ロボット技術を応用して整体!篠崎技術士事務所の日記

身体の状態をコンピュータ解析し、骨盤矯正やギックリ腰などを科学的に分析する新しい整体院です。

ロボット工学が病気を治す?

2009-08-28 10:00:30 | 整体のできる技術士として
前回からの続き

女性の左右ZMP(ゼロモーメントポイント)波形のスペクトルが、自分の考えていた形にならない・・・・
男性と大きく違う・・・・
そう考えた私は、女性の左右ZMPデータを調べてみる事にしました。

「股関節の緩み、痛みとスペクトルとの関係・・・」


「下の図を見てください。人工股関節置換手術をした女性患者さんの左右ZMPスペクトルです。」



「足踏み基本周波数の約5倍の位置に、連続的な乱れが確認できます。」

「これは先日見えた大学の先生が言っていた、スペクトルと股関節の関係か・・・・」

「そうですね。そして次の図が先天的な変形性股関節痛の女性患者さんの左右ZMPです。」



「この患者さんは基本周波数の5倍の位置に、大きなピークも見られます。」

「ほ~それで?」

「つまり5倍周波数の乱れや、異常な大きさを持つ患者さんは、積極的に股関節の整体法を実施し、予防しようという考えが生まれました。」

「なるほどね・・・?」

「そして次にこのスペクトルに、東洋医学的考察を付け加えて診断しようと考えました。」

「東洋医学を・・・・どう言う事だ?」

「運動機能である股関節は、東洋医学で言うと脾胃経の経絡に当たります。」

「よく分からないなぁ~どういうことだ?」

「脾胃経の経絡とは、股関節、膝関節、胃、すい臓、婦人科系に属すると言われています。つまりこのようなスペクトルが確認された女性患者さんは脾胃経の病気も考慮して整体する必要があるということです。現にこのスペクトルが確認された患者さんの問診をすると、婦人科系疾患をお持ちの方が意外と多かったのです。」

「よく分からないが、なかなか面白そうだ。これに対する数字での裏づけはまだ無いんだな?急いだ方がいいかもしれないな。」

「そうですね。もしこれが正しければ・・・・」

「結論が早すぎる・・・・」

「スペクトルから婦人科系疾患の予防が出来るかもしれない・・・・ロボット工学で病気の予防が出来るかもしれない・・・・
という事になります。そうすれば・・・・
先日話題になった、余命一ヶ月の花嫁・・・・・
このような人が少しでも救われるかもしれない・・・・そう思ったんです。」

「おいおい・・・ちょっとオーバーな発言だ・・・」

「いいえ、ロボット工学・・・二足歩行ロボットは決してエンターテーメントの分野に止めてはいけません。もっと医学に応用すべきです。
そうすれば様々な病気をロボット工学で解明できると私は信じます。
先輩!これからも私のデータを見てくれますね・・・?」

「分かった分かった・・・地獄の底まで付き合うよ・・・」

「ありがとうございます。それでは次のデータを出します。少々お待ちを・・・・」