2008.04.27(日)
「
ダムマニア」(
http://dammania.net/)最後のネタ…
ホームページ「
ダムサイト」(
http://damsite.m78.com/top.html)の管理人である「萩原雅紀」(はぎわら-まさき)さんが綴る「ダム」(2007年2月),「ダム2」(2008年1月」という写真集(何れも発行元は株式会社メディアファクトリー)があります…

怒涛の放流,あふれる様式美,そして「ふたつとして同じものがない」多種多彩なデザイン…僕らの心を惹きつける巨大建造物…ダムの魅力がここにある…と冒頭のページに作者の想いが綴られています…
作者は1974年生まれ…幼少のころ,父親に偶然連れて行かれた「小河内ダム」(東京都)でダムに目覚め,1998年「宮ヶ瀬ダム」(神奈川県)との再会をきっかけに本格的にダムの撮影を開始…以降,ダムと名のつくもの全てを対象に,作者のライフワークとして「ダムめぐり」(=作者曰く,いくつかのダムを見ることを目的とした小旅行)を続けています…これまで訪れたダムは250箇所以上とのことです…
ダムは人間が造り出した建造物の中でも最大級の規模のもの…作者は,そんなダムを「建築美」の観点でとらえ,古城や寺社を眺めるのと同じような気持ちになって撮影している作者のマニアックぶりに素晴らしさを感じています…
作者が監修した「ザ・ダム放流」というDVDも発売されているんです…
飛瀑(滝の流れ)を思わせる優美な放流から,台風下での放流シーンなどを徹底収録したもので,放流シーンのみをフィーチャーしたDVD…人気深夜バラエティ「タモリ倶楽部」で特集され注目されました…マニアには堪らない一作といえるでしょう…

「ダムマニア」特集の最後に一言…
ダムとは,河川などの水を堰(せ)き止めて,水を貯めたり水位を上げたりするために建設される構造物のこと…発電や飲料水,農工業用水のための利水,洪水調節や砂防のための治水に区分され,国民の生活や国土保全の目的で築かれた工作物…
河川法におけるダムとは,堤体(ていたい)の基礎地盤から堤頂(ていちょう)までの高さが15m以上のものを総称して「ダム」と呼び,15m未満のものは「堰」(せき)と分類しています…
ダムの建設あるいはダムの存在は,河川環境の悪化,自然破壊の原因と言われますが,私たち人類・国民の生活に欠くことのできない有用な設備であることは間違いありません…
各地のダムでは,自然環境を損なわない設備対策や操作方法を追求し努力している多くの技術者がいることを知っていただきたいと思っております…
そんな私もダムマニアの一人なのかもしれません…
【本日の体重】 : 92.5kg(ダイエット開始から2年と87日目:-12.2kg)