東京都美術館で開催中の永遠の都 ローマ展に行ってきた。
素晴らしい展示だった
ローマ カピトリーノ美術館の所蔵作品で、紀元後300~500年の大理石の彫刻も多く出品されていた。
一番の見どころ、カピトリーノのヴィーナスはそれはそれは美しかった
ポージングの美しさと大理石のつややかさが相まって、ミロのヴィーナスと双肩というのも頷ける。
ヴィーナスだけで展示室1室を使う展示も素晴らしかった
360度鑑賞でき、私は右後ろからの姿がとても美しいと思った。
カピトリーノの雌狼 (ブロンズ、レプリカ)
コンスタンティヌス帝の巨像(ブロンズ、レプリカ)
はそれぞれのレプリカだが、それでも迫力があった
コンスタンティヌス帝の巨像は既にパーツに分かれて散逸してしまっているが、発見されたパーツで当時の人たちが興奮したであろうことは容易に想像できるものだった
いくつかあった胸像はシーザーを始め歴史に登場する人物で観ているだけで古代ローマの物語が頭を駆け巡る
私は2度ほどローマに行ったがカピトリーノ美術館は未訪問
1734年に美術館内部が公開され、一般市民に公開された美術館としては世界最古であること
広場を囲む形で美術館が建つが、この広場全体の構想や敷石の幾何学模様はミケランジェロの設計だと今回知った
丘の地形を利用した美しい美術館は外観を見てもため息が出るし、所蔵作品とその展示を映像で観てもため息がでる。
いくつかの作品は今後の美術館外にでることがないかもしれない貴重なものだそう。
ローマ展は12月10日まで東京で開催
来年1月からは福岡市美術館で開催される
公式サイトでの作品紹介(スペシャルタブの特別動画)が事前勉強にとても参考になった。