食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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夏でも体が冷えていると感じたらししとう

2013-08-06 | 体を中から温める
熱を冷ます食材が多くなってしまったので、今日は夏に美味しい野菜の中では、珍しく体を温める「ししとう」についてお届けします。

漢方では、胃腸の冷えを改善して寒気を散らす働きがあるといわれています。
唐辛子には消化機能を活性化し、食欲を増進させる効果があり、ししとうにもこの効果が期待できます。
夏でも一日中エアコンの効いた室内にいて、体が冷えていると感じる時に摂りたい食材です。

日焼けによるシミを防ぐビタミンCと、胃腸などの粘膜を強くしてくれるカロテンを豊富に含んでいるので、とても夏向きの野菜です。
カロテンは脂溶性のため、油を使って調理すると効率よく吸収できます。
強めの火加減でサッと加熱すれば、ビタミン類の損失も防げて美味しく食べられます。

今回はむくみと冷えが一緒に来ている時にぜひ食べてほしい一品です。
よくある食べ方なので今さら?という感じですが効果は期待できます(^_-)-☆

簡単おうち薬膳レシピ
ししとうのちりめんじゃこ炒め
胃腸を温め、水の代謝を助けてむくみを改善します


作り方
(1)ししとうはヘタを取り、包丁で縦に小さく切り込みを入れておく。破裂も防げるし味もしみやすくなる。
(2)フライパンにごま油を引いてししとうをサッと炒め、ちりめんじゃこを加えて、酒、めんつゆ少々で味つけする。

ししとうは、調理する前に竹串で穴を開けたり、包丁で切り込みを入れておくと、加熱した時に実が膨らんで破裂するのを防げます。
ちりめんじゃこには、消化機能を整えてむくみを取る効果があります。温涼どちらでもない平の性質です。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛/心・脾

効能
胃腸の冷えを改善し、寒気を散らす


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