今回発見された鍾馗さんは、私もこれまで一体しか見たことのない珍しいものです。
kiteさんが見つけているのは大阪府茨木市島ですから、直線距離にして約80キロ離れています。
厳しい残暑が続いている中、この鍾馗さんを求めて27日に行ってきました。
居場所はあらかじめ鬼瓦さんから教えていだいており、難なく見つかりました。
歩いて来た道を引き返すのではなく、町歩きを楽しみながら近くにある寺を目指して遠回りしたところ、
寺の正面でそっくりさんを見つけました。
海南市黒江と日方の路地を歩いて気づいたのは、鬼面の鬼瓦が民家のあちこちで見られたことです。
これでは鍾馗さんの出番がないのかもしれません。
車を止めた近くまで戻って、黒江ぬりもの館に寄り、
喉を潤すと同時に紀州備長炭食用パウダーで作られた「黒いパン」を食してきました。
帰りがけに前回正面から撮れなかった鍾馗さんのいるお宅まで行ってみました。
今回はタイミングよくご主人が外に出ておられ、中庭に入れていただくことができたので
鍾馗さんについて聞いてみましたが、「いつごろのものか知らない」とおっしゃっていました。
棟瓦と同化していて、遠くからでは見分けられません。