鍾馗文化は徳島県に伝わっているのだから、隣の香川県にも伝わっているはず。
そんな思いを持ち続けて、郷里の香川県内で鍾馗さんを見つけるのは念願だった。
瓦屋根のお宅を見つけると車のスピードを落として目を向けていたのだが、
これまで成果はなく、半ば諦めていたところだった。
4月4日のこと。
田舎(高松市)へ帰ったときにいつも立ち寄るスーパーマーケット。
広い駐車場に車を止めてなにげなく西側を見ると……。
古い民家の屋根になにか取りつけられている。
近くへ行ってみると、鍾馗さんもいるようだ。
恵比寿、大黒天、虎と獅子、鯉……屋根の上は大賑わい。
これだけそろっていると、鍾馗さんかどうか自信がなくなった。
実家ではネット接続できる環境にないため調べようがなく、
師匠に携帯メールで写真を送って問い合わせ、
「鍾馗さんと思います」との返事をいただいたのである。
=2010年4月6日再撮影《2010年4月4日発見》
黄色い矢印が鍾馗さん。
こんな感じで獅子と虎が対峙している。
左端は誰かわかりません。
ご存じの方がおられましたら教えていただけないでしょうか。
これまでは大きな木の枝が邪魔して、このお宅には気づかなかったのだと思う。
枝を剪定して見通しがよくなり、ついに発見!
寅と獅子の対峙なんて始めてみました。
3月に、鍾馗さんを探して奈良県の広陵町へ行ったとき、
七福神+鍾馗さんの計8体が飾られているお宅を見つけています。
それ以来の“大発見”になりました。(^^ゞ
>寅と獅子の対峙なんて始めてみました。
そうですか、珍しいんですね。
私は、民家に獅子が飾られているのも、虎が飾られているのも初見でした。
鍾馗さんだけでなく、こういうのを探すのも面白そうですね。
17日は2回目の見学会ですが、
浅田さん始めスタッフのみなさん、がんばってくださいね。