと、振動工学で使用されている、リサージュ図形を思い出しました。
リサージュ図形とは、X軸に発生した振動波形と、Y軸に発生した振動波形を一つの平面で表す方法です。
前後のZMPX(t)と左右のZMPY(t)をリサージュ図形で表すと・・・・
のようになりました。
画面では左手方向が前方、上方向が右重心バランスになります。
この図はやや後重心バランスになっています。
これで少しは患者さんにも分かりやすくなったと思います。
上の図は左股関節痛と左坐骨神経痛をお持ちの患者さんのリサージュ図形です。
患部の左足で重心が支えられず、バランスが右に偏り、さらに姿勢がよじれている事が確認できます。
これは慢性腰痛の患者さんのリサージュ図形です。
重心が後に大きく移動していて、常に腰部に負担がかかっている状態と推定できます。
「何とかここまでやりました。」
「ほ~ここまでやったのは大したものだ!これで患者さんの重心移動や、姿勢変化がある程度分かるようになったんだな。」
「そうですね。」
「しかしこれだけじゃ・・・まだイマイチだな・・・・もう少し科学的に分析できないか?」
「分かりました。やってみましょう。」
「おう、何か策があるみたいだな。」
「はい」