side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

牛田智大ピアノ・リサイタル @サントリーホール

2022年03月17日 | 音楽
3月15日(火)夜はサントリーホールに牛田智大さんのリサイタルを聴きに行った

今年デビュー10周年を迎える牛田さんの生演奏を聴くのは、2022年2月以来
あの時は新型コロナの急速な感染拡大時期で、果たしてリサイタルに行っていいのか判断に困ったことを思い出します。
前日には新宿オペラシティで同プログラムで開催されていました。

1階席やステージ裏(1階席から正面にみえるエリア)はほぼ満席でしたが、2階席の奥にはまとまった空席もあった様子。
それでも2夜連続の公演でこれだけの集客をみせるのは立派だと思います。

会場のサントリーホールではホワイエのカフェ営業が再開していました。
混雑緩和のため、エリア内への入場制限をしており、またドリンクはエリア内での消費のみのようでしたが、シャンパングラスを持った方もいました(私達は遠目でみていただけ)
クロークサービスは中断のままですが、少しづつ以前の状態が戻ってきているようです。

リサイタルのプログラムはオールショパン

ノクターン第8番変ニ長調 Op27No.2
バラード第4番ヘ短調 Op52
舟歌 嬰ヘ長調 Op60
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
(休憩20分)
3つのマズルカ Op.56
マズルカ ヘ短調 Op.68No.4
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ第7番変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」
(アンコール)
リスト:コンソレーション第3番
リスト:愛の夢第3番
シューマン/リスト:献呈
シューマン:トロイメライ 

今年23歳になる牛田さんの演奏は、少し骨太になった感もあり、彼の実直さと相まって、ストレートに訴えてくるものがありました。
プログラムの構成は、20代のショパンが手記に残した「人間がなしえるもっとも偉大な行為とは死であり、もっとも罪深き行為は生きることである」をテーマにしていると配布されたプログラムに掲載されていました。

プログラムノート(解説)も牛田さんによるもの
それぞれの曲の解釈や聴き所、演奏する上での課題にも触れています。

途中の大きな休憩(20分間)を除けば、1曲目の直後に舞台袖に下がった以外、今回はプログラムを弾き続けた。
2曲続けると、挨拶して舞台袖に下がって、、、というリサイタルが多い中、曲と曲との間にも立ち上がることなく引き続ける集中力は凄いと思った。

ただ、私個人の感想を言えば、私自身がそこまで集中力を維持するのがいっぱいいっぱいで、、、
公演後の疲労感はいつもより大きく、リサイタルの心地よい余韻に浸る状態ではなかったのが残念




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